四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【アグリゲーター】これから主役となる働き方が学べます。

 

今回の読書メモはアグリゲーターです。 

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本書を手にした理由はアグリゲーターについて学びたいと考えたからです。

現代の企業が抱えている経営課題を解決するためには「企業の問題」と「個人が抱える課題」を同時に解いていく必要があります。

この連立方程式を解くための前提条件は以下になります。

(1)企業は「個人の成長を支援する器」に

(2)「分業」から「個人の総合力」の組み合わせへ

(3)「同質の人材育成・維持」から「多様な人財の新陳代謝」へ

そしてこの連立方程式を解くキーパーソンが「アグリゲーター」なのです。

現代社会で自立的な新しい働き方を体現している人々を著者は「アグリゲーター」と名づけています。

アグリゲーター」は、自分のやるべきことを見出し、それをいかなる環境においても最後までやり切る「力」と「モチベーション」を持っています。 

アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方

アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方

 

 

目次

【第1章】個人と企業の問題は一度に解かなければならない

【第2章】企業経営を変える三つの武器I・C・M

【第3章】硬直化した企業組織をどうやって壊せばいいのか

【第4章】アグリゲーターが活躍する時代

【第5章】アグリゲーターを生み出す組織

【第6章】イノベーションパワーを拡大する七つの要素

【第7章】「人財育成」と「イノベーション」は同時に進めよ

【第8章】二〇三〇年 社会、企業、働くワタシ

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

セルフスターターの動きを奨励

◆124ページ~127ページ◆

「個人のビジョン」について議論する時、私はいつも「3+1=∞」の公式で説明している。この公式は全くのオリジナルのものだが、「3」とは、ビジョン、能力、キャリア、そこに加わる「1」はパッション(情熱)。それらを足すと、個人のパワーは無限大となるという考え方だ。ビジョンとは、個人が持つ「自分はこれを実現したい」「自分はこうありたい」という想いであり、裏を返せば、自分は最終的に社会でどのように記憶されたいかということだ。そして、そのビジョンの達成に向けては、個人個人が自分の能力を高める必要がある。能力とは、自らの情報力・技術力・経験などを生かして成果を生み出す力だ。さらに、能力を手に入れるためにキャリアが存在する。キャリアとは、能力を獲得していく上での手段だ。

 

「3+1=∞」に取り組む

「ビジョン」「能力」「キャリア」、これに「情熱」を加わえることで個人のパワーは無限大になります。

それぞれの項目を最大化するよう取り組みます。

 

ヤフージャパン 宮坂学

◆156ページ~157ページ◆

彼らはアイデアを思い付くだけのただのアイデアマンとは違う。誰かが素晴らしいサービスを提供し始めた時に「それは僕も考えていた」と言う人ではない。仮にそのアイデアを思い付く人が一万人いたとしたら、行動に移せるのは、そのうち100人程度しかいない。そして、行動をやり切り、成果を出せる人は、そのうち一人いるかいないかであろう。アグリゲーターには、自分がこれは素晴らしいアイデアだと信じられるものを持っている。そして、共鳴する人を探し続け、共に作り出すプロセスを楽しく感じ、また、耐え忍時期も乗り換えながらやり切る胆力がある。

 

これは素晴らしいアイデアだと信じられるものを持つ

まずは自分の仕事の中で、これは素晴らしいアイデアだと信じられるもの定義します。

そして共鳴する人を探し続け、共にアイデアを実現化していくプロセスを楽しみます。

 

「事業のターゲット顧客」「事業の価値」の再定義をし続ける

◆221ページ◆

一通り事業を小さく廻す過程で意識するのは、「この事業は誰が相手か」「その相手が喜ぶポイントはどこか」を明確化していくことだ。「価値があるかもしれない」という状態で、顧客やビジネスパートナーを巻き込んで一連のトライアルをやってみているわけだが、いろいろやってみると自分の想定外の風景が見えてくる。自分では気付かなかった事業の価値や、他社サービスとの組み合わせの可能性、また、思ってもいなかった顧客の登場もあるだろう。想定外の変化に応じて軌道修正を繰り返しながら、事業モデルを模索していく。こうして本格的な事業モデルをつくっていく前に、この「相手は誰か」「価値は何か」を振り返り、再定義することが重要であり、それこそがこのトライアルの大きな意義である。よって、事業をやらせる側も、途中段階で「当初のプランと違うではないか」「計画が甘いのではないか」と責めてはいけない。「相手」と「価値」が明らかになれば、どんなサービスを、誰と、どんな体制で提供し、どこで儲けるのかがおのずと明確になり、歯切れのよい事業モデルを構築することができるのだ。

 

トライアルで「相手は誰か」「価値は何か」を振り返る

事業モデルは、最初に「相手は誰か」「価値は何か」を明確にします。

そして、トライアルを繰り返して見極めるようにします。

ここが定まれば歯切れのよい事業モデルが構築できます。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「3+1=∞」に取り組むこと。

2) これは素晴らしいアイデアだと信じられるものを持つこと。

3) トライアルで「相手は誰か」「価値は何か」を振り返ること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。