【問題解決ラボ】デザインの本質が楽しく学べます。
今回は『問題解決ラボ』です。
本書を手にした理由はデザインについて学びたいと考えたからです。
デザインとは、単に何かをカッコよくすることが目的ではありません。
人に対して何かを「伝える」ための手段です。
「難しいことをわかりやすく」「論理的なことを直感的に」「見えないものを見えるように」これがデザインの本質なのです。
著者
問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
- 作者: 佐藤オオキ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者はデザイナーです。
大学大学院修了後、デザインオフィスを設立します。
「小さな“!”を感じてもらうこと」をコンセプトに、東京・ミラノ・シンガポールを拠点として、建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手掛けています。
Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」(2006年)、「世界が注目する日本の中小企業100社」(2007年)に選ばれています。
目次
【第1章】デザイン目線で考えると、正しい「問い」が見えてくる
【第2章】デザイン目線で考えると、ありそうでなかった「アイデア」が見えてくる
【第3章】デザイン目線で考えると、ホントの「解決法」が見えてくる
【第4章】デザイン目線で考えると、刺さる「メッセージ」が見えてくる
【第5章】デザイン目線で考えると、見えない「価値」が見えてくる
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
「チマチマメモ術」アイデアに化学反応を起こす
◆60ページ~62ページ◆
なので、「1枚の紙=アイデア1つ」くらいの感じで、日々チマチマと書いてはクリアファイルに挟み、数日後に見てピンとこないものはポイポイ捨てていきます。さらに、これらのメモを数週に1回「棚卸し」します。脈略のないアイデアどうしをグルーピングしてみたり、順序立てて並べたり重ねたりしているうちに、希に面白い「化学反応」が起きます。1枚1枚を個別に眺めることによる絶対評価と、複数を比較する相対評価をどちらも並行して行う、という感じでしょうか。そして、何かつかんだ感情を得たら、メモはすべて捨てちゃいます。頭の中に残しておく程度のほうが、後々使い勝手がよいからです。
1日=1枚を目標に「チマチマメモ術」を実践する
アイデアを生み出す力を鍛えたいと思っています。
本書で紹介されている「チマチマメモ術」に取り組んでみようと思います。
まずは「1日=1枚のアイデア」を目標に取り組みます。
「早めに間違える」と「とりあえず2択に」でアイデアを形にする
◆81ページ~83ページ◆
とにかくモノづくりとは決断の連続です。ユーザーのニーズ、生産性、機能、コスト、スケジュールなど、最適な決断をしつづけることでしかプロジェクトを成功に導けません。「決断のコツ」のようなものが存在するとすれば、それは「間違えてもいいからできるだけ早く行う」ことじゃないでしょうか。早めに間違えれば軌道修正できますが、時間が経過すればリカバリーしにくいだけでなく、他の選択肢がどんどん減っていくからです。つまり、判断を「間違える」ことよりも、判断が「遅れる」ことのほうが被害が大きいのです。それと、決断するためには、選択肢の中から「絞り込む」スキルがとても重要です。正解を見つけるのは難しいけど、不正解は比較的、簡単に見つかるからです。
決断は「間違えてもいいからできるだけ早く行う」
確かに早めに行動すれば、軌道修正も早めにできます。
そして、経験もたくさん積み上げることができるので、正解を見つける目も鍛えられます。
「そのアイデア、友だちのオカンに電話で伝わりますか?」
◆138ページ~140ページ◆
伝える内容は新しい技術、機能、ライフスタイルなどさまざまで、重要なものはそれをいかに「直感的に」伝達できるかですが、これがまた難しい。なので、「いいデザインとはなんぞや」と聞かれたならば、何も専門的な知識のない人に、つまり幼稚園児でもオカンでもいいのですが、電話で商品コンセプトを伝えて「面白い」と感じてもらえるかどうか、だと思っています。
オカンに、アイデアのコンセプトを伝えて「面白い」と感じてもらえるか?
このことを「面白い」アイデアかどうかの判断基準にしたいと思います。
オカン(幼稚園児)に伝わることが「直感的に」伝達できことなのです。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 1日=1枚を目標に「チマチマメモ術」を実践すること。
2) 決断は「間違えてもいいからできるだけ早く行う」こと。
3) オカンに、アイデアのコンセプトを伝えて「面白い」と感じてもらえるか?
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。