【◎集中力メソッド】集中力を高めるプロセスが学べます。
今回の読書メモは『集中力メソッド』です。
本書を手にした理由は、自分は集中することが苦手なので、少しでも集中力を高めるヒントを学びたいと考えたからです。
集中力に関する基本的な技術、習得するための具体的な方法などがまとめられています。
これらの技術は誰もが訓練や習慣によって身につけることができます。
集中スパイラル
トップ1%が実践している集中力を高めるためのプロセスは以下になります。
【第1のプロセス】挑戦機会の発見
【第2のプロセス】自律的・集中体験
【第3のプロセス】達成による幸福感
【第4のプロセス】肉体的、精神的な成長
著者
リクルートとそのグループ会社で新規事業開発を担当し、多くのコンテンツビジネスを立ち上げます。
その後、コンピュータ系雑誌の編集長や、CGキャラクターの版権管理ビジネス会社社長などを経て、2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社を共同設立します。
現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっています。
目次
【第1章】残り99%の人へ贈るトップ1%の共通ルール
【第2章】「集中体験」が、とんでもない成功を創り上げた!
【第3章】「集中力」を伸ばす技術
【第4章】組織の「集中」はリーダーがもたらす
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
イチローの集中力を支える「からだ」そして「こころ」
◆93ページ~99ページ◆
集中力はただただ、1点を見つめて心をそこに向けることです。過去や未来に気をとられてはいけません。過去の成功や失敗体験、あるいは未来の評価や成功を気にしてはいけません。集中するときは、「今」だけに注意を向けることが大事です。試合でも、仕事でも、人生でも、負けるとすれば、それは「今」に対する集中力が切れたからです。私たちはもっと「今」にフォーカスすべきです。本来の成功のためにやっていることでも、集中力を強化するのであれば、未来のことはキレイさっぱり忘れましょう。なぜなら成功を意識すると、失敗が怖くなるからです。失敗が怖くなれば、緊張し、体には力が入り、頭は真っ白になってしまいます。そうなるとミスを誘発するだけです。むしろ「どんなミスを重ねても最後まで楽しもう」というくらいの開き直りの精神が集中力を生み、よい結果を生み出すものです。
「今」にフォーカスする
試合でも、仕事でも、人生でも、負けるとすれば、それは「今」に対する集中力が切れた時なのです。
自分は、何かをしていると、アレやコレやが気になってしかたありません。
これからは「今」だけに注意を向けるようにします。
集中力を高めるために「5つのS」にこだわる
◆133ページ~136ページ◆
そのためにも、まずは頭の「断捨離」を行うことです。余計なものを捨て、自ら触れないようにし、執着心を持たないことです。ここでは、私自身も実践している集中力を高めるための工夫を紹介したいと思います。まずは、集中するための準備として次のことを心掛けます。
1 Simple=余分なものを捨て、シンプルに
2 Small=小さくて達成しやすいゴール
3 Single=一度に1つだけ
4 Short=短い時間やる
5 Smile=つねに楽しむ、ポジティブな姿勢をもって
「5つのS」にこだわる
仕事は、シンプル(Simple)で、小さい(Small)、1つだけ(Single)のタスクを15分単位(Short)で、楽しみ(Smile)ながら取り組むようにします。
集中力を高めるための呼吸法
◆168ページ~169ページ◆
1椅子あるいは床に背筋を伸ばして座り、他の部分はリラックスする
2呼吸に集中し、それが体の細部でどのように影響しているか、腹が息を吸い込み、吐くたびにどのように動くのかを心の目で観察する
3鼻先に意識を向け、呼吸をするたびにどのような感覚が生じているかに集中する
4無関係な思考や感覚で注意がそれてしまったら、もう一度、意識を呼吸に戻す
瞑想の基本は、なんといっても呼吸です。口から息を吐きだし、鼻から吸います。そして胸ではなく、腹式呼吸で、1つの呼吸は長くゆっくりです。目は開いても、閉じていても構いません。会社では坐禅はできませんが、椅子に座って方の力を抜き、手を軽くひざ上に置くといいでしょう。5分から10分のこの呼吸法を日に2回やることをリチャード・デビットソンは薦めていますが、私は、こうした呼吸法を仕事の合間に短く取り入れることをみなさんにオススメします。私自身は仕事中、15分程度を1つのユニットとして集中し、それを繰り返しています。1時間であれば、4回繰り返します。ユニットの間では、リラックスすることが大事です。15分により集中するためにも、休憩時には体の力を抜いて呼吸法を試してみましょう。
「呼吸法」を仕事の合間に取り入れる
この呼吸法を15分に1度実践してみます。
まずは1回1分程度で試してみます。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 「今」にフォーカスすること。
2) 「5つのS」にこだわること。
3) 「呼吸法」を仕事の合間に取り入れること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。