四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【会計リテラシーを高めたい人向け】会計の本質的な役割を学べます。

 

今回のオススメ本は、『経営の大局をつかむ会計』です。

会計リテラシーを高めたいあなたへオススメです。 

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本書には、私たちの身近な情報が財務諸表などの会計情報とどうつながっているかがまとめられています。

会計というものの本質的な役割を理解できます。

会計情報を通しての企業分析の方法、自社の戦略の考え方なども学ぶことができました。

 

著者について  

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書)

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書)

 

著者は、大学教授の方です。

実務および経営を経験された後、大学の教授になられました。

専門は、経営戦略、組織マネジメント、会計管理です。

 

会計の本質的な役割

本書には、会計の本質的な役割がまとめられています。

 【第1章】リーダーに必要な“ドンブリ勘定”

 【第2章】会計情報で世の中を鳥瞰する

 【第3章】ビジネス・モデルを大まかに読む

 【第4章】会計で会社を立て直す

 【第5章】ビジネスプランをラフに描く

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

最初から財務諸表と格闘する

◆40ページ~43ページ◆

ならば私は会計も、実際の財務諸表との格闘から始めたらいい、と思っています。例えば今伸び盛りの企業の財務諸表を読んで「どうしてこんなに儲かるの?」を素朴に考えたほうがいいのです。有名な倒産会社の財務諸表を読んでも、面白いです。自社の会社の財務諸表を読むのはもっと面白いと思います。皆さん多かれ少なかれ自分の会社のことを知っているわけで、それがどんな全体像に納まっているか、読んでいけばわかります。ライバルの実像も多少知っているなら、「ライバルと比べてどこが違うか?」をつらつら考えていくと、財務諸表は読めます。

 

実際の財務諸表と格闘する

折に触れ、身近な会社の財務諸表を読むようにします。 

 

消費者金融のユーザー像

◆59ページ~62ページ◆

消費者像は、その企業のテレビや新聞の広告を見るのが一番です。広告はターゲット・ユーザーに向けて打たれるからです。

 

テレビや新聞の広告から消費者像を想像する

これは当たり前のことなのですが、私は気づいていませんでした。

これからは、企業分析する際の参考にします。

 

アバウトに財務諸表を読む方法

◆90ページ~94ページ◆

ここで皆さんに突然、このような本物を見せると面食らうと思いますので、私がビジネスパーソンに薦めている「金額比例縮尺によるパターン認識」で表現したいと思います。財務諸表は金額が尺度です。その金額の大小を、項目ごとの上下の長さに置き換えて、図表に表現したものが「金額比例縮尺によるパターン認識」です。例えば総資産100億円持っている企業のBSを計10㎝で表すとすると、そのうち現預金が10億円、固定資産が50億円だったら、それぞれ現預金1㎝、固定資産5㎝の高さで表現するわけです。売上げの合計が100億円の場合、それを10㎝で表現すると、人件費が20億円、経費が50億円、利益が30億円だったら、それぞれ2㎝、5㎝、3㎝の高さでPLの費用を表すわけです。こうすると当然、BSとPLのバランスにまず目がいきます。そして大きな金額の項目に注目が集まります。それがポイントです。

 

金額比例縮尺によるパターン認識を実践する

会計リテラシーを高めるために「金額比例縮尺によるパターン認識」を実践します。

そのためには、方眼紙が必要ですネ。

 

おっさんの選択

本書から学んだ会計の本質的な役割のポイントは以下の3点です。

 1) 実際の財務諸表と格闘すること。

 2) テレビや新聞の広告から消費者像を想像すること。

 3) 金額比例縮尺によるパターン認識を実践すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。