四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

【スポンサーリンク】



【右脳思考】右脳と左脳を行き来する思考法が学べます。

 

今回の読書メモは『右脳思考』です。

f:id:WEST81:20190303220123j:plain

本書を手にした理由は企画を立てる時のヒントを学びたいと考えたからです。

 

著者 

著者は早稲田大学ビジネススクール教授です。

大学卒業後、日本航空を経て、1985年BCGに入社します。

2000年から2004年までBCG日本代表、2009年までシニア・アドバイザーを務めます。2006年より現職に就かれます。

ビジネススクールでは競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なわれています。 

右脳思考

右脳思考

 

 

目次

第1章 右脳を使うことが重要な理由

第2章右脳の使い方

第3章右脳で考え、左脳でロジカルチェック

第4章左脳で考えたロジックフローを右脳で肉づけ

第5章右脳「力」を鍛える

第6章ロジカルシンキングより直感を信じてみよう

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

論理性、ストーリー・ワクワク、どこどき、自信・安心

◆165ページ~169ページ◆

人がアイデアや戦略を理解し「腹落ち」した上で実行に移す、あるいは上司が提案・企画を十分に理解・納得した上で「会議」で通すためには、次の4つの要素が必要となる。論理性、ストーリー、ワクワク・どきどき、自信・安心を与えるの4点である。論理性を除く3つは相手の右脳に訴えるものだ。

  • 論理性

聞いている者が、なるほど正しい、あるいは間違いないと思うこと。

  • ストーリー

単に論理的な整合性があるだけでなく、全体がひとつのストーリーになっていること。わかりやすさと考えてもらってよい。聞いた人間が理解するだけでなく、それを他人に語れるようであれば最高である。

  • ワクワク・どきどき

加えて、楽しそうだからやってみたいとか、よくわからないけれど面白そうという印象を与えられればなおよい。

  • 自信・安心を与える

いままでと異なることをやるのであれば、それは難しい話ではないとか、御社あるいは自社にもできると思わせる。あるいは、仮に失敗したところで、取り返しがつくとか、大したことがないと思わせる。 

 

「論理性」「ストーリー」「ワクワク・どきどき」「自信・安心」を備える

提案・企画を通すためには「論理性」「ストーリー」「ワクワク・どきどき」「自信・安心」の4点が必要です。

提案・企画には「正しい」「わかりやすさ」「楽しさ・面白さ」「難しい話ではないこと」の4点を備えるようにします。

 

ストーリーを豊かにする

◆169ページ~175ページ◆

自分の提案、企画を納得してもらうとき、ストーリーが重要となる。ロジックが多少複雑なものであったとしても、相手の頭の中にすんなり入っていくときに大きな役割を果たすからだ。巧みなストーリーに必要なのは次の要素である。

▼立体感:イメージできる

▼現実感:実現できそう

▼安心感:やってみたい、自分でもやれそう

立体感とは、言葉だけではわかりにくい新しい製品やサービス、あるいは仕事の進め方を知らない人でも頭にイメージが浮かぶような状態を指す。次の現実感ちは知らないことや実行したことがないことでも、なるほどそういうふうに進めれば実現できそう、あるいは世の中に存在しそうであると感じる状態を指す。最後の安心感とは当事者たる人間が、それなら自分でもやれそうである、あるいはやってみても大丈夫、さらにはやってみたいと思うような状態を指す。

  

「ストーリー」に「イメージできる」「実現できそう」「自分でもやれそう」を備える

相手の頭の中にすんなり入っていくには「ストーリー」が大切です。

そのためには「イメージできる」「実現できそう」「自分でもやれそう」の3点を備えるようにします。

 

反対の理由は右脳で探り、説得方法は左脳で考える

◆224ページ~225ページ◆

まず、相手がこちらの考えの何に引っかかっているかを理解した上で、それを払拭するにはどうしたらよいかを考える。そもそも新しいやり方より、いままでのやり方がよいと信じているのか、自分に自信がないからやりたくないのか、それとも新しいことはなんでもやりたくないのか、反対と言ってもさまざまな理由が考えられる。このあたりは右脳で思いついたことを左脳で検証しながら確定していく。反対の理由がわかった場合に、どうしたら納得してもらえるかは再び自分の右脳で考えてみる。たとえば、これは相手に寄り添って徐々に説得していったほうがよいとか、逆にこちらが背中を押してやらないと自分では決められそうにないなどと考えるわけである。それによって、証拠を集めて理詰めで説得しようとか、あるいは情に訴えようとか、少し脅かしてみようとかなどと考える。さらに理詰めで説得するには公式な会議や対談がよいのか、あるいは飲み屋さんで口説くのがよいのか、彼/彼女の尊敬する第三者を使うほうがうまくいきそうかなどである。同様に脅かして説得する場合は、みんなの前がよいのか、こっそり2人きりのほうがよいのかを考える。これらのアプローチを決めるプロセスはどちらかと言えば左脳で考える。

 

反対の理由は右脳で探り、説得方法は左脳で考える

まずは反対の理由を探る必要があります。

反対意見に対して、すぐに反論するのではなく、まずは相手の話をよく聞くようにします。

そして反対の理由を理解した上で、説得方法を考えるようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「論理性」「ストーリー」「ワクワク・どきどき」「自信・安心」を備えること。

2) 「ストーリー」に「イメージできる」「実現できそう」「自分でもやれそう」を備えること。

3) 反対の理由は右脳で探り、説得方法は左脳で考えること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

 

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

 

よろしくお願いいたします。