四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【売れる仕組みをどう作るか】トルネード式仮説検証法が学べます。

 

今回の読書メモは『売れる仕組みをどう作るか』です。 

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本書を手にした理由はマーケティングについて学びたいと考えたからです。

本書では「トルネード式仮説検証」が説明されています。

「トルネード式仮説検証」の本質は「失敗からの学び」「コレやりたい!」という新しいことに挑戦し、失敗から学び続ければ、成長していくということです。

まず小さなチームで「やりたいこと」「やるべきこと」を決め、大まかな仮説を立てたら、即実行します。

そして学びを積み重ね、トルネード(竜巻)の上昇気流のように進化していく方法です。

 

著者 

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

 

著者はマーケティング戦略コンサルタントです。

1984年に慶應義塾大学工学部を卒業後、日本IBMに入社し、マーケティング戦略のプロとして事業戦略策定と実施を担当します。

さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支えます。

2013年に日本IBMを退社し独立します。

執筆の傍ら、幅広い企業や団体を対象に新規事業開発支援を行う一方、講演や研修を通じてマーケティング戦略の面白さを伝え続けています。

 

目次

【第1章】衰退する組織、成長する組織海外は失敗前提で成長していく ほか)

【第2章】トルネード式仮説検証の進め方

【第3章】「成長パターン」企業の取り組み

【第4章】「実際にどうすればいいのか」問題と対応策

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

「雑な計画」と「ダメモト」が成果を出す理由

◆42ページ~44ページ◆

そもそも米国人や中国人は、詳細な計画は面倒くさがって作らない。そのかわり「こうなればいいな。そのためにはこうすればいいはずだ」という大まかで簡単な考えを持っている。その考えをすぐに実行する。当然ながら最初は抜けも失敗も多い。しかし実際にやってはじめてわかることも多い。その学びからすぐに仮説を修正する。クドクド考えるよりも、まず実行。「思い立つ→すぐやる→すぐ修正→繰り返す→結果が出る。ダメなら見切る」ということだ。計画と根回しを大切にしてきた日本人からすると、納得がいかないかもしれない。ダメモトな計画に人を巻き込むのは「迷惑がかかるからやめよう」と考えがちだ。しかし変化が激しい時代にはこの方法があっているのが現実なのだ。 

  

「雑な計画」と「ダメモト」で成果を出す

自分は「雑な計画」と「ダメモト」で行動しています。

「思い立つ」「すぐやる」はできています。

今後は「結果が出る」まで「すぐ修正」「繰り返す」を組み込むようにします。

 

「あるべき姿」を実現すれば、売れるようになる

◆68ページ~71ページ◆

「解決すべき問題」を決めることが、戦略の出発点だ。戦略は、エクセルのスプレッドシートでいくら計算しても生まれてこない。戦略は、「こんな未来を創りたい」「こうなって欲しい」という想像力と、「これをやりたい」という強い想いからのみ生み出される。そのために、現実とのギャップを見極め、その未来を実現するための方法を考えることだ。「これをやりたい」という強い想いとは、言葉を換えると「健全な怒り」だ。たとえば家計簿の自動作成アプリで成長するメネーフォワードの辻社長が会社を立ち上げたのは、ソニー経理部に所属していた時に感じていた、経理業務の面倒さに対する個人的な怒りがきっかけだった。私の場合も、多くの日本企業がマーケティング戦略を学ぼうとしないまま価格競争で疲弊しているのを見て、「この状況を何とか変えたい」と考えて、万人向けにわかりやすいマーケティングの本を書き続けている。「健全な怒り」とは、「こうあるべきだ。でもそうなっていない。それを替えなければ!」というあなたの強い想いだ。この「健全な怒り」が、人々の共感を呼び、世の中を動かしていく。大切なことがある。その「解決すべき問題」が、世の中や顧客にとって本当に重要で、意味があることだ。これが戦略の成功を左右する。 

  

「健全な怒り」を持つ

あなたの商品が売れるようになるためには「健全な怒り」を持つことが必要です。

「こうあるべきだ。でもそうなっていない。それを替えなければ!」という強い想いが「健全な怒り」です。

この「健全な怒り」が、人々の共感を呼び、世の中を動かしていき、あなたの商品が売れるようになるのです。

 

あなたは悪くない。原因が必ずある

◆215ページ~216ページ◆

ここで必要なのは、「失敗したのは、自分が悪いのではない」と考えることだ。失敗には必ず原因がある。たとえば試験で不合格になったのは、自分が悪いからではない。試験の解答を間違ったから。間違った箇所を把握し、正しく解答できるようになれば、合格する。自分を責めるだけでは、次も不合格だ。できるだけ早く「自分が悪いのではなく、どこかに必ず原因がある」という気持ちを切り換えて、原因探しを始めることだ。原因探しを「成長の大きなチャンス」と考え、ゲーム感覚で楽しめるようになればしめたもの。そうして失敗を乗り越えれば、必ず成長する。あなたの身近には、失敗しても落ち込まずに、楽しそうに再挑戦する人がいないだろうか?その人は、決して精神がタフなのではない。失敗の捉え方が少し違うだけなのだ。その人も「絶対に成功させる」という強い想いでプロジェクトを進めている。しかし心のどこかで失敗を前提に考えて、「万が一失敗したら、こうしよう」と事前に対策も考えている。だから失敗からの立ち直りが早いのだ。 

  

原因探しをゲーム感覚で楽しむ

失敗を乗り越えれば、成長できます。

そのためには原因探しを始めることです。

失敗は「成長の大きなチャンス」です。

失敗しても原因探しをゲーム感覚で楽しめるようになれば失敗を乗り越えることができます。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「雑な計画」と「ダメモト」で成果を出すこと。

2) 「健全な怒り」を持つこと。

3) 原因探しをゲーム感覚で楽しむこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。