【論理思考を鍛えたい人向け】競合に勝つための考え方を学べます。
今回のオススメ本は、『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』です。
本書は、論理思考を鍛えたいあなたへオススメです。
本書を貫く思想は「競合に打ち勝つアイデアは、論理思考から生まれる」です。
論理思考の本質とは「言葉が本来持っている境界線としての機能を最大限に発揮させて発想を拡げ、競合が見落としているアイデアを先に引き出すこと」なのである。
本書を読み終えたとき、「ビジネスで勝つためには、どんな考え方をすればいいか?」について学べます。
発想の質を決める3つの要素
発想の質≒発想の広さ=(1)情報量×(2)加工率×(3)発想率
(1)アイデアの素材がどれくらい頭の中にあるか(情報量)
(2)素材をどれくらい潜在的アイデアに加工できるか(加工率)
(3)潜在的なアイデアをどれくらい顕在化できているか(発想率)
著者について
あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質
- 作者: 津田久資
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は、コンサルタントの方です。
大学卒業後、博報堂、ボストンコンサルティンググループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたられます。
現在は、AUGUST‐A(株)代表としてコンサルティング業務に従事されています。
アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当されています。
競合に勝つための考え方
本書には、競合に勝つための考え方がまとめられています。
【第1章】思考のフィールドで勝つ ― マッキンゼーと東大卒の「頭のよさ」はどう違うか?
【第2章】思考の幅を広げる ― アイデアの「孫悟空」にならない、唯一可能な方程式
【第3章】論理的に考える ― 天才に近づく思考法
【第4章】発想率を高める ― 広大な砂漠で宝を掘り当てるには?
【第5章】発想の材料を増やす ― 知識の鵜呑み・食わず嫌いを無くす、したたかな戦 略
【第6章】発想の質を高める実践知 ― 「生兵法」で大怪我をしないために…
【第7章】結論思考の情報収集術 ― なぜあの人の新プロジェクトはコケたのか?
【終章】あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか? ― 知的下剋上の時代を生き抜く
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「書いている」ときだけ「考えていた」と言える
◆84ページ~91ページ◆
要するに「頭の中にアイデアがある」ということと、「そのアイデアを引き出す」ということは、まったく別物なのである。しかし僕たちは、他人のアイデアを見た瞬間に、あたかも自分も以前から同じことを発想していたかのように勘違いしてしまう。だからこそ、「考える=書く」ということを意識できない人が多いのである。
「考える=書く」
これは「加工率」を上げるポイントです。
「うっかり忘れ」を減らす戦略的チェックリスト
◆118ページ~127ページ◆
論理思考、すなわち、言葉を明確にして筋道をつけていくと、分解を繰り返し、項目をどんどんツリー状に枝分かれさせていくことになる。枝の末端をずらりと並べれば、それは思考のモレを防ぐチェックリストになっているはずだ。たとえば枝の末端が10個あれば、それぞれについて仮説を考えていけばいい。そうすることで、僕たちは発想モレを防ぐことができるというわけだ。
言葉を明確にして筋道をつけて分解を繰り返す
これは「発想率」を上げるポイントです。
項目を分解する時には、その項目の反対側を考えるようにします。
MECEに考えるときの具体的ステップ
◆187ページ~195ページ◆
MECEに考えたいときには、次の3ステップを踏んでみるといい。
ステップ(1)ひとまず直観だけでアイデアを出す
ステップ(2)大きなかたまりからMECEに分解
ステップ(3)「下流」からも考えてみる
MECEで考える
これも「加工率」を上げるポイントです。
ステップ(2)で行き詰ったら、ステップ(3)に進みます。
ステップ(3)では、ツリーの上流で分解できる軸が見つからなかった場合に下流から上流へアプローチしていきます。
おっさんの選択
本書から学んだ競合に勝つための考え方のポイントは以下の3点です。
1) 「考える=書く」こと。
2) 言葉を明確にして筋道をつけて分解を繰り返すこと。
3) MECEで考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。