【仕事が速いお金持ち 仕事が遅い貧乏人】仕事が速い人の考え方が学べます。
今回の読書メモは『仕事が速いお金持ち 仕事が遅い貧乏人』です。
本書を手にした理由はお金持ちの「考え方」や「行動」を学びたいと考えたからです。
著者は職業柄、数多くのお金持ちと呼ばれる人や、サラリーマンから起業家に転身して成功した人に会ってきました。
本書では、著者が会ってきた人たちの行動とその背景にある考え方を、様々なシチュエーションにおいて「仕事が速いお金持ち」と「仕事が遅い貧乏人」という比較軸で紹介しています。
著者
著者は、経営者の方です。
大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事します。
その後、大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームで経営コンサルタントとして活躍します。
2006年に独立します。
現在は、不動産投資コンサルティングや事業開発を手がける一方、資産運用やビジネススキルに関するセミナーや講演などでも活躍されています。
目次
【第1章】仕事が速いお金持ちは「チャンスのつかみ方」が違う!
【第2章】仕事が速いお金持ちは「集中力」が違う!
【第3章】仕事が速いお金持ちは「対人関係」が違う!
【第4章】仕事が速いお金持ちは「生活サイクル」が違う!
【第5章】仕事が速いお金持ちは「思考習慣」が違う!
【第6章】仕事が速いお金持ちは「勝ちパターン」が違う!
【第7章】仕事が速いお金持ちは「やり抜く力」が違う!
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
「長いスパン」で考える/「目の前のこと」で右往左往する
◆31ページ~34ページ◆
現時点での自分の状況も大局的に考えれば、人生80年のなかでは一瞬のさざ波のひとつに過ぎないことがわかります。だから仕事が速い人は、困ったこと、悩みごと、不安なことなどがあったとしても、立ち止まることなく淡々とタスクをこなしていけるのです。「今はこうだけど、これを長期スパンで考えると何が言えるか」というふうに、つねに広い視野、高い視座から抽象的に発想する姿勢を忘れないようにしたいものです。
「広い視野」「高い視座」から抽象的に発想する
抽象化することで影響範囲が広がります。
空間軸、時間軸、対象軸などを広げて考えるようにします。
そうすれば未来に向かって挑戦できるようになると思います。
「自分のせい」と考える/「環境のせい」にする
◆40ページ~44ページ◆
ここで重要なのは、「今の状況になったのは自分のせいだ。だから自らの意志と努力で打開するしかない」という強烈な自己責任意識を持てるかどうかです。「他人のせい」にすると、自分では何もコントロールできません。なぜなら自分の成果が出ないのも給料が上がらないのも、すべて自分の関わりは関係ないということだからです。しかし「自分のせい」と捉えれば、あとは自分で工夫し自分が行動を起こすだけという結論になります。そしてそれが、結局は自分の状況を改善する唯一の方法ではないでしょうか。
常に「自分のせい」と捉える
「自分のせい」と捉え、自分でコントロールできることにドンドン取り組みます。
もちろん取り組みにあってはPDCAサイクルを回すことも忘れません。
積極的に情報発信する/情報を隠そうとする
◆216ページ~219ページ◆
まず、情報発信には当然ながら情報収集が必要ですが、発信しようとするから本人の興味関心のアンテナも鋭くなり、無意識的にネタを集めようとします。つまり仕事に関して言えば、他人よりも「詳しくなる」「最新の動向を知っている」「変化を捉えている」ということにつながります。次に情報を発信するには、口頭であれ文章であれ、自分の言葉に変換する必要があります。なぜなら、今朝の朝刊に書いてあるようなただの事実情報であれば、自分から発信する意味がないからです。それを知った他人も「ふうん」「だから何?」「知ってるよ」くらいの反応でしょう。つまり「仕事が速い人は情報をもとに考える」の項目で述べたとおり、自分の意見や主張を織り込むという「考える」作業が発生します。そしてこれが相手に「なるほど」と思わせるなど価値を生みます。そして、「情報は発信するところに集まる」と言われるとおり、発信すればするほど情報がどんどん集まってくるというスパイラルが起こります。
積極的に情報発信する
情報は発信するところに集まります。
情報は留めることなく流通させるようにします。
ただし、右から左へただ流すのではなく、自分の考えを織り込んで流すようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 「広い視野」「高い視座」から抽象的に発想すること。
2) 常に「自分のせい」と捉えること。
3) 積極的に情報発信すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。