【終わりなきセールス】トップセールスマンの心構えが学べます。
今回の読書メモは『終わりなきセールス』です。
本書を手にした目的はトップセールスマンになるためのヒントを学びたいと考えたから
です。
前著の出版から21年以上が経過しています。
周りの方々から「次の本を出さないの?」とよく言われたそうです。
しかし、著者は次に本を出すとしたら、自分が引退するときだと心に決めていたそうです。
そして、お二人の娘さんに、著者がこれまで契約をいただいた大切なお客様を引き継いだ今、一区切りがつき、待望の第二弾の出版となりました。
この21年で著者は、セールスマンとしてさらに進化を続けてきました。
本書には、著者の経験から得られたことがまとめられています。
著者
著者は、生命保険会社の名誉調査役の方です。
1970年、生命保険会社に入社し、1978年から生保セールス日本一を記録し続け、1988年と1994年にはギネスブックに掲載されます。
2009年「MDRT保険殿堂」入りします。
2013年から現職に就かれています。
目次
【序 章】前著から二一年
【第二章】新しいセールス話法
【第三章】セールス戦略
【第四章】人生の成功法則
【第五章】人脈について
【第六章】人の育て方
【第七章】後継者
【第八章】終わりなきセールス
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
出世する人を見抜くポイント
◆124ページ~126ページ◆
私が会うと出世する人は多くて、これは多分、運が強いおかげなんでしょう。ただ、会っていると「この人は出世しそうだ」とわかることがあります。直感的にわかることが多いんですが、いくつか注意して見ているポイントもあるんです。まず、物を書くときの筆圧が強い人は、出世しているようです。ふにゃふにゃと書くのではなく、しっかりとした線ではっきりした字を書く人です。また、相手の目を見て話す人のほうが出世します。伏し目がちで、ろくに人の顔も見ないで話す人が出世したのを、ほとんど見たことがありませんね。しっかり物が言える人も出世しやすいようです、言いたいことや言うべきことを曖昧にしてしまったり、誤魔化した言い方ばかりする人は出世しません。また、自分のPRと人の噂話ばかりする人は、ある程度まで出世することはあっても、トップにはなれません。それから、きちんと人を見て、相手の本音を見抜く人も出世するようです。
出世する人をマネる
出世する人に共通する以下の点をマネてみます。
・物を書くときの筆圧が強くする。
・しっかりとした線ではっきりした字を書く。
・相手の目を見て話す人。
・きちんと相人を見て、相手の本音を見抜く。
まだ、相手の本音までは見抜けていないかもしれません。
相手の表情を見ながら、質問し、本音を引き出すようにします。
人脈作りにコツはない
◆130ページ~133ページ◆
ただ、人によっては、何も知らないのに人間関係が作れる場合もあるんですよ。何も知らないから学ばせていただく、そういう姿勢で接していれば、相手の満足感が得られるんです。そこから人間関係ができることもあるんですね。いつも謙虚に自分を律しながら学ばせていただく、知っている情報は提供する、そして、いつも相手と話すことを楽しむという心を忘れないことが大切なんです。人間関係を作るのにテクニックはありません。心構え次第なんですね。
相手から学ばせていただく
相手に満足感を得ていただけるよう、こちらは謙虚な姿勢で学ばせていただきます。
こちらが学ばせていただくだけでなく、相手に役に立ちそうな情報は提供していきます。
そうすれば学ばせていただく関係は長く続くと思います。
信頼した上で叱れば誠意は通じる
◆164ページ~169ページ◆
「あなたに欠けているのは相手を思いやる心、自己犠牲がない。今のままじゃ多くの人から愛されるのは難しい。私だってちょっと考えちゃう。あなたの人生には貸しがない。やることをやれば文句はないだろうと、そういう気持ちがありありと表れている。これから何年かかっても、その考え方を変えないと、どんなに仕事ができても、人から愛されることはないと思う。いつもイーブンだものね。貸しの人生でなくては、愛される人にはなれないのよ。」
貸しの人生を送る
まずはこちらから相手の役に立つことを実践していきます。
相手の喜ぶ顔を見ることができれば、それだけで幸せです。
それを繰り返していけば、愛される人になれるのでしょう。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 出世する人をマネること。
2) 相手から学ばせていただくこと。
3) 貸しの人生を送ること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。