四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【経営改善に取り組んでいる人向け】イノベーションを生み出すヒントが学べます。

 

今回のオススメ本は、『理念が独自性を生む』です。

本書は、経営改善に取り組んでいるあなたへオススメです。 

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本書には、著者の研究によって明らかになった卓越企業をつくる7つの原則がまとめられています。

イノベーションとは何か、そしてイノベーションを生み出すヒントを学ぶことができました。

 

著者について 

理念が独自性を生む

理念が独自性を生む

 

著者は、大学の教授です。

大学卒業後、中小企業金融公庫へ入庫し、主に企業審査と経営支援業務を経験されます。その後、大学教授に就かれています。

 

イノベーションを生み出すヒント

本書には、イノベーションを生み出すヒントがまとめられています。

 【序章】卓越企業はいかにして生まれるか

 【第1章】利益の質を高めよ

 【第2章】理念が独自性を生む

 【第3章】利益を生み出す独自性の領域

 【第4章】売上の壁を突破させる原動力は何か

 【第5章】経営者は「探求者」たれ

 【第6章】管理会計を使いこなせ

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

イノベーションの本質

◆46ページ~48ページ◆

新しく結びつけること、新しく組み合わせることがイノベーションである。これが新しい製品を生み出し、新しい市場をつくる。すでに述べたように、シュンペーターは新しい生産方式の開発、新しい販売先の開拓、新しい購買ルートの開拓、企業提携などによる新たな市場地位の構築などもイノベーションであるとしている。彼の時代にはなかった、たとえばボランタリーチェーン・システムやフランチャイズ・システムによる水平展開もイノベーションだし、既存の業種・業態をインターネットの世界で展開するさまざまなネット・ビジネスもイノベーションと呼んでいいだろう。新結合の遂行、これが独自性の構築という話になる。

 

新しく結びつける、新しく組み合わせる

「これとこれを結びつけるとどうなるか?」「これとこれを組み合わせるとどうなるか?」と考えるようにします。

 

イノベーションの着眼点

◆71ページ~78ページ◆

内なる問題意識、自らの個性的な言葉でしか表現し得ない課題の存在。これを解決するはしごをかけることができたときこそ、イノベーションが起こり、事業という具体的な形になる。こうした独自性にあふれた事業が高収益に結びつく。ならば、世の優れた経営者はどのようなイノベーションを起こしたのか。しかも、いかにして。

 

イノベーションは8つの着眼点で考える

本書では、イノベーションの着眼点として(1)創造、(2)不合理の排除、(3)海外事例の先駆的導入、(4)海外投資、(5)人間尊重、(6)効率性の追求、(7)IT技術の応用、(8)環境・健康への配慮の8つが紹介されています。

結びつけ、組み合わせ観点にします。

 

「探求者たちの社会」

◆88ページ~90ページ◆

すでに述べたように、経営理念は必ずしも一朝一夕に形成されるものではない。経営者の試行錯誤、暗中模索の結果である。それは経営者の成熟と対応している。夢や理想、問題意識を持ち続けよ。経営理念の形成は、時間を必要とする自己実現のプロセスでもある。理念が独自性を生むという命題には、隠れた主役が存在した。自己実現である。それは探求と言い換えてもよい。自らの内部から生じたもので、同時に自らを超えるメッセージ、それが経営理念である。これに導かれ、一歩一歩踏みしめながらその確かさを確認する歩み、自己実現のプロセスは探求のプロセスでもある。

 

経営理念に魂を込める

経営者の試行錯誤、暗中模索が経営理念を形成されるという点は納得です。

この探求のプロセスを通して経営理念に魂が込められるのでしょう。

 

おっさんの選択

本書から学んだイノベーションを生み出すポイントは以下の3点です。

 1) 新しく結びつけ、新しく組み合わせること。

 2) イノベーションは8つの着眼点で考えること。

 3) 経営理念に魂を込めること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。