【聞くだけ会話術】聞き方の「型」が学べます。
今回の読書メモは『聞くだけ会話術』です。
本書を手にした理由は、自分は話過ぎる傾向があると感じており、もっと聞くことに徹するための秘訣を得たいと考えたからです。
営業に必要なのは、無理にしゃべることではありません。
「一生懸命話しているのに、なんでいつも伝わらないんだろう?」と感じているあなたへ、自然と相手が話し出してしまう聞き方の「型」がまとめています。
本書は、ダメ営業マンの物語を通して「いかにして人の話を聞く事の大切さに目覚めていくのか」、「いかにして聞き上手になって話すのを苦に感じなくなるか」など聞くためのシンプルな方法が学べます。
著者
話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術 ――気まずい沈黙も味方につける6つのレッスン
- 作者: 松橋良紀
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者はコミュニケーションのプロです。
青森からギタリストを目指して上京するも、26歳で音楽を断念して訪問営業の世界に飛び込みます。
その後、カウンセラーへの転職を志し、心理学やコミュニケーションスキルを学び、1か月で全国450人中のトップセールスになります。
さらに全営業所の社員の営業研修トレーナーにも任命されます。
36歳で自己啓発会社のインストラクターとして、高額商品の対面営業をしながら、「目標設定講座」などの自己啓発講師も担当されます。
目次
【第1章】「アゴ」を合わせれば相手はしゃべりだす!
【第2章】「オウム返し」で相手の本音を引き出す!
【第3章】「仕草をまねる」だけで共感は得られる!
【第4章】「たった3秒のガマン」で、もう会話が途切れても怖くない!
【第5章】わずかな変化も見逃さない!
【第6章】「地図」の寓話と、「伝える」ことのほんとうの意味
【第7章】最後の授業
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
NLP、そして「ペーシング」について
◆34ページ~40ページ◆
繰り返しになりますが、しっかりと相手のアゴの動きを観察し、動きを合せることで、心の波長があっていきます。すると無理にしゃべらなくても、自然と相手が話し始めてくれます。このとき、自分がしゃべらなくて大丈夫かな、という心配は無用です。あなたがペーシングを合せることで、信頼関係は深まっていくのですから。効果を実感してもらうためにも、まずは周りの人との何気ない会話で試してみてください。信頼感を与えることが、どれだけコミュニケーションを円滑に運んでくれるのか、実感でいると思います。
相手のアゴの動きに合せる
今まで、相手のアゴの動きを気にすることはありませんでした。
これからは、よく相手のアゴの動きを観察し、動きを合せるようにします。
たったこれだけのことで、相手との信頼関係が深まっていくのなら、やらない手はないですよネ。
「沈黙」を味方につけ、「声」を自在に使う
◆137ページ~142ページ◆
それは、沈黙を「敵」ではなく、「味方」だと思うことです。つまり、相手が話し終えた後、ほんの少しだけ、自分が話したい気持ちや、沈黙を恐れる気持ちを脇にやって「間」を置く事です。時間にするとたった3秒くらいで大丈夫。この3秒を持てるようになることが、聞き上手への大きなステップとなります。すぐに話し出さずに、たったそれだけの「間」を取るだけで、ビックリするほど相手の本音を引き出せるのです。ちなみに、相手が考え始めて沈黙したら、フランスでは「天使が舞い降りてきた」と表現するくらい、インスピレーションが冴えわたっている貴重な瞬間です。本音を言おうとしているのを邪魔せずにグッとこらえることができる人が、ホンモノの「聞き上手」と言えます。
沈黙でも3秒待つ
今までは、相手が話し終えたら、「ここぞ」とばかりに話し始めていました。
これからは、話したい気持ちをグッと抑えます。
呼吸を合わせて、信頼関係を築くための「観察術」
◆177ページ~182ページ◆
まず実践するときは、物語の杉橋青年のように、
・相手が話している時 → 息を吐く
・相手が黙っている時 → 息を吸う
このように覚えておけば、大丈夫です。人は、話している時には、息を吐きます。文字にすると、「句読点が入る瞬間」に息つぎをします。上手にコミュニケーションが取れないときには、呼吸を合わせることを意識しましょう。意識するだけで、いかに自分が相手を見ていないかが、わかることでしょう。
呼吸を合わせる
呼吸を合わせることで、相手をよく観察できます。
この観察が聞き上手になるためのポイントだと思います。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 相手のアゴの動きに合せること。
2) 沈黙でも3秒待つこと。
3) 呼吸を合わせること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。