【ブランド構築している人向け】 ブランド戦略の「立案」と「実行」が学べます。
今回のオススメ本は、『ケロッグ経営大学院ブランド実践講座』です。
本書は、ブランド構築している方へオススメです。
本書には、ブランド戦略の「立案」と「実行」に関する論理的枠組みや事例などがまとめられています。
「ブランド構築とは」、顧客接点を通して、顧客にどう感じていただくかを具現化していく仕事だと理解しました。
著者について
ケロッグ経営大学院 ブランド実践講座―戦略の実行を支える20の視点
- 作者: アリス・M.タイボー,ティム・カルキンス,小林保彦,広瀬哲治,電通IMCプランニングセンター
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 単行本
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著者は、26名の方々です。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のブランドコースを担当するマーケティング教授陣が中心となり、第一線でブランディングに携わる事業会社やコンサルティング会社の実務家などが執筆されています。
ブランド戦略
本書には、ブランド戦略がまとめられています。
第1部 ブランディングの概念
第2部 ブランドの構築と活用
第3部 戦略から実践へ
第4部 事例と教訓
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
ブランディングの課題
◆4ページ~9ページ◆
ブランドとは、名刺のデザイン、電話への応対、仕事のあとバーで名刺を配る渉外担当者、会社は製品から法外な利益を得ていると家族や友人に訴える不満だらけのセールスマン、手紙の文章、顧客の役に立たない従業員、場をわきまえず無礼な冗談を言う副社長、開封できない包み、顧客が来ても同僚とのおしゃべりを止めない受付係、レジの前の長蛇の列、わかりにくい使用説明書など、挙げていけばきりがない。ブランドとは、顧客とのあらゆる接点であり、顧客がブランドについて考えることすべてである。
ブランドとは顧客とのあらゆる接点である
今まで、ブランドについては狭い範囲でしか捉えていませんでした。
ブランドとは、顧客が接する、あらゆる接点を通して、顧客の頭の中に存在しているものなのですネ。
意志決定プロセスの影響
◆141ページ~142ページ◆
広告の内容と個人の自己調節意識が合致すれば、好意的な評価が生み出される。推進志向の人は、成長や達成に関する情報を容易に記憶し、防止志向の人は安全や保障についての情報をよく覚える。また、推進志向の人は「なぜ」そうするのかに関心が強く、防止志向の人は「どのように」やるのかについて具体的な関心を持つ。そのため、推進志向の人をターゲットにする場合は、「なぜ」に焦点をあてたほうがよく、防止志向の人をターゲットにする場合は「どのように」に焦点をあてたほうがよい。
顧客には推進志向と防止志向がある
「得たいもの求める人」が推進志向の人だと思います。
そして「痛いものを避ける人」が防止志向の人だと思います。
この視点を持って、広告を眺めてみましょう。
結論
◆196ページ~197ページ◆
B2B市場で強力なブランドを構築するには、顧客を徹底的に理解し、経営資源を集約し、魅力的なバリュープロポジション(提案価値)を開発し、ブランドを創造して既存のブランド階層を活用し、ブランド・プロミスを実現しなければならない。これを実行に移すことにより、多くの企業が保持していながら見落としがちな、貴重な資産の活用が可能になる。
顧客を徹底的に理解する
まずは、顧客を理解し、自社の資産を、どのように活用すれば受け入れられるのか考えましょう。
おっさんの選択
本書から学んだブランド戦略のポイントは以下の3点です。
1) ブランドとは顧客とのあらゆる接点であること。
2) 顧客には推進志向と防止志向があること。
3) 顧客を徹底的に理解すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。