【正々堂々のセールス】トップセールスマンへの道が学べます。
今回の読書メモは『正々堂々のセールス』です。
本書を手にした目的はトップセールスマンになるためのヒントを学びたいと考えたからです。
「セールスはテクニックではありません。生きることそのものです。人の心をつかむことです。人から信頼されることなのです。だから、絶えず努力し続けながら、何よりも良い人間関係を維持し、1日1日を精いっぱい生きることが大切なのです。」と著者は言います。
自信と誇りに、愛の使徒としての使命感が加わったとき、その人は強いセールスマンに成長します。
著者自身が、「日本一」「世界一」のセールスマンとして歩んできた道がまとめられています。
著者
著者は、生命保険会社の名誉調査役の方です。
1970年、生命保険会社に入社し、1978年から生保セールス日本一を記録し続け、1988年と1994年にはギネスブックに掲載されます。
そして2009年には「MDRT保険殿堂」入りを果たされます。
2013年から現職に就かれています。
目次
【第1章】セールス世界1の原点
【第2章】ナンバーワンセールスの奥義
【第3章】人を動かす
【第4章】「生保の女王」の素顔
【第5章】全セールスマンに伝えたいこと
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
セールスに成功する法
◆57ページ~59ページ◆
セールスマンが成功するということは「思う」ことなのです。こういう人間になろうと思うことなのです。今月は、これだけやろうと思うことなのです。これだけ社会に貢献して、これだけの人間になろうと思うことなのです。皆の手本になろうと思うことなのです。そして、その思いをやりとげることなのです。それをやりとげるには計画がなければできません。計画があってもぽしゃるときもあるでしょう。私は、アンダーライティング学院に通いました。そこで、仁戸田六三郎先生が、倫理学で絶望の哲学という講義をされました。ものすごい絶望感に陥ったとき、こんな絶望感を今、受けているが、この絶望感は神の教えである。自分の成長のステップなのだ。これより下がないのだということに感謝しようではないか。今ドン底ならば、明日は明るいんだぞと。この絶望感に感謝しようということでした。
トップセールスマンになろうと思う
今までは、「トップセールスマンになろう!」という思いが足りなかったと思います。
「53歳までにトップセールスマンになる!!」と強く思うようにしよう。
「思い」が「行動」を変えるのでしょう。
無償の行為
◆69ページ~72ページ◆
セールスには、自分の歴史が映し出されていると思います。どれだけ多くの人が、自分の言うことを信頼してくれるか、自分に協力してくれるかが、セールスの成否を決めます。だから、これまでの自分の生き方と、セールスとは、大いに関係あり、なのです。そこで問題になるのは、これまでが、貨しの人生だったか、借りの人生だったか、ということです。人生を誠実に生きてくれば、結果的に、だれに対しても貸しの人生ということになって、何かしようとしたときに、周囲がもり立ててくれます。もちろん、こういう「真理」は、セールスに限ったことではありません。そもそも、セールスだけに通用する成功の秘訣などというものは、ないはずです。
貨しの人生を送る
まずは相手に与える。そして、与え続ける。
そうすれば、いつか貸しが返ってくるでしょう。
ただし、見返りを期待しながら与えているうちは、貸しは、返ってこないでしょう。
見返りを求めず、与えましょう。
ノルマ克服法
◆233ページ~235ページ◆
ノルマは決して重荷ではありません。また重荷だと考えるようでは、それを達成することはできません。ノルマは、自分がやりとげる目標です。支社長などから与えられた目標が、自分の考えていた数字より多かったりすると、「こんなの、とてもできないわ」と言う人がいますが、私は、「こんなにたくさんの数字をもらったんだから、頑張ろう、すごいぞ!」と思うのです。予想よりも大きな目標数字は、それだけ自分が期待されている証拠です。セールスマンの世界は、与えられたノルマを達成しなかったら給料が下がるというわけではありませんから、かならずしもノルマを達成しなくてもいいのです。しかし、やることに意義があります。
ノルマに感謝する
「ノルマ≠重荷」なのです。
ノルマを感謝し、どうすれば達成できるかを考え、挑戦する。
どんなことがあっても、その挑戦を楽しむことができればセールスマンとして成長できるのでしょう。
これからは、どんなノルマも感謝し、楽しもう。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) トップセールスマンになろうと思うこと。
2) 貨しの人生を送ること。
3) ノルマに感謝すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。