【戦略に行き詰まった人向け】 戦略のつくり方
今回のオススメ本は、『なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?』です。
本書は、戦略に行き詰まった方へオススメです。
本書には、戦略について著者が今まで「考えてきたこと」「見てきたこと」「研究してきたこと」などがまとめられています。
本書の内容を実践すると戦略を作る腕前が上がるかもしれません。
著者について
著者はアメリカの大学の准教授です。
戦略のつくり方
本書には、戦略のつくり方がまとめられています。
第1部 問題編
第2部 転換編
第3部 戦略編
第4部 実行編
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
新しい時代に必要な「無知の知」
◆62ページ~65ページ◆
つまり、取り組むべき課題は「正しい戦略」を導き出すことではなく、未来のことなんてわからないのだから「正しい戦略などわからない」と前提を置き直して、それではどうするべきかを考えるのです。これは、大変勇気がいることです。「無知の知」といってもよいかもしれません。しかし、わからないのにわかったような顔をしてもっともらしい、しか し、機能しない戦略を作って実行しようとするよりは、わからないことはわからないと認めたほうがはるかによいのではないでしょうか。
「正しい戦略などわからない」と前提を置き直してからどうするべきかを考える
わからないことを前提にすれば、しっかり確認し、見直しを行うことで、良い成果につながるのではないでしょうか。
おっさんもわかったつもりにならないよう気をつけます。
「自社」のことはわかったつもり
◆99ページ~101ページ◆
誤解をおそれずに言えば、多くの経営者、管理職と呼ばれる人々は「新しい情報は外にある」と思っています。それは間違ってはいないのでしょうが、その前提は「すでにある情報はわかっている」ということでしょう。そして、「自社のこと、自部門のこと、自分の部下のことはすべてわかっている」と思っているように見えます。しかし、本当にそうでし ょうか。現実にはわかって当然だと思われる「自社の情報」、さらに言えば「資源」「潜在能力」がどの程度であるのか、実はあまり精査されていないように思います。
「自社の情報」「資源」「潜在能力」がどの程度か精査する
「自社」のこともわかったつもりにならないよう気をつけたいと思います。
そのためには、現場での一次情報を収集することが必要なのでしょう。
個人的こだわりの価値
◆125ページ~128ページ◆
新しい事業機会、チャンスは「個人」の「あれ?」「もしかしたら」という気づきから始まることがほとんどで、会社の情報システムやスプレッドシートからは生まれてきません。「戦略のコモディティ化」のところでも触れたように、社内で全員が賛成するようなアイディアや戦略は競合もまた考え、実行に移すものです。組織として新しいアイディアをどんどん試して学習していこうという考えにしても、できればそれに越したことはないのですが、それが難しいことは前章で述べたとおりです。
新しい事業機会、チャンスは「個人」の気づきから始まる
やはり「個人」の気づきは大切ですネ。
「個人」の気づきを引き出し、育てる環境が必要なのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだ戦略のつくり方のポイントは以下の3点です。
1) 「正しい戦略などわからない」と前提を置き直してからどうするべきか考えること。
2) 「自社の情報」「資源」「潜在能力」がどの程度か精査すること。
3) 新しい事業機会、チャンスは「個人」の気づきから始まること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。