【なかなか疲れがとれない人向け】 脳の休息法が学べます。
今回のオススメ本は、『最高の休息法』です。
本書は、なかなか疲れがとれない方へオススメです。
疲労感とは脳の現象だそうです。物理的な疲労以上に、まずは脳の疲労が「疲れた」という感じをあなたの中にもたらしています。
したがって、「脳の休息法」を手に入れることこそが、あなたの集中力やパフォーマンスを高める最短ルートになるのです。
あなたの脳を変えて、高度な集中力を手に入れることが本書の真の目的です。
マインドフルネス
マインドフルネスとは「瞑想などを通じた脳の休息法の総称」です。このマインドフルネスを継続すれば、疲れづらい脳を手に入れることができます。
マインドフルネスでは以下の効果が期待できます。
(1)集中力の向上―1つのことに意識を向け続けることができるようになる
(2)感情調整力の向上―ストレスなどの刺激に対して感情的な反応をしなくなる
(3)自己認識への向上―自己へのとらわれの減少、自己コントロール力の向上
(4)免疫機能の改善―ウイルス感染などに対する耐性、風邪を引きづらい
本書では、冒頭に「脳の疲労を解消する7つの休息法」が紹介されています。
(1)マインドフルネス呼吸法(とにかく脳が疲れているとき)
(2)ムーブメント瞑想(気づくと考えごとをしているとき)
(3)ブリージング・スペース(ストレスで体調がすぐれないとき)
(4)モンキーマインド解消法(思考のループから脱したいとき)
(5)RAIN(怒りや衝動に流されそうなとき)
(6)やさしさのメッタ(他人へのマイナス感情があるとき)
(7)ボディスキャン(身体に違和感・痛みがあるとき)
おっさんは、折に触れ(1)(3)(5)(6)を実践していみます。
著者について
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は、アメリカで「こころのクリニック」を開業されている医師の方です。
日本およびアメリカの大学を卒業後、日本で臨床および精神薬理の研究に取り組まれます。
その後、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、同大学で臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事されます。
そして、2010年、ロサンゼルスにて「こころのクリニック」を開業されます。
脳の休息法
本書には、脳の休息法がまとめられています。
Lecture0 先端脳科学が注目する「脳の休め方」
Lecture1 「疲れない心」を科学的につくるには?―脳科学と瞑想のあいだ
Lecture2 「疲れやすい人」の脳の習慣―「いま」から目をそらさない
Lecture3 「自動操縦」が脳を疲弊させる―集中力を高める方法
Lecture4 脳を洗浄する「睡眠」×「瞑想」―やさしさのメッタ
Lecture5 扁桃体は抑えつけるな!―疲れを溜め込まない「不安解消法」
Lecture6 さよなら、モンキーマインド―こうして雑念は消える
Lecture7 「怒りと疲れ」の意外な関係性―「緊急モード」の脳科学
Lecture8 レジリエンスの脳科学―瞑想が「折れない心」をつくる
Lecture9 脳から身体を治す―副交感神経トレーニング
Lecture10 脳には脳の休め方がある―人と組織に必要な「やさしさ」
Epilogue 思いやりのメッタ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
勝手に脳は疲れていく――DMNという浪費家
◆66ページ~70ページ◆
脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが、脳疲労の最大要因の1つであり、その雑念を抑えることで脳を休ませるというのが、マインドフルネス瞑想の基本メカニズムらしい。「なるほど、ただぼーっとしていても、脳は動き続けているから、まったく休息にならない可能性が高いってことですよね」
疲れの原因を知る
休みの日、仕事のことが気になって休んだ気がしないという経験あります。
このような疲れの原因はDMNだったのですネ。
マインドフルネスでこのDMN(雑念)を抑えられる脳に変えていきましょう。
脳を変えるには「習慣」が第一
◆87ページ~91ページ◆
まずはナツ自身が、1日5分でも10分でもいいから、これを毎日続けること。このとき大事なのは同じ時間・同じ場所でやることじゃ。脳は習慣を好むからな。マインドフルネスは短期の介入ではない。もちろん、5日間の瞑想で効果があったという報告もあるが、より長くやることで効果が出てくる。ほれ、ブリューアーが報告しとったDMNの変化も、10年以上の瞑想経験者で確認されたことじゃ。いくら脳に可能性があるといっても、脳の変化には継続的な働きかけも欠かせんというわけじゃ。
マインドフルネス呼吸法に毎日取り組む
(1)基本姿勢をとる
・椅子に座る
・お腹はゆったり、手は太ももの上、脚は組まない
・目を閉じる
(2)身体の感覚に意識を向ける
・接触の感覚
・身体が地球に引っ張られる重力の感覚
(3)呼吸に注意を向ける
・呼吸に関わる感覚を意識する
・深呼吸や呼吸コントロールは不要
・呼吸に「1」「2」…「10」とラベリングするのも効果的
(4)雑念が浮かんだら…
・雑念が浮かんだら事実に基づき、注意を呼吸に戻す
・雑念は生じて当然なので、自分を責めない
幸福の48%は遺伝。だから「感謝」が重要
◆213ページ~217ページ◆
「それが以外にも、財産や社会的地位の影響はわずか10%らしいんじゃよ。では、残りの42%は何なのかといえば、それが個々人の行動や気持ちということになる。自分でどうにかなる残り42%、すなわち、どう生きるかにフォーカスしたほうがよっぽどいいと言えるのかもしれん。ま、幸福は人それぞれじゃから、1つの考え方でしかないかな。そして、幸福度を高める生き方の因子として、繰り返し登場するのが感謝なんじゃよ。他人や社会に対して感謝する気持ちを持っている人のほうが、幸福度が高いという結果が出ておる。脳科学の分野でもそのことはデータで示されとるぞ。感謝の気持ちは、怒り、恐怖、嫉妬など、さまざまなネガティブな感情をとかすんじゃ」
他人や社会に対して感謝する
人間の感情にはすごい力があるのでしょう。
「怒り」「恐怖」「嫉妬」などのネガティブな力は、「感謝」というポジティブな力でとかしてしまいましょう。
おっさんの選択
本書から学んだ脳の休息法のポイントは以下の3点です。
1) 疲れの原因を知ること。
2) マインドフルネス呼吸法に毎日取り組むこと。
3) 他人や社会に対して感謝すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。