【リーダー向け】「たねやの社長」が答えてくれます。
今回のオススメ本は、『商いはたねやに訊け』です。
本書は、リーダーのあなたへオススメです。
経営を取り巻く色々なことに対して「たねやの社長」がシンプルに、かつ明確に答えてくれます。
本書には、近江商人である「たねやの社長」の語録がまとめられています。
社長の言葉はとても分かりやすく、心に響きます。
著者について
著者は、「たねやの社長」です。
「たねや」は、和菓子・洋菓子の製造販売を行っている会社です。
「たねやの社長」の言葉
本書には、「たねやの社長」の言葉がまとめられています。
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
疑問から新商品が生まれる。
◆28ページ~29ページ◆
わしはいつでも言うてるんや。「なんでや」の「や」は先を見る「や(矢)」だと。なんでや、といつも疑ってみる。そうすると不思議なもんで、人間の血のめぐりが良うなってくるもんや。そんな社員を持った会社は栄える。つねに何事にも「?」、なんでやということ。
「なんでや?」と問いかけてみる
「なんでや?」と一旦は疑ってみるようにします。
その疑問から未来が広がり、栄えていくのでしょう。
菓子だけで売れる時代ではない。総合力で販売するんや。
◆72ページ~73ページ◆
菓子もまったくそうや。菓子だけで売ってもダメ。食べ方の提案。食べる環境や仕草まで点数に入ってくる。さらにはどういう器を使うてるか。食べるのは椅子か畳か。菓子は腹を満たすものではない。菓子は文化を満たすもんや。なんのためにやってるかを考えないと勝負ができなくなる。それを総括して「総合力」と呼んでるんや。
「お客様は何を望んでいるのか?」を考えてみる
「お客様は何を望んでいるのか?」を考えるようにします。
お客様の要望を想像し、それらを満たすために努力を積み上げていくことで、総合力が向上するのでしょう。
経営者に必要なのは「志」
◆76ページ~78ページ◆
人間、何のために働いているのかということは大切なことや。何のために、という疑問を持つと、自然に志とか夢を持つようになる。わしもその当時、とにかく儲けんとどうしようもない時期やったから、儲かった夢を見たこともある。しかし、夢を現実にしていくためには、いろんな壁を崩していかんならん。もし間違うてたら、志の原点に帰ったらエエと思うてた。
「何のために働いているのか?」という疑問を持つ
この「何のために」を問いかけることが、志や夢へつながっていくのでしょう。
自分に対しても、相手に対しても有効な疑問を投げかけます。
おっさんの選択
本書から学んだのポイントは以下の3点です。
1) 「なんでや?」と問いかけてみること。
2) 「お客様は何を望んでいるのか?」を考えてみること。
3) 「何のために働いているのか?」という疑問を持つこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。