【会計が苦手な人向け】数字のセンスを上げるポイントを学べます。
今回のオススメ本は、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』です。
本書は、会計が苦手なあなた方へオススメです。
本書では、会計の本質を大まかに掴めるようまとめられています。
本書をヒントに実践していくと数字のセンスが上がるでしょう。
著者について
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
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著者は公認会計士の方です。
大学卒業後、一般企業を経て、公認会計士の二次試験に合格されます。
大手監査法人を経て、独立されます。
会計をやさしく伝えるための工夫をされた著書を多く出されています。
数字のセンスを上げるポイント
本書には、数字のセンスを上げるポイントがまとめられています。
【1】さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
【2】ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
【3】在庫だらけの自然食品店
【4】完売したのに怒られた!
【5】トップを逃して満足するギャンブラー
【6】あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
【7】数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
さおだけ屋から考える商売の本質
◆35ページ~37ページ◆
さて、この章では、さおだけ屋の謎をきっかけにして、「利益を出すためにはどうしたらよいのか?」という商売の本質について考えてきた。これは意外と重要なことで、会計的な考え方の土台となる基礎知識であるから、ぜひおさえておきたいところだ。もう一度おさらいすると、利益を出すためには、
・売上を増やす
・費用を減らす
のふたつの方法しかない。しつこいようだが、知っていると得する知識である。
利益を出すためには「売上を増やす」か「費用を減らす」
言われてみると当たり前ですが、これが全てなのです。
数字のセンスとはなにか?
◆188ページ~189ページ◆
「無料」という言葉や表現のインパクトなどに惑わされずに、物事をキチンと数字で考えることができるかどうか、それが数字のセンスだ。そして、そのセンスがあれば、「だったら逆に、確実に安くなる5%割引を選んだほうが得だ」と、論理立てて物事を選択することもできる。
物事を数字で論理的に考える
「無料」という表現に感情的に反応してしまいます。
その前に、論理的に考えられる数字のセンスを磨きます。
どの数字に着目すべきか?
◆196ページ~198ページ◆
優秀な経営者には、会計は苦手でもおさえるべき数字はちゃんとおさえている人が多い。その数字は、自社分析でいうと、原価を左右するある部品の調達価格であったり、重要な商品の在庫数量だったりする。また他社分析だと、ライバル店の商品アイテム数であったり、駐車場の駐車台数、バイトの時給だったりする。
(中略)
つまり、「ある特定の数字を定期的におさえること」、これが分析の極意であり、これができるかどうかが数字のセンスの有無につながっていくのである。
ある特定の数字を定期的におさえる
定期的に特定の数字おさえていくことでも数字のセンスは磨けます。
お客様の業界の特徴を現す数値は何なのかを考え、定期的におさえていくようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ数字のセンスを上げるポイントは以下の3点です。
1) 利益を出すためには「売上を増やす」か「費用を減らす」こと。
2) 物事を数字で論理的に考えること。
3) ある特定の数字を定期的におさえること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。