【経営者を目指している人向け】実践的な経営理念、経営哲学が学べます。
今回のオススメ本は、『実践経営哲学』です。
本書は、経営者を目指しているあなたへオススメです。
本書には、松下幸之助翁の60年の事業体験を通じて培い、実践してきた経営についての基本の考え方、いわゆる「経営理念」「経営哲学」がまとめられています。
実践的な「経営理念」「経営哲学」が学べます。
著者について
著者は、経営の神様、松下幸之助翁です。
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者です。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれ、9歳で単身大阪に出てきて、火鉢店、自転車店に奉公の後、大阪電燈(株)に勤務します。
大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業し、昭和21(1946)年にはPHP研究所を創設します。
さらに昭和54(1979)年には、財団法人松下政経塾を設立します。
実践的な経営哲学
本書には、実践的な経営哲学がまとめられています。
まず経営理念を確立すること
ことごとく生成発展と考えること
人間観をもつこと
使命を正しく認識すること
自然の理法に従うこと
利益は報酬であること
共存共栄に徹すること
世間は正しいと考えること
必ず成功すると考えること
自主経営を心がけること
ダム経営を実行すること
適性経営を行うこと
専業に徹すること
人をつくること
衆知を集めること
対立しつつ調和すること
経営は創造であること
時代の変化に適応すること
政治に関心をもつこと
素直な心になること
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
使命を正しく認識すること
◆24ページ~28ページ◆
だから、たとえ個人企業であろうと、その企業のあり方については、私の立場、私の都合でものごとを考えてはいけない。常に、そのことが人びとの共同生活にどのような影響を及ぼすか、プラスになるかマイナスになるかという観点から、ものを考え、判断しなくてはならない。
共同生活にどのような影響を及ぼすかを考える
「人びとの共同生活にどのような影響を及ぼすか」
「プラスになるか、マイナスになるか」
この考え方の軸がブレないことが、企業の安定成長の条件なのでしょう。
対立しつつ調和すること
◆88ページ~93ページ◆
考えてみれば、この宇宙の一切のものはすべて対立しつつ調和しているのではないだろうか。それぞれのものがそれぞれの個性というか特質を持って、いわば自己を主張し合っている。それが対立である。だから、月と太陽も対立しているし、山と川も対立している。男と女も対立していると考えられる。しかし、ただ対立しているだけかというと、そうで なく、対立しながらも、互いに調和し合って、この大自然なり人間社会の秩序というものを形づくっているわけである。
対立しつつ、調和する
相手と対立しても、それぞれの存在を認めること。
そして、双方の良い点を取り入れ、調和していくこと。
それが人間社会の秩序を保つポイントなのでしょう。
素直な心になること
◆110ページ~115ページ◆
世間大衆の声に、また部下の言葉に謙虚に耳を傾ける。それができるのが素直な心である。それを自分が正しいのだ、自分の方が偉いのだということにとらわれると、人の言葉が耳に入らない。衆知が集まらない。いきおい自分一人の小さな知恵だけで経営を行うようになってしまう。これまた失敗に結びつきやすい。
素直な心になる
松下幸之助翁といえば「素直な心」
「素直な心」を養うために、「周りの人々は、みんな自分よりも偉い」と思うことが大切なのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだ実践的な経営哲学のポイントは以下の3点です。
1) 共同生活にどのような影響を及ぼすかを考えること。
2) 対立しつつ、調和すること。
3) 素直な心になること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。