【商品開発されている人向け】 ヒットを生む発想が学べます。
今回のオススメ本は、『「視聴率男」の発想術』です。
本書は、商品開発されている方へオススメです。
本書には、高視聴率を生み出すための理論がまとめられています。
テレビ番組の世界だけでなく、一般のビジネスにも当てはまる発想術だと思います。
著者について
著者は、数々のヒット番組を作り出してきた視聴率男と呼ばれている方です。
著者は、「ありそうでなかった」ものこそヒットの基本だといいます。
さらに、今の世の中に求められているものを理解するカギは、普段の生活の中でどれだけ多くの人やモノ、情報に接しているかだとも言われています。
ヒットを生む発想術
本書には、ヒットを生む発想術がまとめられています。
【プロローグ】 『エンタの神様』のつくり方
【第1章】 日本でいちばん「普通の人」になる
【第2章】 ヒットの方程式
【第3章】 「普通の人」の精度を高める
【第4章】 「200のレベルの自分」を鍛える
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
自分を否定してみる
◆85ページ~86ページ◆
テレビというのは世の中の最大公約数的な大勢の人に見てもらえて初めて成り立つビジネスである。どれだけ見ている人の視線、つまりは消費者である視聴者の視線に立てるか。すべての発想の根っこはここなんだ、と。だったら自分個人の好みよりは、世の中の大勢いる「普通の人」たちが今いちばん望んでいるものは何か、そこにどう応えていくかというところから番組を発想していく必要があるんじゃないか、ということに気が付いたのである。そこで私は自分というものを番組づくりにおいては、徹底的に否定しようと思いたった。
自分を否定してゼロベースから考える
ヒット商品を作るには、お客様の視線を如何に持つかということが大切です。
そのために自分を否定し、ゼロベースから考えることが必要です。
簡単なようで、難しいですよネ。
まずはお客様を観察したり、お客様の話しを聞いてみることから始めてみましょう。
ささいなことに「むかついてみる」
◆149ページ~151ページ◆
「ありそうでないもの」はまだ世の中にたくさんあるのに、それが出てこないのはサービスの作り手や送り手が普通の人の感覚を失ってしまっているからだと思う。「まったく新しい何かを発想すればヒットにつながる」ではなく、「普通の人が潜在的には誰もが感じているけれど、誰も気づいていないニーズにうまく応えることができればヒットにつながる」ということを忘れてはいけない。
ありそうでないモノを50個書き出す
隠れたニーズをどう顕在化するか、そのためには、ありそうでないものをドンドン書き出してみるといいかもしれません。
これでもか、これでもか、と書き出した最後の最後に、隠れたニーズがひょっこりと出てくるのでしょう。
「むかつく」ことの効用
◆152ページ~154ページ◆
だからなるべく、当たり前だからしょうがないということではなくてそこに等身大の自分でいつも「むかついている」ということは重要である。むかつく、つまり不自由なもんだな、と意識を持つことは世の中を見る眼としては積極的になれる。病院の待ち時間でいえば、大病院や大学病院ならば2時間ほど待たされるのは不思議なことじゃない。そういうのを当たり前だと思い込んでいる人が多いが、それは当たり前ではないと考えてみることだ。
ムカつくノートを作って毎日書く
「ムカつく」ノートを作って、ちょっとムカついたこと、ちょっと不便だな、こんなモノがあったらいいのに、というネタを集めてみるといいかもしれません。
そのネタは、いつか使える時がくるかもしれません。
でも、こないかもしれません。
おっさんの選択
本書から学んだヒットを生む発想術のポイントは以下の3点です。
1) 自分を否定してゼロベースから考えること。
2) ありそうでないモノを50個書き出すこと。
3) ムカつくノートを作って毎日書くこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。