【人間を考える】地球人としての人間のあり方が学べます。
今回の読書メモは『人間を考える』です。
本書を手にした理由は人間道について学びたいと考えたからです。
「日本」「世界」「地球」がこれからも、もっとよくなっていくためには人間の担うところが大きいのです。
本書には人間の「本質」「あり方」「あゆみ方」についてまとめられています。
本書は著者から後世の人々へ向けた「後をよろしく」といったメッセージなのでしょう。
人間を考える―新しい人間観の提唱・真の人間道を求めて (PHP文庫)
- 作者: 松下幸之助
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1995/01/01
- メディア: 文庫
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ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
いっさいを容認する
◆158ページ~170ページ◆
まず第一に大切なことは、人も物もすべてをあるがままに容認するということです。つまり、人間道は、人間万物いっさいがそれぞれに天与の使命なり特質、意義というものをもって存在しているという基本の見方に立って、人間同士なり、天地自然のいっさいのものをすべてあるがままにみとめる、容認するということから始めなければならないと思うのです。言いかえれば、いかなるものでもその存在を否定したり排除しないということです。
人も物もすべてをあるがままに容認する
いかなるモノに対して、その存在を否定したり、排除えしたりしないようにします。
いかに処遇するか
◆172ページ~184ページ◆
つまり人間道の第二の要点は、万人万物それぞれに与えられている天与の使命、特質というものを正しく生かすというか、適切に処置、処遇するということです。大自然の営みをみてもわかるように、自然の理法というものは、たくまずして万物を生かし、調和のうちにこれらを生成発展せしめています。それと同じように、人間道というものも、この自然の理法にしたがい、いっさいのものを適所において、ともどもに生かしていくことが大事なのです。言いかえれば自他共存、調和共栄の道を求めていくということになりましょう。
自他共存、調和共栄の道を求める
今風に言えば「WIN-WIN」ということでしょうか?
相手に矢印を向けて、「どうすれば喜んでくれるのか」といった視点で考えるようにします。
人間道を支えるもの
◆186ページ~195ページ◆
このように、人間道とは、礼の精神と衆知にもとづくことによって、より正しく、より豊かに、より円滑にあゆむことができるようになってくるわけです。ですから、お互いに共同生活の諸活動のすべてにわたって、そのことをわきまえつつあゆむということがきわめて大事だと思います。そうすることによって、人間の偉大な天命を発現していくあゆみが、真にのぞましい形で歩一歩とあらわれ、万人万物の共存共栄の姿が共同生活の各面におのずと生み出されてくると思うのです。
礼の精神と衆知にもとづく
日々感謝、そして人の話を受け入れるということでしょうか?
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 人も物もすべてをあるがままに容認すること。
2) 自他共存、調和共栄の道を求めること。
3) 礼の精神と衆知にもとづくこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。