四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【超スピード文章術】文章を速く書き終えるコツが学べます。

 

今回の読書メモは『超スピード文章術』です。 

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本書を手にした理由は文章力をレベルアップするためのコツを学びたいと考えたからです。

文章を書くスピードを格段に速くするたった1つの秘訣は、「素材」を意識すること。

「素材」を意識するとは、「どう書くか」ではなく「何を書くか」に集中するということ、と著者は言います。

本書には、文章を書く上で生じる「ムダ」を徹底的に削ぎ落として、とにかく「速く書き終える」ためのスキルと考え方がまとめられています。

文章を書く人の悩みを解決するためのヒントが見つかるかもしれません。

 

著者

10倍速く書ける 超スピード文章術

10倍速く書ける 超スピード文章術

 

著者はブックライターの方です。

大学卒業後、ワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスとして独立します。

経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍、webメディアなどで幅広く執筆やインタビューを手がけています。

 

目次

【第1章】10倍速く書ける「素材文章術」

【第2章】正しい素材を集める2つのルール

【第3章】素材をひたすら集める

【第4章】素材を読みやすい順番に組み立てる

【第5章】一気に書き上げる

【第6章】読みやすく整える

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

読者が決められないときのとっておきの方法

◆83ページ~90ページ◆

文章の素材を正しく速く集めるには、2つのルールがありました。

(1)文章を書く「表面上の目的」を掘り下げて、「その文章を読んだ読者にどんなことを感じてもらいたいのか?」という「真の目的」を決める

(2)具体的な読者を決める。どうしても読者をイメージできないときは、身近にいる友人や知人の中から「1人」を選んで読者に設定すればいい

この2つの作業を通して、目的と読者がはっきりすると、一気に集めるべき素材はイメージしやすくなります。どちらか一方ではいけません。両方を具体的に決めるのがポイントです。

  

目的と読者がはっきりさせる

文章の素材を正しく速く集めるために「真の目的」と「具体的な読者」を決めます。

ちなみに素材とは「独自の事実」「エピソード」「数字」の3つ、読み手に「これを伝えたい」と思う内容そのものを指します。

 

「しゃべるように書く」と必ず伝わる理由

◆136ページ~143ページ◆

つまり、どんな人でも、相手を目の前にしているときは、相手が理解できるレベルで、相手にわかりやすい順番や論理を考えてしゃべっているのです。それを、文章を書くときにも応用すればいいのです。始めから、いわゆるロジカルシンキングや、誰かが作った文章の「型」にはめようとしなくていいのです。目の前の相手に伝わるように素材を組み立てるときに初めて、その人にもっとも伝わりやすい理論が生まれるのです。

 

目の前の相手にしゃべるように書く

どんな人でも、相手を目の前にしているときは、相手が理解できるレベルで、相手にわかりやすい順番や論理を考えてしゃべっています。

これからは目の前の相手にしゃべるように書きます。

 

「わかりにくさ」を潰しきるとっておきの方法

◆182ページ~185ページ◆

「形容詞を使わない」と決めた瞬間、必然的に素材に意識が向くようになります。形容詞の「中身」を書かなくてはいけないからです。たとえば「すごく寒い」という状況を、この形容表現を使わずに伝えるためにはどうすればいいか。

「温度計は零下5度を指していた」

「手袋をしても、手がかじかむくらいだ」

「窓の外を見ると、軒下から伸びるツララが20センチほどの長さに延びていた」

これらはすべて、素材を並べて事実を描写しただけですが、「すごく寒い」と比べて、具体的な寒さがイメージできるのではないでしょうか。

  

「形容詞を使わない」と決める

今までは形容詞を使うことでボンヤリと表現することがありました。

これからは形容詞の「中身」について素材を並べ、具体的に表現するようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 目的と読者がはっきりさせること。

2) 目の前の相手にしゃべるように書くこと。

3) 「形容詞を使わない」と決めること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。