【出し抜く力】人を動かす文章が学べます。
今回の読書メモは『出し抜く力』です。
本書を手にした理由は人を動かす文章を書く方法を学びたいと考えたからです。
手品に必ずタネがあるように、人を動かす文章にもタネがあります。
人を動かす文章には「共感フレーム」と「物語フレーム」があります。
共感フレームとは読み手に距離を近づけて意見を表現していくことです。
物語フレームとは物語を語りながら、そこに自分の意見を表現していくことです。
本書には読み手を行動に駆り立てる言葉にあふれています。
著者について
セス・ゴーディンの出し抜く力: 先がわかる人は、何を見ているか (単行本)
- 作者: セスゴーディン,Seth Godin,神田昌典
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/11/24
- メディア: 単行本
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著者は今もっとも影響力のあるビジネス書作家です。
「米国屈指の名声を誇るカリスマ的マーケット戦略家」と賞賛され、2013年には「ダイレクト・マーケティングの殿堂」を受賞しています。
現代において最重要のビジネス思想家50人のランキングにも選ばれています。
目次
【1】 頭のいい人は「決断」と「行動」が速い
【2】 「むやみな競争」より「巧みな競争」
【3】 あなたの“絶対的価値”は、こうしてつくられる
【4】 失敗すらエネルギーに替える発想
【5】 「人は行かない道」を行け
【6】 あらゆるものが「新しい秩序」で動きはじめている
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
「必死に働く」とはどういうことか
◆31ページ~35ページ◆
「必死に働く」ということは、リスクを負うことにほかならない。それは失敗への恐れや、目立つことへの恐れ、拒否されることへの恐れなど、自分が直面したくないような状況にあえて立ち向かうときにはじまる。「必死に働く」ということは、こうした障壁を飛び越え、あるいはその下のトンネルを進み、さらなる障壁をも乗り越えていくように、自分自身を鍛えることである。そしてそれをやり遂げた後もなお、新たな挑戦に向かう習慣をつくることである。最後に重要な真実を教えよう。(仕事のデキる)同僚の必死の働きがリスキーに見えれば見えるほど、じつはそれは“安全”なのだということだ。
自分が直面したくないような状況にあえて立ち向かう
必死にがんばっている人を目の前にした時、人は応援したくなります。
あえてリスクをとって、必死に働くことで、仲間の協力を得られるのでしょう。
「自分らしさ」というワナ
◆66ページ~68ページ◆
人生というストーリーは、その人の舵とりしだいでどんな展開にもできるのに、その可能性をみずから放棄してもいいのだろうか。あなたが「自分のストーリーに合わない」ことを最後にしたのはいつだったか。「自分にふさわしくない」レストランへ最後に行ったのはいつだろう。「自分らしくない」営業活動を、最後にしたのはいつだっただろう。この不景気では、それはあまりにリスキーな行為に思える。そのため、ほとんどの人は安全第一の策をとり、ふたたびおなじみのストーリーへと戻っていくのだ。しかしいま、自分の描いてきた物語が障害になっているのなら、もしそれまでの自己イメージや世界観がいまの社会や経済、あるいは自分自身の目標に合わなくなってきたのなら、何か変化を起こすべきだろう。
「自分らしくない」ことに挑戦する
意外な展開があるから物語はおもしろいのです。
自らのコンフォートゾーンを飛び出し、山あり、谷ありのストーリーを生きていきます。
「自分の価値」が劇的に高まる働き方
◆85ページ~86ページ◆
次のようなとき、自分の存在に“価値”が生まれる。
◎自分の仕事や一緒に働く仲間を大切にする
◎自分のことよりも他人のことを思いやれる
◎世界をよりよい場所にしようとがんばっている
◎自分の仕事やそのやり方に関して、つねに向上心がある
◎人に対して、早急に判断して恥をかくまえに、相手を許し、いい学びの機会だととらえる
◎自分の言動によって周囲の人びとを感動させることができる
◎子供が成長して、あなたのようになりたいという
◎世界をありのままに受け止めながら、それでもできるだけ改善しようと思う
◎ノーベル賞受賞者であれ、貧しい人びとであれ、誰かの背中を押し、応援している
◎自分が部屋に入ると、その場がパッと明るくなる
◎何時間も、何日も、あるいは生涯にわたって存続し、人に残せる財産がある
自分の仕事や一緒に働く仲間を大切にする
「自分の価値」を劇的に高める働き方、自分は、自分の仕事や一緒に働く仲間を大切にすることから取り組みます。
そのためにまず、仲間を尊敬することからスタートします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 自分が直面したくないような状況にあえて立ち向かうこと。
2) 「自分らしくない」ことに挑戦すること。
3) 自分の仕事や一緒に働く仲間を大切にすること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。