【◎人見知りのための沈黙営業術】売れる人のスキルと考え方が学べます。
今回の読書メモは『人見知りのための沈黙営業術』です。
本書を手にした理由はシンプルに「しゃべらないで営業ができればいいなぁ」と思ったからです。
「売れる人」と「売れない人」の差は以下の3つでと著者は言います。
(1)コミュニケーションスキル
(2)質問のスキル
(3)考え方の習慣
具体的にどんな差なのかがまとめられています。
著者
著者はコミュニケーションのプロです。
青森からギタリストを目指して上京するも、26歳で音楽を断念して訪問営業の世界に飛び込みます。
その後、カウンセラーへの転職を志し、心理学やコミュニケーションスキルを学び、1か月で全国450人中のトップセールスになります。
さらに全営業所の社員の営業研修トレーナーにも任命されます。
36歳で自己啓発会社のインストラクターとして、高額商品の対面営業をしながら、「目標設定講座」などの自己啓発講師も担当されます。
目次
【第1章】あなたは、無理にしゃべるから売れない!
【第2章】人見知り営業マンのための雑談の技術
【第3章】人見知り営業マンのコミュニケーション心理学とは?
【第4章】人見知り営業マンの強い見方「ペーシング」をマスターしよう
【第5章】人見知りでも大丈夫! 電話アポイントの極意
【第6章】売り込みなしで相手にどんどんしゃべらせる質問とは?
【第7章】らくらくニーズ深堀り術とは?
【第8章】「そのうち」を「今すぐ」に変える魔法の質問術
【第9章】しゃべらない商品説明とは?
【第10章】売れる人たちがやっている習慣とは?
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
ニーズを具体化する質問は「どんな?」「どうして?」
◆130ページ~133ページ◆
「どんな」「どうして」と、間を十分に取りながら質問すると、意外なほどに、深い部分を話してくれることが多くなります。このような、繊細な質問は、声のテンポや間をしっかりとペーシングすることが大事です。ニーズを深掘りするコツは、じっくりと不思議そうに聞くことです。はぐらかされたり、真意を答えてくれないのは、聞くときの声や表情に問題があります。不思議そうに聞くことで、深掘りが進みます。その結果、ポイントを突いた商品説明につながるのです。
じっくりと不思議そうに聞く
自分の場合、「はぐらかされたり」「真意を答えてくれない」ケースが多いです。
聞くときの声や表情に問題があるのでしょう。
毎朝鏡を見ながら「どんな?」「どうして?」と不思議そうに、じっくり間を取りながら質問する練習をします。
5つの質問が、あなたの成績を決める!
◆138ページ~139ページ◆
ヒアリングでは、これから紹介する5つの質問を段階的に行っていきましょう。
(1)現状質問
相手の状況を聞く。
(2)問題質問
ニーズを聞く。
(3)マイナス質問
ニーズが満たされなかったらどうなるかをイメージさせる。
(4)プラス質問
ニーズが満たされたら、どんなにハッピーかをイメージさせる。
(5)確認質問
理解度を確認して、商品説明をしてもいいかどうかを確認する。
以上は、営業に限らず、人にお願いするときにも応用可能です。この質問を充実できるかどうかで、売れる売れないが決まると言っても過言ではないのです。
5つの質問を段階的に行う
この流れは、まさに「SPIN」ですね。
(1)から(4)を経た後に商品説明をしてもいいか確認した上で、説明するようにします。
情報を引き出す「現状質問」とは?
◆140ページ~145ページ◆
ここで大事なポイントをお伝えします。相手がしゃべり終わるまでは、商品の話を切り出してはいけません。お客さまのほうから、「あ、自分ばかりしゃべりすぎて申し訳ない。こんな時間になっちゃったね。君の商品の話を聞こうか」このように、相手から「商品について話してくれ」と言われてから、説明を始めるのが最もベストな方法です。次のアポが入っている場合は、時間管理をしながら、ギリギリまでしゃべってもらうようにしましょう。
商品説明は相手から「商品について話してくれ」と言われてから始める
これはできていないです。
しっかりラポールが気づけていないのだと思います。
自分が商品説明することに意識がいき、相手の話を聞くことに集中できていないからなのでしょう。
相手に思う存分しゃべってもらえるよう、ペーシングを意識してみます。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) じっくりと不思議そうに聞くこと。
2) 5つの質問を段階的に行うこと。
3) 商品説明は相手から「商品について話してくれ」と言われてから始めること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。