【仕事の魔法】仕事で大切なことが学べます。
今回の読書メモは『仕事の魔法』です。
本書を手にした理由は前作の『営業の魔法』が大変参考になり、著者の他の本も読んでみたいと考えたからです。
本書は、前作同様ストーリー仕立てで、仕事に大切なことを教えてくれます。
今回は北海道に転勤になっていた主人公が9ヶ月ぶりに東京へ戻ってきます。
主任となり、部下も一人できたところから物語はスタートします。
部下といっしょに、以前お世話になった社長を訪問しながら学んでいきます。
著者
著者はプロセールスマンです。
高校卒業後、外資系フルコミッションの営業会社に入社します。
世界142ヶ国に支店をもち200年以上の歴史を持つ外資系営業会社で、入社初年度から2年間連続世界トップ・テンに名を連ねたプロセールスマンです。
退職後は、東京にて大手書店とのコラボレーションによる英会話学校の立ち上げを任され関東有数の有名スクールに育て上げます。
目次
【魔法その1】挨拶
【魔法その2】叡智
【魔法その3】夢を語り合う
【魔法その4】言葉
【魔法その5】ただ見ていてあげること
【魔法その6】歴史
【魔法その7】時間
【魔法その8】傍楽
【魔法その9】ご縁
【魔法その10】即動力
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
「使ってよいことばと、使ってはいけないことばがある。そして、ことばは命よりも重たい」
◆69ページ~81ページ◆
ことばの四戒
不妄語…でたらめをいってはいけない。
不悪口…人の悪口をいってはいけない。
不両舌…人が仲たがいするようなことをいってはいけない。
不綺語…おべんちゃらをいってはいけない。
「ことばの四戒」を実践する
「不妄語」守れていません。
「でたらめ」とならないよう、きちんと下調べを行います。
また、自分の意見の根拠をちゃと説明できるようにもします。
「人を育てるということは、五年、十年の先を考えるのではなく、千年、二千年の先を考えること」
◆108ページ~122ページ◆
時間にゆとりを持つこと。それが僕にとって一番大切なことであり、継続し続けていることのひとつでもあった。時間にゆとりがあると、すべての人、すべての出来事に「優しく」なれる。営業は数字との戦いだ。「ゆとり」が心から失われると、ついつい「利」に走り出す自分がいた。紙谷さんから直接学んだ最後の言葉が『先義後利』だった。利益は後で、まず正しい生き方が先だという教え。論語の中から「利を見ては義を思え」という道徳を教えてくださった。
時間にゆとりを持つ
『「ゆとり」が心から失われると、ついつい「利」に走り出す自分がいた』
これ、よく分かります。
気持ちに「ゆとり」がなくなると、焦ってしまい、売りが強くなり、お客様との距離がどんどん離れていき、負のスパイラルが回り出します。
時間にゆとりも持って、すべての人に「優しく」なるようにします。
「人生は自分のためあらず、大切な仲間を幸せにすることが人生の使命」
◆143ページ~155ページ◆
「もし、自分の人生のためだけに仕事をしているなら、きっと、どんな仕事であろうと、あなたは粘りも熱意もゴールを求める情熱すらなく、不平と不満ばかりを心にためるはずです。あなたが傍楽ことで、あなたの親兄弟はきっと幸せになります。あなたが傍楽ことで、あなたの町はきっと豊かになります。あなたが傍楽ことで、あなたの愛する人はきっと幸せになります。あなたは『頑張り人』なのです」
傍楽
傍楽(働く)とは、誰かのために一生懸命になることをいうのだそうです。
誰かが喜ぶ顔を想像しながら働くようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 「ことばの四戒」を実践すること。
2) 時間にゆとりを持つこと。
3) 傍楽こと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。