四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【あなたの話が伝わらないのは 論理的思考が欠けているからだ】論理的思考のヒントが学べます。

 

今回の読書メモは『あなたの話が伝わらないのは 論理的思考が欠けているからだ』です。 

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本書を手にした理由は論理的思考のヒントを学びたいと考えたからです。

よくある言い回しを手がかりに、その問題点を探ります。

そこで本来働くべき論理とは何か?を整理しながら、論理の仕組みを明らかにします。

これを元に、最初の発言や文章を修正し、よりよい発言や文章にしていく方法がまとめられています。

「ものの見え方」「話の聞き方」「文章の書き方」についてのヒントが学べます。

 

著者 

著者は、「文章・論理」の指導者です。

大学卒行後、演劇研究所、予備校の講師を経て、インターネット講座「VOCABOW小論術」の校長となります。

「ロースクール」「MBA」の志望者などを対象に、「文章・論理」の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っています。

 

目次

【chapter1】日常で使う言葉と論理の基本

【chapter2】主張をはっきりさせる表現

【chapter3】相手が納得する根拠の見つけ方

【chapter4】論理に勝つためのロジック

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

まず謝罪すること

◆71ページ~73ページ◆

むしろ、何か物事がうまくいかなかったときは、まずその事実を認めるところから出発するべきです。それとともに、その「悪い結果」が引き起こされたプロセスを解明し、被害を受けた者に対して、すべて開示することを約束します。この時点で、被害者vs加害者という対抗図式は崩れ、同じ問題を探求する「同志」としての関係が成立します。害を引き起こした者が「敵」になるのではなく、一定の責任を認めることで、害を引き起こしたプロセスの方を「敵」とすることができるのです。

 

害を引き起こしたプロセスの方を「敵」とする

ついつい、害を引き起こした者が「敵」にしてしまいます。

自分が害を引き起こした場合は、過度に自分を守ろうとします。

相手が害を引き起こした場合は、感情的になって相手を攻めてしまいます。

これからは害を引き起こしたプロセスに注目し、そのプロセスに潜む問題を探求するようにします。

 

基本構造がすでに対話である

◆148ページ~149ページ◆

そもそも、論理的な話し方・文章の基本構造と述べてきた問題+解決+根拠(理由・説明・例示)自体が、対話の仕組みに従っています。まず、みんなが気にかけている問題を確認して「自分ならこうする/考える」と主張します。それに対して周囲は「なぜ、そう思うの?」とか「くわしく言うとどういうこと?」とか「具体的にはどうなるのか?」と反応する。これらにいちいち答えていけば、理由・説明・例示になります。

 

「問題+解決+根拠」の基本構造で話す

まずは問題を確認し、自分の考えを主張し、その上で理由・説明・例示を行います。

以前、問題解決のフレームワークとして「空→雨→傘」の思考パターンを学びました。

今回の思考パターンは「雨(問題)→傘(解決)→空(根拠)」になりますね。

 

反対意見は「うざったい」だけか?

◆154ページ~155ページ◆

しかしながら、反対意見は、自分の意見・主張が改善するきっかけにもなります。違った見方から、まったく違った評価がなされる。だから、欠陥や見逃しが発見されることも多いのです。それどころか、反対意見とつきあわせているうちに、元の問題提起自体が不十分だったことが明らかになることすらあります。それを訂正したり、改めたりすれば、元の意見・主張より、ずっとよいレベルになる可能性がある。

意見×反対意見=よりよいレベルの主張

  

反対意見を歓迎する

ついつい反対意見には反論しています。

自分は正しいという思い込みから、やはり過度に自分を守ろうとします。

相手の言うことも一理あると捉えて、相手の意見の背景にある考えを探るようにします。

そこにより良いレベルの意見に導くためのヒントが隠れています。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 害を引き起こしたプロセスの方を「敵」とすること。

2) 「問題+解決+根拠」の基本構造で話すこと。

3) 反対意見を歓迎すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。