四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【新規事業を検討している人向け】戦略パワーを高める4つの力が学べます。

 

今回のオススメ本は、『戦略パワー・プロフェッショナル』です。

本書は、新規事業を検討しているあなたへオススメです。 

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本書では、少しでも広く、遠く、そして深くモノゴトの本質をとらえる力を身につけるために、戦略パワーを高める4つの力にフォーカスして解説されています。

(1)フレーム力:問題をとらえる切り口は、正しくユニークなのか?

(2)コンセプト力:これから進むべき具体的方向は、そこか?

(3)ロジック力:なぜそうなるのか?それをやると、どうなるのか?

(4)ポジショニング力:どのように位置づければ、成功するのか?

 

著者について

戦略パワー・プロフェッショナル

戦略パワー・プロフェッショナル

 

著者は、コンサルタントの方です。

日本の大学を卒業後、英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)校にて経済学修士(MSc)を取得されます。

大手経営コンサルタント、米国大手家庭用品メーカーのゼネラル・ディレクター等を経て、1996年よりに独立されます。

大手企業を中心に経営戦略やマーケティング戦略コンサルティング、企業の戦略プラットフォーム強化のための戦略スキル開発、新規事業開発のためのナビゲーション、幹部教育、問題解決技法や状況マネジメント力強化のトレーニングなどの指導を行われています。

 

戦略パワーを高める4つの力

本書には、戦略パワーを高める4つの力がまとめられています。

 【序章】戦略パワーを高める4つの力

 【第1章】フレーム力

 【第2章】コンセプト力

 【第3章】ロジック力

 【第4章】ポジショニング力

 【終章】4つの力を戦略構想と問題解決に応用する

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

フレームワークをモレのチェックリストとして活用する

◆61ページ~71ページ◆

“戦略シナリオ構想のコア”となる戦略コンセプトを出すために、最低限分析しなければならない領域とその基本的な考え方を示すのが「3C+3S」分析だ。3Sとは、選択、差別化、集中の漢字の頭文字のSを取っている。

・顧客(Customer)の選択:だれの、どのような、いま、あるいは将来の切実なニーズに応えようとしているのか

・競合(Competitor)との差別化:どのようにして競合への継続的優位性を確立するのか

・自社(Company)の資源の集中:どこに資源を集中して、差別化を実現する将来の強みを、いかに構築するのか

3C+3S分析においては、意味合いが出てくるレベルまで分析・検証を行うことが必要である。

  

3C+3Sで分析する

今まで3C分析は行ったことがあります。

しかし3Sという観点はありませんでした。

これからは選択、差別化、集中の観点を取り入れ、3C+3Sで分析します。

 

コンセプトの構成要素:コンセプト・ピラミッドをつくる

◆83ページ~96ページ◆

コンセプトは、コンセプト―特徴・属性―価値―対象フレームの4層から構成される。ピラミッドの最上段に位置するコンセプトが、「新たな価値を生み出すための原点であり、同時に展開の方向性を示すもの」である。コンセプトが、コンセプト・ピラミッドの下部構造の受け手となる対象フレームに向かって、提供する価値を明らかにし、明確な展開の方向性を照らし出す役割を持つ。そして、コンセプトがクリアであればあるほど、提供する価値を実現するために必要な特徴や属性を具体的に規定することができる。最終的には、その特徴や属性が受け手のフレームが求める価値を生み出すことになる。

 

コンセプト・ピラミッドをつくる

今までコンセプトを考える際、「特徴・属性」「価値」いった観点はありませんでした。

これからは4層から構成されるコンセプト・ピラミッドで整理するようにします。

コンセプト・ピラミッドは以下の4層から構成されています。

■コンセプト:新たな価値を生み出すための原点であり、同時に展開の方向性を示すもの

■特徴・属性:実用的/感情的価値を生み出す具体的特徴や属性

■価値(実用的価値/感情的価値):受け手となる対象フレームにとっての価値

■対象フレーム(受け手):コンセプトの対象となる受け手

 

ロジックに執着すべき視点はどこか

◆117ページ~135ページ◆

ビジネスモデル成功の条件は、次の3つになる。

(1)最終顧客に対して、以前よりも有利なコスト、あるいは新たな価値を提供する。新たな価値とは、第2章で述べた実用的価値と感情的価値である。

(2)ビジネスモデルの関係者全員にWIN-WINの関係が、勝ちとコストの両面で必ず成立する。特に、既存のビジネスが存在する場合は、それよりも利害関係者がベターな状況になっている。

(3)(1)と(2)を実現するために、情報、モノ・サービス、カネの流れが、以前より格段に合理化され、進化している。

ビジネスモデルは事業が成功するためのロジックそのものであり、ビジネスモデルを考える場合は、上記の3条件を満たしているかチェックすることだ。

 

ビジネスモデル成功の条件でチェックする

新商品や新サービスを検討する際、上記の「ビジネスモデル成功の条件」の観点で整理するようにします。

 

おっさんの選択

本書から学んだ戦略パワーのポイントは以下の3点です。

 1) 3C+3Sで分析すること。

 2) コンセプト・ピラミッドをつくること。

 3) ビジネスモデル成功の条件でチェックすること。

これらを実践すれば、おっさんが考える戦略がよりシャープになりそうです。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。