【逆から考えるとうまくいく】問題解決のための原則が学べます。
今回の読書メモは『逆から考えるとうまくいく』です。
本書を手にした理由は問題解決のためのヒントを学びたいと考えたからです。
本書には、誰もが効率的にビジネスの問題に取り組めるようになるための3つの原則が解説されています。
1.逆から考える…問題解決とは、問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである。
2.「合理的な疑い」を超える…意識改革は論理、事実、そして仮設を磨き上げるところから生まれる。
3.意思決定そのものには意味はなく、施策実行がすべて…意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる。
前述の原則を守れば、問題解決はずっと楽になります。
著者
- 作者: ロブ・ヴァン・ハーストレッチト,マーティン・シープバウアー,細谷功
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本
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著者はコンサルタントのお二人です。
一人はロブ・ヴァン・ハーストレッチトです。
ボストン コンサルティング グループのオランダとニュージーランドで8年間勤務した後、独立されます。
ビジネス戦略と変革マネジメントを中心に、さまざまな業界のクライアントに向けて活動されています。
もう一人はマーティン・シープバウアーです。
大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにジュニアアナリストとして入社してプロジェクトマネジャーとしてハイテクやメディア産業に従事されます。
eBayのオランダでCFOとしても活躍、その後Schibsted Classified Media社のゼネラルマネージャーとしてさまざまな分野のシニアコンサルタントとして、主にヨーロッパ南部に向けて活動されています。
目次
【Chaptre1】目標を設定する
【Chaptre2】分析のためのフレームワークを構築する
【Chaptre3】分析を実行する
【Chaptre4】解決策を策定する
【Chaptre5】利害関係者と連携しる
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
具体的な目標を共通認識する
◆34ページ~39ページ◆
目標設定のポイントは3つある。
1.方向性……(例)国際的な業務拡張がしたい。
2.測定可能な目標……(例)3年後に50%の事業を世界シェアにのせる。
3.クライテリア(基本方針)……(例)まずは西ヨーロッパを対象とし、国際的な活動による利益は15%程度を最低ラインとする。
目標設定のポイントをおさえる
目標を設定する際には「方向性」「測定可能な目標」「クライテリア(基本方針)」の3点をおさえるようにします。
いい分析とはどんなものか
◆90ページ~93ページ◆
いい分析とは、情報源を掘り下げることではなく、専門家に話を聞いて回ることでもなく、根本的原因を追究することでもなく、創造性のためのワークショップを開くことでもない。前章で解説したように、いい分析とは、決まった質問への答えを出したり、仮説をテストしたりすることなのである。
いい分析に取り組む
いい分析とは、「決まった質問への答えを出したり、仮説をテストしたりすること」です。
これからはいい分析に取り組みます。
分析のためのフレームワークを使う
◆96ページ~102ページ◆
問題解決で、なぜ分析するのかというと、それは意思決定者が一連の行動に関しての決定ができるようにするためである。分析の結果として、何をすべきで何をすべきでないかが明らかになるわけだから、分析する際には、必要な解決策を組み立て、不要なものを破棄することに専念すべきである。しかし残念ながら、データは我々にどうすればいいか教えてはくれない。したがって、我々はそれを解釈し、解決策へ変えなければならない。データを解決策へ変えるには論理が必要である。この論理こそが解決策をつくるカギになるのだ。論理をつくるポイントは、データにあたるとき「だから何なのか?」と考えてみることだ。目の前に山のようなデータ、情報、文献、顧客のクレーム、アンケート結果が並んでいても、そこから解決策を生み出すことができない限り、ゴミ箱に放り込んだも同然なのである。
「だから何なのか?」と考える
分析する際には、必要な解決策を組み立て、不要なものを破棄することに専念すべきです。
分析結果から解決策を見つけるためには論理つくりが必要です。
この論理をつくるためのポイントは、「データにあたるとき「だから何なのか?」と考えてみること」です。
これからは論理をつくるためのポイントをおさえるようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 目標設定のポイントをおさえること。
2) いい分析に取り組むこと。
3) 「だから何なのか?」と考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。