【経営者を目指す人向け】商売・経営のコツが学べます。
今回のオススメ本は、『経営のコツここなりと気づいた価値は百万両』です。
本書は、経営者を目指すあなたへオススメです。
本書には、著者のこれまでの経験体験の中で、商売、経営のコツの大切さについて考え感じてきたことがまとめられています。
商売・経営のコツ、経営者の心構えなどが学べます。
著者について
著者は、経営の神様、松下幸之助翁です。
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者です。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれ、9歳で単身大阪に出てきて、火鉢店、自転車店に奉公の後、大阪電燈(株)に勤務します。
大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業し、昭和21(1946)年にはPHP研究所を創設します。
さらに昭和54(1979)年には、財団法人松下政経塾を設立します。
商売・経営のコツ
本書には、商売・経営のコツがまとめられています。
【第1章】商売のコツ経営のコツ
【第2章】経営者の心得
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
求める心さえあれば衆知は集まる
◆67ページ~70ページ◆
私は、何事によらず、それを成し遂げるためにもっとも大切なことは、まずそのことを強く願うというか、心に期することだと思うのです。なんとしてもこれを成し遂げたい、成し遂げなければならないという強い思い、願いがあれば、事はもう半ばかなったといってもいい。そういうものがあれば、そのための手段、方法は必ず考え出されてくると思います。
成し遂げることを強く願う
年齢を重ねるにつれ、諦めることが多くなっていたように思います。
どんな状況にあっても、諦めず、「必ず成し遂げるゾ」と強く願うようにします。
そこから道が開けていくのでしょう。
経営のコツここなりと気づいた価値は百万両
◆76ページ~81ページ◆
つまり、日々の経営者としての生活の中で、一つ一つの仕事に一生懸命とり組みつつ、その都度、これは成功であったな、とか、成功であったけれどもここのところは完全ではなかったな、という具合いに反省を重ねていく。そしてそれが、やがて意識しないでも考えられるというか、反省できるようになることが必要だと思います。そういうことを刻々にくりかえしていると、だんだんまちがいをしないようになる。ということは、経営のコツがわかってきた、ということになるのではないかと思うのです。
日々反省を重ねていく
自分は、まだまだ「まちがい」が多いです。
やはりPDCAを回して、日々反省するようにしています。
悩みこそ社長の生きがい
◆103ページ~105ページ◆
社長というものは、従業員が一万人いれば一万人の心配を背負っていくものです。ですから、心配で夜も眠れないというときもあります。眠れないからつらい、苦しい。しかしそのつらいところが社長の生きがいである。社長が心配しないでのんびりやれる会社などあり得ない。眠れなかったり、煩悶したりしている姿こそ社長の姿で、そこに社長としての生きがいがある。そういう考え方に立つことが、今日の経営者には求められているのではないでしょうか。
つらいところが生きがいと捉える
社長に限らず、ビジネスマンであれば皆にいえることだと思います。
「つらいこと=生きがい」と捉え、その「つらさ」を乗り越えることを楽しみます。
おっさんの選択
本書から学んだ商売・経営のポイントは以下の3点です。
1) 成し遂げることを強く願うこと。
2) 日々反省を重ねていくこと。
3) つらいところが生きがいと捉えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。
【雑談が苦手な人向け】雑談のコツが学べます。
今回のオススメ本は、『雑談の戦略』です。
本書は雑談が苦手なあなたへオススメです。
雑談は本当に意味がある会話をするための懸け橋、いわば「ゴールデンブリッジ」なのです。
本書では雑談のコツが学べます。
雑談でやってはいけない8つの禁則
戦略的に雑談をおこなうのであれば、相手から嫌われるような雑談はしてはいけないのです。如何に雑談での8つの禁則をまとめます。
(1)自分の話しばかりする
(2)他人の話を遮る
(3)相手の話を自分の話にすり替える
(4)否定する
(5)相手より自分が上であるとアピールする
(6)質問し、相手が答える前にさらに質問する
(7)質問の連打
(8)相槌や共感をしない
ぜひ、あなたの雑談を振り返ってみてください。
著者について
著者は、弁護士です。
企業法務、事業再生、交通事故、不動産問題などの案件・事件を、鍛え上げた雑談力・質問力・交渉力・議論力などを武器に解決に導いています。
現在は、法律事務所の代表パートナーであり、テレビ番組などの解説でも活躍されています。
雑談のコツ
本書には、雑談のコツがまとめられています。
【第1章】ビジネス雑談は「戦略的」でなければならない
【第2章】あなたはどのタイプ? 雑談が苦手な4タイプ
【第3章】雑談は「相手の話したいこと」を軸に組み立てる
【第4章】ビジネス雑談こそ「好かれるかどうか」で決まる
【第5章】どんな人にも通じる「すべらない話題」の選び方
【第6章】細部に罠が潜んでいる 言葉遣いに気をつけよう
【第7章】実践シミュレーションで雑談の目的を果たそう
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「QARTサイクル」で絶対に途切れない会話を!
◆39ページ~44ページ◆
もちろん、だからといって質問ばかり浴びせていては、相手に不快感を与えてしまいます。相手が答えたら、自分も共感したり肯定したりなどの反応を示し、時には自分の話をしたりして、その上で次の質問に移っていくのです。次ページのように会話を進めていくことになります。たとえば、以上のようなケースです。
(1)質問する「機能は何時に寝たのですか?」
(2)相手が答える「うーん……。0時ごろですね」
(3)反応する「へー!結構遅いですね」
(4)自分の話をする「私はだいたい22時には寝てしまいますよ」
(5)再度質問する「普段、何時間くらい睡眠をとるのですか?」
この(5)の質問を、相手は無視することができません。やはり自動的に「どれくらい寝てるのかな?だいたい6時間かな」などと答え、「6時間くらいですね。昔は4~5時間しか寝てなかったんですが」などと答えるでしょう。
QARTサイクルを回す
前述の(1)から(5)をQARTサイクルといいます。
Q:Question(質問)
A:Answer(相手が答える)
R:Reaction(肯定・共感など)
T:Talk(自分が話す)
これからは、QARTサイクルを回しながら、雑談を続けるようにします。
「質問ブーメラン」を忘れずに投げよう
◆92ページ~95ページ◆
このように、相手から何か質問を受けたときは「もしかしたらこの人は、この話題について話したいのかもしれない」とアンテナを立てて、自分のターンが終わったあとで相手に質問をしてみることです。この「質問ブーメラン」を使えは、相手が話したい内容を労せずして発見でき、雑談が大いに盛り上がる可能性が高いといえるでしょう。
「質問ブーメラン」を投げる
自分の話したいことばかりに集中していて、「質問ブーメラン」を投げかえせていませんでした。
これからは、相手の話したいことを引き出してあげられるよう、相手の質問に敏感になるようにします。
戦略の前のマインドセット
◆251ページ~254ページ◆
その人と雑談する前に、自分と雑談をしましょう。自分に次のように質問することです。
「この人が自分より優れているところは、どんなところだろう?」
「この人から学べることは、どんなことだろう?」
「この人のよいところは、どんなところだろう?」
「この人の好きになれるところは、どんなところだろう?」
そして、自分のほうから相手に対して好意をぶつけていくことです。そうすれば、雑談の戦略を阻害するような「悪意の返報性」が働かなくなり、スムーズに会話に入っていけることでしょう。
相手に対して好意をぶつける
一番大切なのは、雑談前の心構えなのですネ。
これからは、「善意の返報性」が働くよう、相手に対して「興味」と「好意」をぶつけるようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ雑談のポイントは以下の3点です。
1) QARTサイクルを回すこと。
2) 「質問ブーメラン」を投げること。
3) 相手に対して好意をぶつけること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。
【商売人を目指す人向け】商売・経営の基本を学べます。
今回のオススメ本は、『経営心得帖』です。
本書は、商売人を目指すあなたへオススメです。
経営の神様が考える「商売」「経営」の基本を学べます。
本書は、不景気とか、困難な時における経営心得を中心に松下幸之助翁の考えがまとめられています。
シンプルな言葉と例え話で分かりやすく説明されています。
著者について
著者は、経営の神様、松下幸之助翁です。
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者です。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれ、9歳で単身大阪に出てきて、火鉢店、自転車店に奉公の後、大阪電燈(株)に勤務します。
大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業し、昭和21(1946)年にはPHP研究所を創設します。
さらに昭和54(1979)年には、財団法人松下政経塾を設立します。
経営心得帖
本書には、経営心得帖がまとめられています。
【第1章】経営の心得いろいろ
【第2章】人事の心得いろいろ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
命をかける真剣さ
◆58ページ~60ページ◆
経営というものは、単に利口であるとか、頭がよいとかいうことだけでうまくいくものではないと思います。やはりそこに命をかけるというほどの真剣さがあってはじめて、何をいつどうしなければならないかというカンも働き、それを行っていく力強い実行力も生まれてくるのではないでしょうか。
命をかける
この状態に身を置けば、集中力も高まり、鋭いカンも働くようになるのでしょう。
そして、自然と実行力も高まるのでしょう。
プロの自覚
◆100ページ~101ページ◆
力が及ばない、という人はたくさんあると思います。しかし、及ばないなりに一心に打込むならば、その姿はまことに立派なものがあると思うのです。そういう姿が、人を感銘させ、人を動かすことになります。そこに知恵と力が集まって、成果を生むことができるようになってきます。
一心に打込む
確かに、一生懸命にがんばっている人を見ると、応援したくなります。
応援してもらえないということは、一生懸命さが足りないのかもしれません。
やりぬく決意
◆106ページ~107ページ◆
商売や経営でも、結局はアポロと同じことだと思うのです。この商売をもっと立派なものにし、さらに立派な従業員を育て、そしてより多くの人びとに喜んでもらえるような仕事をしていきたいと思えば、それは必ず可能だと思います。
強い決意を持つ
「より多くの人びとに喜んでもらえる仕事をするゾ!」と強い決意を持って臨めば、商売や経営もうまくいくのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだ経営心得帖のポイントは以下の3点です。
1) 命をかけること。
2) 一心に打込むこと。
3) 強い決意を持つこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。
【話し方に悩む人向け】話し方の作法が学べます。
今回のオススメ本は、『いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか』です。
本書は、話し方に悩むあなたへオススメです。
会社や仕事の周囲のみならず、「仕事では上手くいくんだけど、どうもプライベートで、とくに女性とは……」などなど話し方に悩む方々への作法がまとめられています。
著者がトレーナーとなってサポートしてくれる内容になっています。
著者について
著者は、落語家です。
大学卒業後、ワコールに入社、3年間のサラリーマン体験を経て、1991年立川談志18番目の弟子として入門、2000年に二つ目昇進、2005年に真打昇進します。
「サラリーマンに求められる対応力も、落語界に入ってからの、芸人として求められる動きも、ほぼ同じではないかっという結論にいたった」とサラリーマン体験のある著者は言います。
具体的には、サラリーマンの目的は「利益の追求」であり、落語家の目的は「芸の向上」ということ。どちらも「個々の技芸をいかに向上させるか」にシノギを削っているのです。
話し方の作法
本書には、話し方の作法がまとめられています。
【序幕】立川流真打ちが、永遠の命題に挑みましょう
【第一幕】一般の人にも「独演会名人」が急増中!
【第二幕】話し方と聞き方、話術の落とし穴は二つある
【第三幕】「間」を制する者は会話を制す
【第四幕】必要なのは“距離感”を測れる物差し
【第五幕】いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
無意識のうちに零れる“言葉の老廃物”を管理せよ
◆92ページ~93ページ◆
つねに「この言葉を発したら、相手はどう思うのだろうか」という意識を持ち続けて話すことで、そのセンスはさらに磨かれます。話の上手い人にもなると、「今、心に抱いている言葉を述べた瞬間、だいたい何割の人が愉快だと思って、何割の人が不愉快だと思う」というような判断を、頭のなかで瞬時におこないながら会話し続けます。この判断ができるようになれば、ほぼ会話での主導権を握れるようになるはずです。判断力を養うのは、そんなに難しいことではありません。訓練と意識次第で、必ず到達できる領域です。
「相手はどう思うのだろうか?」という意識を持ち続けて話す
今までは、思いついたことを直ぐに話していました。
これからは、一息おき、「この言葉を発したら、相手はどう思うのだろうか?」と問いなおした上で、話すべきかどうかを判断した上で話すようにします。
あらゆるものへのツッコミが「発想力」を養う
◆97ページ~98ページ◆
話しがずれましたが、「発想力」を身につける術を、改めて考えてみましょう。ここからは私が現在実践中で自家薬籠中の行為ですが、「自分の周囲のすべてに対してツッコミを入れてみる」ことにあるのではと読んでいます。テレビ、新聞、週刊誌、ネット、口コミ、折り込みチラシなどから伝えられる情報などすべてに、ツッコミを入れてみるのです。
周囲のすべてに対してツッコミを入れてみる
ツッコミを入れることで、一方通行の考えに幅や奥行がでてきて会話が広がるのでしょう。
会話だけでなく、文章を書く際にも活用してみます。
「間」を「魔」にさせない、沈黙の“シ~ン”対策
◆117ページ~119ページ◆
大事なのは、その“シ~ン”の「間」で、「相手のセリフを吟味し、相手が喜びそうな展開になるにはどうすればいいか」を考えることです。もし、そんな「間=シ~ン」が耐え切れなくなったら、「ちょっと待って、考えさせて」と、思い切って言ってしまうのも手です。そうなると「間=シ~ン」は、相手の発言を考えている時間に早変わりします。要するに「相手のことを考えている大事な時間」こそ、自分の「間」だという思いがきちんと伝われば、「間」が「魔」ではなくなるはずです。
「間=相手のことを考えている大事な時間」と捉える
今までは、「間」を恐れていました。
「間=相手のことを考えている大事な時間」と捉え、恐れるのではなく、味わうようにしてみます。
こちらが考える時には「少し考えさせてください」、相手が考える時には「じっくり考えていただいて大丈夫ですよ」など言いながら、会話を進めます。
おっさんの選択
本書から学んだ話し方の作法のポイントは以下の3点です。
1) 「相手はどう思うのだろうか?」という意識を持ち続けて話すこと。
2) 周囲のすべてに対してツッコミを入れてみること。
3) 「間=相手のことを考えている大事な時間」と捉えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。
【おっさん英語:98週目】時間と健全に向き合う処方箋
今回のテーマは英語の勉強法です。
おっさんが英語の勉強を再開して98週間が経過しました。
5年間(260週間)でどこまで英語が出来るようになるか、こっそり挑戦しています。
2020年のオリンピックで、たくさんの外国の人と会話してみたいと思って、コツコツと勉強しています。
時間と健全に向き合う処方箋
今回の「TED Talks in 日本語」を使った勉強はこちらです。
プレゼンターは心理学者です。
幸福と成功は我々が一番無視しがちな特質にあるといいます。
それは時間的展望といい、我々が過去・現在・未来に向き合う方法です。
「時間的展望」とはなにか? 今日お話しすることはそれです
ある人たちには、今この瞬間、他人が何をしているか、あなたがどう感じているかが重要です。
この人たちは「今」に集中しているので「現在志向」と呼びます。
ある人たちは、昔こういうことを経験した時は、どんな状態だったかが重要です。
この人たちは「過去」に集中しているので「過去志向」と呼びます。
ある人たちは、予想される結果(費用対効果分析)が重要です。
この人たちは「未来」に集中しているので「未来志向」と呼びましょう。
時間的展望は、我々全ての決断に、全く無意識で影響します。
状況に応じて、時間的展望を自由にずらしていく精神の柔軟さを習得することを学習しなくてはなりません。
人生の多くのパズルは、自分や他人の時間的展望を理解することで解決できるのです。
さらに詳しい内容を知りたい方は、TEDTalkを聴いてみてください。
勉強法
2017年1月から、こちらの記事にある勉強法に挑戦しています。
40歳を過ぎて英語をはじめるなら、TOEICの勉強は捨てなさい。 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 藤岡頼光
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: 新書
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具体的には「DUOセレクト」を使って勉強しています。
英単語
英単語は、こちらで勉強しています。
98週目は、また最初に戻って201~400語までを勉強しました。
ヒアリング
「DUO Select」のCDを帰宅時の車の中で聞いています。
アラフィフだけど、まだ英語を諦めたくないあなたへはこちらがオススメです。
勉強時間
98週目の勉強時間は5.25時間でした。
To the last I read, thank you. Please come to play also. Nice to meet you.
【会話力を鍛えたい人向け】落語力を学べます。
今回のオススメ本は、『落語力』です。
本書は、会話力を鍛えたいあなたへオススメです。
本書は、希代の落語家であり、思想家でもあった師匠から体得した至言・金言、および師匠が築いた師弟制度など「落語」から学び取ったことを、サラリーマンにも役立つよう、わかりやすく換言した「お悩み解決本」です。
著者について
著者は落語家です。
大学卒業後ワコールに入社、3年間のサラリーマン体験を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門します。
そして、2000年には二つ目昇進、2005年には真打へと昇進します。
「サラリーマンに求められる対応力も、落語界に入ってからの、芸人として求められる動きも、ほぼ同じではないかっという結論にいたった」とサラリーマン体験のある著者は言います。
サラリーマンの目的は「利益の追求」であり、落語家の目的は「芸の向上」です。
どちらも「個々の技芸をいかに向上させるか」にシノギを削っているのです。
落語力
本書には落語力がまとめられています。
【1】 落語は、ビジネススキルをアップできる知恵の宝庫
【2】 人生の目的は人脈づくりにある―実践的「人脈の作り方」
【3】 人生に役立つ「落語の底力」
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
訴えたいことをいちばん最後に持ってくるとしたら
◆83ページ~86ページ◆
「今日の商談なんですが、最後に持ってきたのは、演出でしたか?」
「おお、青木君、わかっていたか?君は学生時代に落語研究会におったさかい、わかるやろ?演出は逆算や」
「逆算?」
「せや。訴えたいことをいちばん最後に持ってくるとしたら、逆算して、じゃ、何をいちばん頭に持って来たら効果的か考えるんや。たいがいの若い人は、いちばん言いたいことを前に持って来て、ガンガン言うて来るやろ?そんなことされてみい、女の子やったら、引いてまうで、逆なんや。まずは信頼関係なんや」
商談は逆算で考える
今までは、どちらかと言えば、言いたいことを、並べ立てるタイプでした。
これからは、一番言いたいことを最後に持ってくるようにして、その前に言うことを一つずつ、逆算しながら考えるようにします。
そういえば、相棒の杉下警部も「最後にひとつだけ」と言って最後に質問されます。
実は、これが一番言いたい(聞きたい)ことなのでしょう。
落語はワクチンでもある
◆154ページ~156ページ◆
さまざまな人生の場面を活写している落語の中には、「あいつが来たから無視しようぜ」とか「あいつをみんなでよってたかっていじめようぜ」という場面は一切出てきません。なぜか?それは、落語には「すべてを受け入れる懐の深さがあるから」です。いや、笑いというのは、もともと拒否からではなく、許容から生まれるからなのでしょう。落語の世界では、バカの代名詞の与太郎のやることなすことを、否定するのではなく肯定し、受容するからこそ、そこに齟齬が生じ、「笑い」へと昇華するのです。
否定ではなく肯定し受容する
全てを受け入れ、それを「笑」に代えられる懐の深い、ユーモアのある人間を目指します。
まずは笑顔の練習から取り組みます。
「幇間持ちと若旦那」は「広告代理店とスポンサー」の関係
◆176ページ~179ページ◆
一八も最初は調子よく、そして如才なくこの会話継続力を発揮します。とくに相手にひたすら合わせます。「いい天気だな」「へい、いい天気です」「でも、雲が出てきたな」「出てきました。あの雲、気になりますな」「腹が減ったな」「お腹すきました。ペコペコ」「鰻にしようか」「いいですね、鰻、私も大好き」「俺は本当はそばのほうが好きなんだよ」「あ、実は私もそばのほうが好きなんです」「でも、金がないから帰るか」「じゃあ、帰りましょ」……。会話を相手に合わせて継続させ続けるなかで、なんとか相手と価値観を一致させ、そして「琴線」に触れ、しまいには「金銭」をひねり出させようとするわけです(笑)。
相手にひたすら合わせる
この一八の姿勢は見習いたいです。
会話していると自分の考えを言いたくなります。
しかし、ここはグッと堪え、相手に合わせて、相手が気持ちよく会話を継続できるように挑戦してみます。
おっさんの選択
本書から学んだ落語力のポイントは以下の3点です。
1) 商談は逆算で考えること。
2) 否定ではなく肯定し受容すること。
3) 相手にひたすら合わせること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。
【経営者を目指している人向け】実践的な経営理念、経営哲学が学べます。
今回のオススメ本は、『実践経営哲学』です。
本書は、経営者を目指しているあなたへオススメです。
本書には、松下幸之助翁の60年の事業体験を通じて培い、実践してきた経営についての基本の考え方、いわゆる「経営理念」「経営哲学」がまとめられています。
実践的な「経営理念」「経営哲学」が学べます。
著者について
著者は、経営の神様、松下幸之助翁です。
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者です。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれ、9歳で単身大阪に出てきて、火鉢店、自転車店に奉公の後、大阪電燈(株)に勤務します。
大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業し、昭和21(1946)年にはPHP研究所を創設します。
さらに昭和54(1979)年には、財団法人松下政経塾を設立します。
実践的な経営哲学
本書には、実践的な経営哲学がまとめられています。
まず経営理念を確立すること
ことごとく生成発展と考えること
人間観をもつこと
使命を正しく認識すること
自然の理法に従うこと
利益は報酬であること
共存共栄に徹すること
世間は正しいと考えること
必ず成功すると考えること
自主経営を心がけること
ダム経営を実行すること
適性経営を行うこと
専業に徹すること
人をつくること
衆知を集めること
対立しつつ調和すること
経営は創造であること
時代の変化に適応すること
政治に関心をもつこと
素直な心になること
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
使命を正しく認識すること
◆24ページ~28ページ◆
だから、たとえ個人企業であろうと、その企業のあり方については、私の立場、私の都合でものごとを考えてはいけない。常に、そのことが人びとの共同生活にどのような影響を及ぼすか、プラスになるかマイナスになるかという観点から、ものを考え、判断しなくてはならない。
共同生活にどのような影響を及ぼすかを考える
「人びとの共同生活にどのような影響を及ぼすか」
「プラスになるか、マイナスになるか」
この考え方の軸がブレないことが、企業の安定成長の条件なのでしょう。
対立しつつ調和すること
◆88ページ~93ページ◆
考えてみれば、この宇宙の一切のものはすべて対立しつつ調和しているのではないだろうか。それぞれのものがそれぞれの個性というか特質を持って、いわば自己を主張し合っている。それが対立である。だから、月と太陽も対立しているし、山と川も対立している。男と女も対立していると考えられる。しかし、ただ対立しているだけかというと、そうで なく、対立しながらも、互いに調和し合って、この大自然なり人間社会の秩序というものを形づくっているわけである。
対立しつつ、調和する
相手と対立しても、それぞれの存在を認めること。
そして、双方の良い点を取り入れ、調和していくこと。
それが人間社会の秩序を保つポイントなのでしょう。
素直な心になること
◆110ページ~115ページ◆
世間大衆の声に、また部下の言葉に謙虚に耳を傾ける。それができるのが素直な心である。それを自分が正しいのだ、自分の方が偉いのだということにとらわれると、人の言葉が耳に入らない。衆知が集まらない。いきおい自分一人の小さな知恵だけで経営を行うようになってしまう。これまた失敗に結びつきやすい。
素直な心になる
松下幸之助翁といえば「素直な心」
「素直な心」を養うために、「周りの人々は、みんな自分よりも偉い」と思うことが大切なのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだ実践的な経営哲学のポイントは以下の3点です。
1) 共同生活にどのような影響を及ぼすかを考えること。
2) 対立しつつ、調和すること。
3) 素直な心になること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。