【思考停止したくない人向け】 思考停止から抜け出す方法が学べます。
今回のオススメ本は、『思考停止という病』です。
本書は、思考停止したくない方へオススメです。
なぜ、思考停止してしまうのか、その原因を解き明かした上で、どうすれば自分で考えるようになるのかがまとめられています。
自分で考えることのメリットは?
(1)奴隷の人生から、本当にやりたい人生に進むことができる
(2)自分の考えが正しいか、間違っているか、を正しくチェックできる
(3)メディアや権力者から騙されなくなる
(4)世の中を見る時の深みが変わる などなど
これらは、自分で考えることのメリットです。
では、こんなにもメリットがあるのに、人は何故考えなくなるのでしょう。
その理由は「前例主義」「知識不足」「ゴールがない」の3つだと著者はいいます。
どうすれば、自分で考えるようになるのか、それは本書で確認してください。
著者について
著者は、科学者の方です。
認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)であり、計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)でもあります。
そして、他にもたくさんの肩書を持たれているスゴイ方です。
思考停止から抜け出す方法
本書には、思考停止から抜け出す方法がまとめられています。
第1章 思考停止する社会
第2章 なぜ日本人の思考は停止するのか?
第3章 自分の頭で考える技術
第4章 思考停止しないための論理力
第5章 ヒルクライミングする「考え続ける脳」
第6章 最高の人生を手に入れる考える力
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
思考をしていない人=ゴールがない人
◆52ページ~53ページ◆
では、どうすれば問題意識を持てるかというと、ゴールを持てばいいのです。現状を変えることや良くすることを本気で考えるからこそ、現実を疑い、問題意識を持つのです。ゴールがあると、抽象思考がうまくなります。つまり、思考のヒルクライミングが起こります。目の前にある仕事だけを見るのではなく、上の次元から思考することになるので、IQが向上するのです。これがいわゆるクリエイティブな思考です。クリエイティブな思考とは、ゴールに向かって抽象度を高くする思考のことです。
ゴールを持つ
思考停止から抜け出すための第一歩は、ゴールを持つことです。
そのゴールは、強烈でなければいけません。
現状の延長線上にではなく、現状の外側で設定する必要があります。
トゥールモンロジックという武器
◆133ページ~136ページ◆
トゥールミンロジックは、「データ」「ワラント」「クレーム」の3つを利用します。データとは、主張を裏付ける事実のことです。信用性の高い客観的な資料であればあるほど、情報的な強度を持ちます。ワラントは、論証の根拠のこと、データがどうして主張の裏付けになるかという論拠のことです。日本語にはない概念なのでわかりづらいかもしれません。主張を裏付けるデータを持ってきても、それが主張を本当に裏付けているか説明しなければいけません。それをワラントといいます。クレームは、主張のことです。日本だとクレームは「苦情」という意味で使われていますが、本来は「主張」であり、「断言する」という意味合いで使われます。権利や真実について述べる時に使われます。
「空」「雨」「傘」を利用する
トゥールミンロジックの「データ(事実)」「ワラント(論拠)」「クレーム(主張)」は、いわゆる「空」「雨」「傘」ですよネ。
思考停止から抜け出すための次のステップは「空」「雨」「傘」で思考することです。
ローアルファ状態をつくりなさい
◆185ページ~189ページ◆
職場で働いている時に、私はいつも「want toを目指しなさい」と言ってきました。これはwant to(やりたい、したい)という職場環境のほうが、have to(やらなければならない)という職場環境で働くよりも圧倒的な生産性の違いが生まれるからです。have toで仕事をしている人は、常に緊張状態で仕事をしていることになります。これでは本来のパフォーマンスが発揮できません。脳のパフォーマンス低下とは、記憶力、認識力、理解力、問題解決力など思考にまつわる機能低下を表しています。
want toを目指す
脳のパフォーマンスを向上させるには、肉体と脳の両方をリラックス状態にする必要があります。
思考停止から抜け出すための最後のステップは、want to(やりたい、したい)で仕事をすることです。
おっさんの選択
本書から学んだ思考停止を防ぐ方法のポイントは以下の3点です。
1) ゴールを持つこと。
2) 「空」「雨」「傘」を利用すること。
3) want toを目指すこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。