【最高の結果を引き出す質問力】「いい質問」の仕方が学べます。
今回の読書メモは『最高の結果を引き出す質問力』です。
「いい質問」の仕方を学びたいと考え、本書を手にしました。
質問は、人生をポジティブにするものです。
「これが今、分からない」「できない」と正直に認め、質問することによって前に進んでいきます。
「いい質問」の意味は、
「あいまいにしていることを、自分が実際にできる具体的な問題に書き換えること」
「ベストな解決法でなくてもいいから、努力できる方法を見つけること」
だと著者はいいます。
そして、「いい質問」をすれば、行動することでモヤモヤが解消でき、結果も出せるようになるのです。
「いい質問」と「悪い質問」
【いい質問】
(1)空気を変える
(2)相手の経験を聞く
(3)好きなものを聞く
(4)本心に気づかせる
(5)自分の生き方を問う
【悪い質問】
(1)正解を直接求める
(2)おススメを聞く
(3)相手に同意を求める
(4)相手を問い詰める
(5)どちらかを選ぶ
著者
著者は脳科学者です。
東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了します。
その後、理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャーに就任されます。
目次
【1章】質問は人生を変える
【2章】質問力とはなにか
【3章】いい質問、悪い質問
【4章】質問は脳の可能性を広げる
【5章】質問力をさらに高める8つのアクション
【6章】日常生活で活かす質問術
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
脳の強化学習を利用する
◆155ページ~159ページ◆
できると分かっていることをやるのではなく、自分にとっては少し難しく、できるかどうか分からないギリギリなこと、少し新しさがあることに挑戦してうまくいけば、強化学習が起こってドンドンそれがやりたくなります。この仕組みは、誰もが持っています。吃音のため人前で話すのが苦手だった少年が、たまたまクラスで発言したことが受けたことをキッカケにしてもう特訓する気になって、いつの間にか噺家さんになっていたという例を聞いたことがあります。もともとは苦手だったものが、今では「一番自分の得意なものになっている」ということが人生には本当によくあるものです。
ギリギリなことに挑戦する
目標を立てる時には、ギリギリなところで設定するようにします。
そして、目の前のステップをひとつずつできるようになるために練習しましょう。
練習を続ければ、最初のステップがクリアできます。
これで「強化学習」のスイッチがオンになり、目標達成の道にのることができるのでしょう。
自分が越えられない壁を乗り越えるための質問
◆198ページ~200ページ◆
努力したり、悩んだり、学んだりすることで、壁は確実に姿を変えます。そんなことを言われても、「絶対に変わるはずかない」「どうしていいか分からない」という人には、あなたのやりたいことについて、こんな質問をすることをおススメします。
「達成できた人はどんな方法で、なにを努力したのだろうか?」
「達成できた人はどんな人とつながっているのだろうか?」
壁を乗り越えるための質問をする
目の前に壁を感じた時には、
「達成できた人はどんな方法で、なにを努力したのだろうか?」
「達成できた人はどんな人とつながっているのだろうか?」と「質問」し、閃きに基づき「行動」します。
この「質問」と「行動」を繰りしていくことで、自分の立ち位置も変化し、見える景色もどんどん変わっていくのでしょう。
そして、気づけば壁を乗り越えられているのでしょう。
自分の望みがかなわないときの質問
◆207ページ~210ページ◆
どうしようもない不運でも、自分にやれることはあるはずです。なんの努力もしないで感情だけをぶつけるよりも、この状況で「自分も他人も心地よくいられるように。私が努力できることはなにか?」と質問してみてください。自分のせいではないのだし、あきらめるしかないことはあきらめる。不運な状況のほうでなく、自分にできることに集中しましょう。
不運なときにも質問する
不運な時には、
「私が努力できることはなにか?」と「質問」し、自分ができることに集中します。
そうすれば状況も次第に変わってくるでしょう。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) ギリギリなことに挑戦すること。
2) 壁を乗り越えるための質問をすること。
3) 不運なときにも質問すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。