【ミスをしないを目指している人向け】 ミスをしない共通ルールが学べます。
今回のオススメ本は、『なぜかミスをしない人の思考法』です。
本書は、ミスをしない人を目指している方へオススメです。
本書では、古今東西のさまざまな失敗事例を挙げながら、そのメカニズムを解剖し、そこから共通ルールとしての法則を導き出しています。
さらに仕事や日常生活に教訓として活かす具体的な方法が紹介されています。
なぜかミスをしない人のコンピテンシーは、「失敗に動じることなく、正直に事態を分析し、ことが大きくなる前に次の一手を打つような人」だそうです。
本書を手にして、ミス撲滅に挑戦しましょう。
ミスの原因
ミスの原因にはざっと以下のようなことが挙げられます。
1.個人レベルの原因
■無知:知識不足、伝承無視
■不注意:理解不足、注意・要人不足、疲労、体調不良
■手順の不遵守:連絡不足、手順無視、
■誤判断:狭い視野、誤った理解、誤った認知、状況に対する誤判断
■調査・検討の不足:仮想演習不足、事前検討不足、組織レベルの原因
■企画不良:権利構築の不良、組織構成の不良、戦略や企画の不良
■価値観不良:異文化への理解不足・不適応、組織文化不良、安全意識不良
■組織運営不良:運営の硬直化、管理の不良、構成員の不良、環境調査の不足
2.個人・組織のどちらの責任でもない原因
■環境変化への対応不良:使用環境の変化、経済環境の変化
3.誰の責任でもない原因には、
■未知:未知の事象発生、異常事象の発生
まずは、ミスの原因を明確にし、その上で対策を考えましょう。
著者について
著者は、研究者の方です。
ナノ・マイクロ加工、加工の知能化、科学器械の微細化などの生産技術に関する研究に従事すると同時に、失敗学のエキスパートとしてテレビや新聞などのメディアでも活躍されています。
ミスしない人の思考法
本書には、ミスしない人の思考法がまとめられています。
1章 ミスをしない人の「基本ルール」
2章 致命的なミスを先回りして防ぐ方法
3章 ピンチで力を発揮する人の条件
4章 ミスを将来の財産にする考え方
5章 ミスの起こらない「仕組み」をつくる
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
人任せをやめれば、ミスが激減する
◆128ページ~130ページ◆
「ミスはありえない」「失敗は起こりえない」と考えるのではなく、ミスや失敗が起きても不思議ではないと考える習慣があれば、いざ、トラブルが起きても即刻対応できるようになる。事前に対応をシミュレーションしているからである。人間というのは間違いの多い動物である。とくに思い込みで失敗することが少なくない。
「ミスや失敗が起きても不思議ではない」と考える
事前に、「起きうるミス」と「そのミスに対する対応」をシミュレーションしておきましょう。そうすると、実際にミスが発生しても冷静に即対応が可能です。
ミスを“未来の財産”にする唯一の方法
◆205ページ~208ページ◆
つまり、「ウェルカム・トラブル!」ではなくて、「オー・ノー・トラブル!」という人が多いからこそ、失敗の隠蔽が行われてしまうわけである。失敗に対して感謝できる人は、ある意味で精神的に余裕のある人間である。余裕があるから動じない。動じないから、周囲に安心感を与え、そして、物事を広く見て冷静に判断できる。結果として、成功を呼び込めるのである。
「ウェルカム・トラブル!」と考える
ミスやトラブルは絶好の学びの場です。
状況を冷静に判断しながら対応することで成長していきましょう。
普通は、失敗すると、あの従業員が悪い、タイミングが悪い、営業が悪い、技術が悪いとお互いに罪をなすりつけたがるものである。しかし、そんなことは考えず、即、「自分が悪い」と考える。だから、当たり前のように対策を講じるのも早くなる。実はこの当事者意識=使命感こそ、失敗をリカバリーする最強のモチベーションになっている。「ウェルカム・トラブル」とはニュアンスが違うけれど、迷うことなくすぐにアクションに移せる習慣となっているのである。
「自分が悪い」と考える
当事者意識を持って、ミスをリカバリーしていきましょう。
その姿勢と経験がミスをなくすための対策へとつながっていきます。
おっさんの選択
本書から学んだミスしない人の思考法のポイントは以下の3点です。
1) 「ミスや失敗が起きても不思議ではない」と考えること。
2) 「ウェルカム・トラブル!」と考えること。
3) 「自分が悪い」と考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。