【一生涯仕事続けたい人向け】中高年起業家の在り方が学べます。
今回のオススメ本は、『人生の勝負は後半にあり』です。
本書は、一生涯仕事続けたいあなたへオススメです。
「サラリーマンがサラリーマンで終わる時代は終わった」
「これからはサラリーマンから起業家になることが時代の流れに変わっていく」と著者はいいます。
理由は
・定年までに無事に勤め上げたいというサラリーマンの願望をかなえることができない状況が続発する時代になってきていること。
・定年を迎えた人たちが期待している年金が、今後、徐々に減っていくという厳しい現実が待っていること。
サラリーマン時代は独立のための準備期間と捉え、人生の勝負は後半にあるとの自覚を持つようにしましょう。
著者について
著者は、社会教育家の方です。
大学卒業後、日本経済新聞社、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)を経て、1979年)独立します。
社会教育家として講演・執筆に活躍されています。
中高年起業家の在り方
本書には、中高年起業家の在り方がまとめられています。
【第1章】21世紀はなぜ起業の時代と言われるのか
【第2章】起業家の人生設計
【第3章】起業家として成功するための人生戦略
【第4章】森信三の言葉に学ぶ
【第5章】中高年起業家の全国51名の成功事例と成功則
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
サラリーマン根性から事業主(オーナー)魂の持ち主へ
◆47ページ~51ページ◆
「自分の仕事はお客様のためにあるものだ。だからお客様から要望があれば、どんな時間帯でも対応するのが事業主の務めだ」と理解している人は、事業主魂の持ち主だと言えましょう。私が独立当初から唱えてきたもう一つが「商売は良いお客様(=良客)の数で決まる」の言葉でした。良客を多く持つことで、良い見込客の紹介、良客からのリピートの注文が確保でき、事業は長続きするという、古今東西、不変の商売繁盛の奥義です。良客は無茶な要求をしません。24時間受け付けを掲げても実際には昼間に言ってくれます。良客は相手の事業魂を知れば、常識人として振舞うのです。
商売は良いお客様の数で決まる
良いお客様と取引できるよう、自分も良い営業を目指します。
また、良いお客様とはどんなお客様なのかを明確にします。
さらに、取引しないお客様についても明確にしておきます。
普段からの事業主の生き方に関心を寄せよう
◆51ページ~54ページ◆
凡人が天才・秀才・優等生・金持ちの子供たちの間に挟まって成功していくには、彼らと全く平等の財産である「時間」と「ことば」と「心構え」をどれだけ活用するかで決まります。この3つの財産を活用し続けることで、凡人でもそれなりに成功できると確信できたことが、私が独立を決断したことにつながりました。そして私自身がこの3つの財産を武器にして35年間、独立人生を維持してきました。ですからこの35年の経過報告が私の使命であると考えています。
「時間」「ことば」「心構え」の3つの財産を活用し続ける
「時間」の有効活用とは、「一点集中」と「こつこつ」の2つです。
「ことば」の有効活用とは、「相手を称賛し、祝福し、感謝し、激励するといった肯定語を使う」と「相手の話を聴くことに70%の時間配分、自分から話すのは30%の時間に留めておく」の2つです。
「心構え」の有効活用は、「積極性(前向き)」「明朗性(明るさ)」「利他性(思いやり)」の3つです。
この3つの財産を活用し続け、成功しましょう。
人は60歳から最低15年は働けると知っておこう
◆54ページ~58ページ◆
しかし余暇をどんなに充実させても人々の真の幸せは得られません。やはり私たちが幸福であり続けるためには、自分の仕事を確立し、それを死ぬまでしていくことです。野生の動物は死ぬまで働き、最後は静かに息を引き取ります。人間の生き方も本来そうあるべきです。そのことを福澤諭吉は「心訓」の中で「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つことです」と言っています。この「心訓」は福澤諭吉のものではないという説もありますが、たとえそうであっても、この言葉は人生の真実を表しています。
一生涯を貫く仕事を持つ
自分の一生涯の仕事は営業です。
70歳までは会社のために、71歳からは地域のために営業の仕事に取り組みます。
おっさんの選択
本書から学んだ中高年起業家の在り方のポイントは以下の3点です。
1) 商売は良いお客様の数で決まること。
2) 「時間」「ことば」「心構え」の3つの財産を活用し続けること。
3) 一生涯を貫く仕事を持つこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。