【盛運の気】「気」の消費と充足の仕組みが学べます。
今回の読書メモは『盛運の気』です。
本書を手にした理由は「気」について学びたいと考えたからです。
「気」とはこの世の中に物をつくりだす力であり、現象をつくるもとの力です。
この力をより多く保有している人が、より多くの成功をおさめています。
経営者にとって最も必要なことは、常に「気」が心身に充実していることです。
経営者がこの「気」を大事に扱って、意識的に「気」の消費と充足をコントロールしていれば、一生の強力な武器を手にいれたことになります。
本書では「気」の消費と充足の仕組みについてまとめられています。
目次
【第1章】支配する者、される者
【第2章】お客の買うもの
【第3章】損と得のパワー法則
【第4章】気とは何か
【第5章】心の勢い
【第6章】先達の叡智
【第7章】成功する心の用い方
【第8章】いきいきと楽しく
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
答えは自分の内にある
◆111ページ~114ページ◆
我々が何かを考えているとき、その考えは「外面に向いている場合」と「内面に向いている場合」の二つの相反するものがあります。「外面に向いている意識」とは、要するに、得を求めて、物質的欲望面において働いている意識のことであり、「内面に向いている意識」とは、心的思索面において働いている意識のことを意味するものです。ところで、一般の世間の人々は、人間の意識とは、外面に向いている意識のみがそのすべてであるように、漠然と思っているものです。すなわち、それは「損得利害」についての考慮を主とするものであり、自己実現をともなった思考です。しかし、日常的意識がもっぱらこの外面ばかりで働いていると、その人の「気」が枯れてきて、説明のつかない不安やいらいらが感じられはじめるのです。そしてさまざまなことがおきてきます。このようなことはすでにお話しいたしました。反対に日常的意識をもっぱら内面ばかり働かせていると、その人の肉体面が衰微しはじめるのです。
外面と内面の意識のバランスをとる
自らの意思で外にいすぎたから、内に入ろう、内に入りすぎたから、外に出ようという具合に、意識のあり方を外にいったり内にいったりすることを自在にできる、自らコントロールしているとき「気」が発生していきます。
外面に向いている意識(物質的欲望面)と内面に向いている意識(心的思索面)のバランスをとるようにします。
逆境の力
◆154ページ~156ページ◆
我々は逆境のなかにおかれた瞬間、気は増大するというホメオスターシスの力をもっています。言い換えれば、気を沸きたたせるには、逆境の力、リスクの力が大切だということです。我々はリスクのない世界に住んだ時に、生命体の気は衰え、気枯れがはじまります。トーマス・カーライルという哲学者がこういうことを言っています。「逆境というものはときどき人々にとって非常に苛酷なものである。しかしある人にとっては順境というものはその百倍も苛酷なものである」これを簡単に言うと、逆境に耐えうる人はいるけれども、順境に耐えうる人はいないということです。リスクのない仕事をしていると人は堕落するというのは、堕落はつまり気枯れだからです。
逆境の力を利用する
人の気は、逆境のなかにおかれた瞬間増大します。
逆境は自分自身を成長させるチャンスと捉え、前向きに挑戦するようにします。
陽因陽果
◆210ページ~212ページ◆
かつてマンチェスター大学の行った調査によれば、専任の卒業者の、その後の人生記録を分類した結果、「成功する人は、成功を予期しているので成功し、失敗する人は失敗を予期しているので失敗する」という驚くべき報告がなされています。まさに話はそれほど単純なのです。あらゆる意味の成功は、人間の外部にあるものではなく、それは内部の、心のずっと奥の方に眠っています。これこそ無限の可能性を秘めて眠っている大宝庫であり、そしてこの宝庫は誰でも所有しているものなのです。要するに、あらゆるものは、原因なくしてそこに存在していることはない、ということです。存在とは結果なのであります。「因なきところに果なし」つまり、我々の日常の意識が、未来においての自分の幸不幸をつくりだすということです。
成功を予期する
「成功する人は、成功を予期しているので成功し、失敗する人は失敗を予期しているので失敗する」。
自分の日常の意識が、未来においての自分の「幸」「不幸」をつくりだしています。
成功を予期するようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 外面と内面の意識のバランスをとること。
2) 逆境の力を利用すること。
3) 成功を予期すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。