【現状に苦しみ、迷っている人向け】会計的視点から経営の原理原則を学べます。
本書は、現状に苦しみ、迷っているあなたへオススメです。
現状に苦しみ、何をしていいのか迷っている経営者やビジネスマンに参考になればとの考えから本書はまとめられています。
本書には、以下の7つの原則から経営の要諦、原理原則を会計的視点から学べます。
(1)キャッシュベース経営の原則
(2)一対一対応の原則
(3)筋肉質経営の原則
(4)完璧主義の原則
(5)ダブルチェックの原則
(6)採算向上の原則、
(7)ガラス張り経営
著者について
著者は、京セラの創立者の方です。
1959年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立し、社長、会長を経て、1997年より名誉会長を務めます。
1984年には第2電電(現KDDI)を設立、会長に就任し、2001年より最高顧問を務めます。1984年に稲盛財団を設立、「京都賞」を創設し、毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰しています。
若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成にも心血を注がれています。
経営と会計の原理原則
本書には、経営と会計の原理原則がまとめられています。
【第1部】経営のための会計学
【第2部】経営のための会計学の実践
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
売上を最大に、経費を最小に
◆30ページ~32ページ◆
「売上を最大に、経費を最小に」ということを経営の原点とするならば、売上を増やしていきながら、経費を増やすのではなく、経費は同じか、できれば減少させるべきだということになる。そういう経営がもっとも道理にかなっていることにそのとき私は気づいたのである。
売上を最大にし、経費を最小にする
売上を最大化すれば、経費も最大化すると考えがちです。
しかし、これからは常に経費は最小化を目指します。
土俵の真ん中で相撲をとる
◆54ページ~59ページ◆
何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込まなければならない。「わかってはいるけれど、現実にはそんなことは不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。どうしてもこうでなければならない、こうしたいという、強い意志が経営者には必要なのである。
「こうしたい!」という強い意志で臨む
「成せば成る、成さずに成せることはなし」、何事も諦めずに取り組みます。
人に罪をつくらせない
◆108ページ~111ページ◆
「ダブルチェックの原則」を間違いの発見やその防止のためのテクニックであると考える人もいるかもしれない。しかし、このような厳格なシステムが必要な本当の目的は、人を大切にする職場をつくるためなのである。複数の人間や部署がチェックし合い確認し合って仕事を進めていく。このような厳しいシステムが存在することによって、社員が罪をつくることを未然に防ぎながら、緊張感のあるきびきびとした職場の雰囲気が醸し出されるのである。
人を大切にする職場をつくる
「ダブルチェックの原則」に著者の優しさを感じます。
「人を大切にする」という視点で物事を考え、取り組みます。
おっさんの選択
本書から学んだ経営と会計の原理原則のポイントは以下の3点です。
1) 売上を最大にし、経費を最小にすること。
2) 「こうしたい!」という強い意志で臨むこと。
3) 人を大切にする職場をつくること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。