四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

【スポンサーリンク】



【メッセージを発信する機会が多い向け】エディティングのコツが学べます。

 

今回のオススメ本は、『ロジカル・シンキング』です。

本書は、メッセージを発信する機会が多いあなたへオススメです。 

f:id:WEST81:20170315233409j:plain

著者らは、経営コンサルティング会社にてエディティングという仕事を10年近く携わられてきたお二人です。

エディティングとは、メッセージがより効果的に受け手に伝わるようメッセージの論理構成から日本語の表現まで、アドバイスや具体的な改善案を提供する仕事です。

本書には、著者らが、エディティングの仕事を通して蓄積してきたノウハウがまとめられています。

 

著者について 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

 

著者は、経営コンサルティング会社でコミュニケーション・スペシャリストとして活躍されていた方です。

 

お一人は、大学卒業後、百貨店の広報担当を経て、1991年、経営コンサルティング会社に入社されます。

顧客企業へのコンサルティング・レポートや提案書、記事等、さまざまなビジネス・ドキュメントを対象に、論理構成と日本語表現の観点からアドバイスを提供するエディティング・サービスに従事されていました。

その後独立され、論理構成をはじめ、ビジネス・ライティング、口頭説明についての多数のトレーニングを顧客企業やコンサルタントを対象に実施するとともに、ロジカル・コミュニケーションの手法の開発や論文執筆に関するエディティング等にも取り組まれています。

 

もうお一人は、大学卒業後、旅行代理店の出版事業局を経て、1989年、経営コンサルティング会社に入社されます。

顧客企業へのコンサルティング・レポートの論理構成や表現に関するエディティング・サービスやコミュニケーション戦略の立案・実施支援に従事されていました。

その後独立され、企業への各種コミュニケーション・サービスの企画・提供、研修プログラムの開発・実施、論文や書籍の執筆サポート、取材・編集業務等を行っています。

 

エディティング

本書には、エディティングのコツがまとめられています。

 第1部 書いたり話したりする前に

 第2部 論理的に思考を整理する技術

 第3部 論理的に構成する技術

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

相手に伝えるべきメッセージとは

◆15ページ~16ページ◆

メッセージとは何か。メッセージとは、次の3つの要件を満たしているものだ。まず、そのコミュニケーションにおいて答えるべき課題(テーマ)が明確であること。第2に、その課題やテーマに対して必要な要素を満たした答えがあること。そして第3に、そのコミュニケーションの後に、相手にどのように反応してもらいたいのか、つまり相手に期待する反応が明らかであることだ。

 

メッセージの要件を満たしているか確認する

自分が発信するメッセージに「テーマがあるか?」「テーマに対する答えがあるか?」「相手に期待する反応が明らかか?」と確認しながらまとめていきます。

 

縦の法則 So What?/Why So?

◆122ページ~123ページ◆

データや情報を観察のSo What?/Why So?をした上で、課題に照らして元のデータや情報とは異質な要素を抽出し、同時に本当にそのようなことが言えるのかどうかを検証すること。例えば、複数の成功している競合企業の動き(事実)から、業界の勝ちパターン(ルール・法則)という判断や仮説を導き出す場合が該当する。目に見える業務上の問題点(事実)から、その問題を引き起こしている根本的な要因について仮説を立てることも、洞察のSo What?に他ならない。

 

So What?/Why So?と問いかける

「観察のSo What?/Why So?」という考え方は大きな気づきでした。

この能力を磨くことで見えないものが、見えてくるようになるのだと思います。

まずは、要は何なのか、と物事を掘り下げることから始めます。

 

論理の基本構造

◆124ページ~125ページ◆

結論も含めて1つの論理構造内のすべての要素は、次の3つの要件を満たさなければならない。

・要件1 結論が課題(テーマ)の「答え」になっている

・要件2 縦方向に結論を頂点としてSo What?/Why So?の関係が成り立つ

・要件3 横方向に同一階層内の複数の要素がMECEな関係にある。

  

結論が論理構造の要件を満たしているか確認する

自分が発信する結論に「テーマの答えになっているか?」「So What?/Why So?の関係が成り立っているか?」「MECEな関係にあるか?」と確認しながらまとめていきます。

 

おっさんの選択            

本書から学んだエディティングのポイントは以下の3点です。

 1) メッセージの要件を満たしているか確認すること。

 2) So What?/Why So?と問いかけること。

 3) 結論が論理構造の要件を満たしているか確認すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。

【もっともっと成長したい人向け】「成長の法則」が学べます。

 

今回のオススメ本は、『人材が育つ営業現場の共通点』です。

本書は、もっともっと成長したいあなたへオススメです。 

f:id:WEST81:20170314225433p:plain

本書には「成長の法則」が凝縮され、かつわかりやすくまとめられています。

人が育つとは、結果を出す(努力をする)ことです。

人が育ち、成長するためには、その結果を出すための機会を得る必要があります。

本書では、「人を育てることはどういうことなのか」「なぜ営業をすれば人が育つのか」「営業を経験することで、仕事の醍醐味を味わうことができ、さらに人間的にも大きく成長することができるのか」などが、事例を交えて説明されています。

 

著者について 

人材が育つ営業現場の共通点

人材が育つ営業現場の共通点

 

著者は、大学院の特任教授です。

大学卒業後、株式会社リクルート入社して20年にわたり、通信、採用・教育、大学やスクールの広報などの分野で常に営業の最前線で活躍されます。

2005年日本にテレコム(現ソフトバンク)に転身して執行役員法人営業本部長、音声事業本部長、その後もモバイルコンビニ株式会社社長、丸善株式会社執行役員などを歴任されます。

現在は、大学院で、特任教授としてMBA科目の「営業戦略・組織」を担当されています。

 

営業現場で結果を出すポイント

本書には、営業現場で結果を出すポイントがまとめられています。

 【プロローグ】北澤流「人材育成術」の原点

 【第1章】人材が育つ営業現場の共通点

 【第2章】仕事に必要なことはすべて営業で学べる

 【第3章】新入社員にはまず営業をさせよう

 【第4章】ミドル社員が活躍すれば組織はよみがえる

 【第5章】女性が活躍できない職場に未来はない

 【第6章】営業現場を人材が育つようにする条件

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

自分が成長したいなら、まず強い思いを持つ。人を育てるには、最初に強い思いをもたせる。

◆64ページ~68ページ◆

「それは何なのか」「自分にとってどんな意味があるのか」と、たえず検証する必要があります。こうした時間を積み上げる回数を多くし、行動を起こすまでのスピードを速くして、自分のなかの知識を増やしつづけていくのです。問いかけを多くすることによって、新しい知識と出会う確率はどんどん高まります。自分の知識を試しながら、「これでいいのか」「これでよかったのか」と問いかけるのです。このサイクルをまわすことが、自分の思いを深くし、強くし、成長をうながしていくといえます。出会いがあったら立ち止まって深く考える。そこで考えたことを思い切って行動に移す。

 

問いかけを多くする

「それは何なのか」「自分にとってどんな意味があるのか」。

「これでいいのか」「これでよかったのか」。

行動を起こす前と後には問いかけるようにします。

 

あきらめない習慣が、有能さと一貫性をつくりだす。

◆105ページ~108ページ◆

でも、本当に大切なのは、考えたあらゆる手を吟味し、そのなかでもっとも効果的な手法を、もっとも効果的な手順で行うことです。これを行う過程にこそ漏れがあってはいけないのです。もし、その手がきかなければ、手法と手順を修正していきます。それでもだめだったら、また修正を繰り返します。こうして最後の審判が下るまで、粘り強くやりきることが重要です。サッカーの試合で、残り時間で点をとるために、何度もベストのフォーメーションを組みながら攻めつづけるようなものです。形をつくりなおし、攻め方を修正し、最後の1秒までゴールをねらうのです。多くのことに人を巻き込むなかで、その動きをコントロールしようと思ったら、まず自分が動き出すことが大切です。人は、それを見て動きを決めます。

 

まずは自分から動き出す

自分が起点となって、最後の1秒まで、決してあきらめることなく、常にゴールをねらっていきます。

 

内省する時間、それを言葉にし、交換する試みは、あなたの宝になる。

◆206ページ~211ページ◆

ここで大事なことは、次の4つです。

(1)まずとにかく行動を多くする(実践する)。

(2)行動したら、それを精いっぱい感じる。

(3)感じたら、それはどういうことだったのかふりかえる。

(4)ふりかえったら、それを自分の言葉に(概念化)する。

もっと極端にいえば、「実践したものを必ず内省する習慣」と「経験したら概念化する力量」ということになります。この2つを身につけることが、努力と結果に結びつけるためのいちばんの近道なのです。

 

実践したものを必ず内省し、それを自分の言葉にする(概念化)

これが成長のための王道なのですネ。

より速く成長するために、(1)から(4)のスピードアップも図ります。

 

おっさんの選択

本書から学んだ営業現場で結果を出すポイントは以下の3点です。

 1) 問いかけを多くすること。

 2) まずは自分から動き出すこと。

 3) 実践したものを必ず内省し、それを自分の言葉にする(概念化)こと。

「問いかけ」「行動」「内省」「概念化」これらを「より多く」、そして「より速く」繰り返していきます。そうすれば営業現場で結果を出せるようになるでしょう。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。

【結果を出し続けたい営業マン向け】営業活動を見直すポイントが学べます。

 

今回のオススメ本は、『いつも結果を出せる営業』です。

本書は、結果を出し続けたい営業マンへオススメです。

f:id:WEST81:20170313231114j:plain

いつも結果を出す営業は、常に新しい考えを積極的に取り組み、試行錯誤します。

そして、仕事のやり方、取り組む人の意識、組織の文化などを常に見直しています。

本書では、自分の営業活動を見直すポイントが学べます。

 

7つの視点で見直す

営業で結果を出すためには、常に工夫をし、以下の視点で見直し続けます。

 (1)自社の強みを活かすための戦略を策定する

 (2)戦略に沿って充填顧客を絞り込む

 (3)中長期的な視点から充填顧客と継続的な関係を築く

 (4)社内業務の省力化を図り、生産性を向上させていくための仕組み

 (5)計画をきちんと実行するためのマネジメント

 (6)全体のレベルアップのための知識・知恵の共有

 (7)個々人の能力を高めるための人材育成

 

著者について 

著者は、コンサルタントの方です。

大学を卒業後、専門商社、コンサルティング会社を経て、2012年に独立されます。

25年以上にわたり、BtoBマーケティング&セールス分野のコンサルティングに携わっています。

コンサルティングは、現状を否定して大掛かりなスクラップ&ビルドを促すのでなく、既存の良い部分を活かし、時代の変化に合わせて「もっと楽しく」「もっとわかりやすく」「もっと顧客のために」なるよう営業活動をリフォームするスタイルが基本です。

 

結果を出す営業

本書には、結果を出す営業のポイントがまとめられています。

 【 1章】いまの営業が抱える本質的な問題

 【 2章】営業モデルをPIOMで考える

 【 3章】あなたの営業チームを診断しよう

 【 4章】結果を出す営業の7つのプロセス

 【 5章】戦略立案プロセス

 【 6章】ターゲティングプロセス

 【 7章】顧客活動プロセス

 【 8章】社内業務プロセス

 【 9章】マネジメントプロセス

 【10章】ナレッジ循環プロセス

 【11章】人材育成プロセス

 【12章】革新を成功させるためのポイント

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

基本は「おうむ返し」

◆83ページ~84ページ◆

また、最初に出た話に限定せず、いろいろな話題を広く聞き出すことも大切です。細かい話にとらわれない、自分の興味で突っ走らない、相手の興味のあることはコレ、と決めつけない、下手に解釈して丸めず、言葉を変えず、基本はおうむ返しで、新聞の見出しを拾っていくようなイメージです。わかっていることを伝えようと「それは〇〇ということですね」と言ってしまいたくなりますが、それは多くの場合逆効果で、相手に伝わったと思われないことがほとんどです。

 

言葉を変えず、おうむ返しする

言葉を変え、「それは〇〇ということですね」と言っていました。

実は、逆効果だったのですネ。

これからは、おうむ返しに徹します。

 

シナリオのベースとなる必須情報

◆136ページ~137ページ◆

商談のシナリオを作成するにあたって、必ず知っておくべきことは、

(1)意思決定構造(必要に応じてそのスケジュールまで)

(2)意思決定権者と、その人に直接意見を言うことができるキーパーソンのニーズ

(3)商談成功の評価基準(顧客にとって、何がどうなっていれば購買を意思決定するか)

という3点です。これらが最初からわかっている場合は問題ありませんが、もしそれが不明な場合、これらについての情報収集からシナリオを書く必要があります。この3点を誰に聞けばよいのか?それがわかった場合、相手がそれをこちらに話す「理由」を提供することを忘れてはいけません。理由がないのに、おいそれとそんな重要な情報は話してくれないものです。ただ売り込みたい、提案したいから情報を提供してください、とねだるのではなく、相手が「それならしっかり伝えた方がいいな」と思うような理由を提供することが大切です。

 

シナリオのベースとなる必須情報を確認する

意思決定権者は確認していました。

しかし、意思決定構造や評価基準は確認できていませんでした。

これからは、相手のメリットになるしっかりした「理由」を伝えた上で、確認するようにします。

 

結果を出す営業チームは、常に工夫する

◆233ページ~234ページ◆

私はその答えを突き詰めて行くと、最後は顧客とのWin-Winにたどりつくと思います。顧客のビジネスが拡大する、生活が豊かになる、組織が活性化する。自らも目標数字をクリアすることだけでなく、重要顧客との関係が強化され、顧客からいろいろな情報を収集し、次の商品開発に活かしたり、事業拡大につながったりしている。そして、何よりもそれにかかわる人と人との間で、「一緒にやって良かった」と感じることができるというのが理想ではないでしょうか。そのための工夫を皆が面白がってやるというのは、組織としてとても活性化されている状況ですし、顧客からも「これからも付き合っていると何かいいことがあるかも」と期待されるでしょう。そのような営業チームが私の考える「いつも結果の出せる営業」です。

 

「一緒にやって良かった」と感じてもらう

そのためには、顧客の期待を超えていくことだと思います。

そこまでやってくれるのかと思ってもらえるよう、顧客のために工夫することを楽しみます。

 

おっさんの選択

本書から学んだ結果を出す営業のポイントは以下の3点です。

 1) 言葉を変えず、おうむ返しすること。

 2) シナリオのベースとなる必須情報を確認すること。

 3) 「一緒にやって良かった」と感じてもらうこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。

【新規事業を検討している人向け】戦略パワーを高める4つの力が学べます。

 

今回のオススメ本は、『戦略パワー・プロフェッショナル』です。

本書は、新規事業を検討しているあなたへオススメです。 

f:id:WEST81:20170312154533j:plain

本書では、少しでも広く、遠く、そして深くモノゴトの本質をとらえる力を身につけるために、戦略パワーを高める4つの力にフォーカスして解説されています。

(1)フレーム力:問題をとらえる切り口は、正しくユニークなのか?

(2)コンセプト力:これから進むべき具体的方向は、そこか?

(3)ロジック力:なぜそうなるのか?それをやると、どうなるのか?

(4)ポジショニング力:どのように位置づければ、成功するのか?

 

著者について

戦略パワー・プロフェッショナル

戦略パワー・プロフェッショナル

 

著者は、コンサルタントの方です。

日本の大学を卒業後、英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)校にて経済学修士(MSc)を取得されます。

大手経営コンサルタント、米国大手家庭用品メーカーのゼネラル・ディレクター等を経て、1996年よりに独立されます。

大手企業を中心に経営戦略やマーケティング戦略コンサルティング、企業の戦略プラットフォーム強化のための戦略スキル開発、新規事業開発のためのナビゲーション、幹部教育、問題解決技法や状況マネジメント力強化のトレーニングなどの指導を行われています。

 

戦略パワーを高める4つの力

本書には、戦略パワーを高める4つの力がまとめられています。

 【序章】戦略パワーを高める4つの力

 【第1章】フレーム力

 【第2章】コンセプト力

 【第3章】ロジック力

 【第4章】ポジショニング力

 【終章】4つの力を戦略構想と問題解決に応用する

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

フレームワークをモレのチェックリストとして活用する

◆61ページ~71ページ◆

“戦略シナリオ構想のコア”となる戦略コンセプトを出すために、最低限分析しなければならない領域とその基本的な考え方を示すのが「3C+3S」分析だ。3Sとは、選択、差別化、集中の漢字の頭文字のSを取っている。

・顧客(Customer)の選択:だれの、どのような、いま、あるいは将来の切実なニーズに応えようとしているのか

・競合(Competitor)との差別化:どのようにして競合への継続的優位性を確立するのか

・自社(Company)の資源の集中:どこに資源を集中して、差別化を実現する将来の強みを、いかに構築するのか

3C+3S分析においては、意味合いが出てくるレベルまで分析・検証を行うことが必要である。

  

3C+3Sで分析する

今まで3C分析は行ったことがあります。

しかし3Sという観点はありませんでした。

これからは選択、差別化、集中の観点を取り入れ、3C+3Sで分析します。

 

コンセプトの構成要素:コンセプト・ピラミッドをつくる

◆83ページ~96ページ◆

コンセプトは、コンセプト―特徴・属性―価値―対象フレームの4層から構成される。ピラミッドの最上段に位置するコンセプトが、「新たな価値を生み出すための原点であり、同時に展開の方向性を示すもの」である。コンセプトが、コンセプト・ピラミッドの下部構造の受け手となる対象フレームに向かって、提供する価値を明らかにし、明確な展開の方向性を照らし出す役割を持つ。そして、コンセプトがクリアであればあるほど、提供する価値を実現するために必要な特徴や属性を具体的に規定することができる。最終的には、その特徴や属性が受け手のフレームが求める価値を生み出すことになる。

 

コンセプト・ピラミッドをつくる

今までコンセプトを考える際、「特徴・属性」「価値」いった観点はありませんでした。

これからは4層から構成されるコンセプト・ピラミッドで整理するようにします。

コンセプト・ピラミッドは以下の4層から構成されています。

■コンセプト:新たな価値を生み出すための原点であり、同時に展開の方向性を示すもの

■特徴・属性:実用的/感情的価値を生み出す具体的特徴や属性

■価値(実用的価値/感情的価値):受け手となる対象フレームにとっての価値

■対象フレーム(受け手):コンセプトの対象となる受け手

 

ロジックに執着すべき視点はどこか

◆117ページ~135ページ◆

ビジネスモデル成功の条件は、次の3つになる。

(1)最終顧客に対して、以前よりも有利なコスト、あるいは新たな価値を提供する。新たな価値とは、第2章で述べた実用的価値と感情的価値である。

(2)ビジネスモデルの関係者全員にWIN-WINの関係が、勝ちとコストの両面で必ず成立する。特に、既存のビジネスが存在する場合は、それよりも利害関係者がベターな状況になっている。

(3)(1)と(2)を実現するために、情報、モノ・サービス、カネの流れが、以前より格段に合理化され、進化している。

ビジネスモデルは事業が成功するためのロジックそのものであり、ビジネスモデルを考える場合は、上記の3条件を満たしているかチェックすることだ。

 

ビジネスモデル成功の条件でチェックする

新商品や新サービスを検討する際、上記の「ビジネスモデル成功の条件」の観点で整理するようにします。

 

おっさんの選択

本書から学んだ戦略パワーのポイントは以下の3点です。

 1) 3C+3Sで分析すること。

 2) コンセプト・ピラミッドをつくること。

 3) ビジネスモデル成功の条件でチェックすること。

これらを実践すれば、おっさんが考える戦略がよりシャープになりそうです。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。

【おっさん英語:91週目】ボランティア消防士が語る人生の教え

 

今回のテーマは英語の勉強法です。

おっさんが英語の勉強を再開して91週間が経過しました。

5年間(260週間)でどこまで英語が出来るようになるか、こっそり挑戦しています。

2020年のオリンピックで、たくさんの外国の人と会話してみたいと思って、コツコツと勉強しています。

f:id:WEST81:20170311220206j:plain

 

ボランティア消防士が語る人生の教え

今回の「TED Talks in 日本語」を使った勉強はこちらです。

digitalcast.jp

プレゼンターは、ボランティア消防士の方です。

プレゼンターは、仕事で 巨大な規模の寛容で親切な活動を目にしてきました。

また、それと同時に個人単位での思いやりや勇気に満ちた行為も目にしてきました。

そして、プレゼンターが学んだことは、どちらも重要だということだそうです。

誰かの命を救う機会は、毎日訪れるものではありませんが、誰かに影響を与える機会は、毎日あります。

与えられるものがあるのならば、今それを与えましょう。

 

さらに詳しい内容を知りたい方は、TEDTalkを聴いてみてください。

 

勉強法

2017年1月から以下の本で紹介されている勉強しています。 

 

具体的には「DUOセレクト」を使って勉強しています。 

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

 

  

英単語

英単語は、こちらで勉強しています。

www.globish.denken-dvd.com

91週目は、また最初に戻って401~600語までを勉強しました。

 

ヒアリング

DUO Select」のCDを帰宅時の車の中で聞いています。 

DUOセレクト CD

DUOセレクト CD

 

  

勉強時間

91週目の勉強時間は5.42時間でした。

f:id:WEST81:20170311220446p:plain

 

To the last I read, thank you. Please come to play also. Nice to meet you.

【偉業を成し遂げたい人向け】正しい質問をする方法

 

今回のオススメ本は、『Q思考』です。

本書は、偉業を成し遂げたいあなたへオススメです。

「正しい質問をする方法」が学べます。 

f:id:WEST81:20170310231838j:plain

世の中のルールを変えられるほどの偉業を成し遂げた人たちの共通点を探っているうちに、彼らの多くが、質問を抱き、質問をすることが抜群にうまいということに著者は気がきました。

最も創造的で、成功しているビジネスリーダーの多くは、専門家と言えるほどの卓越した質問家だといいます。

彼らは、当たり前のように業界の既成概念、自社の習慣、さらには自分自身が定めた前提条件の有効性にさえ疑問を抱きます。

そして、目の前の状況から一歩下がり、違った視点から眺めつつ、特定の問いに基づいて行動を起こしていくといった流れをたどります。

 

著者について

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

 

著者は、ジャーナリストの方です。

デザイン思考、イノベーションといった領域に強みを持っています。

本書は、世界中の何百ものトップイノベーター、起業家、クリエイティブシンカーらへ、「どのように疑問を抱き」「質問を重ね」「独創的なアイデアをつかみ」「問題解決しているか」を取材し、まとめています。

また、ニューヨークタイムズ紙他全米各紙誌で絶賛を受け、世界中で刊行されています。

世界の革新的・創造的なビジネスリーダーや企業に大きな影響を与えています。

 

Q思考

本書には、Q思考のポイントがまとめられています。

 【第1章】Qで思考にブレイクスルーを起こす―次々と問いを重ねる思考法

 【第2章】子どものように「なぜ」と問い続ける―質問し続けるアタマをつくる

 【第3章】「美しい質問」を自分のものにする―Q思考の「3ステップ」をマスターする

 【第4章】ビジネスに「より美しい質問」を与えよ―あなたの仕事を劇的に変えるQ

 【第5章】「無知」を耕せ―問いであらゆる可能性を探求する

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

「Q+A」が結果を生む

◆66ページ~68ページ◆

質問家が問題に対処する様子を観察しているうちに、私は彼らの物語には一つのパターンがあることに気づいた。

・主人公が理想とはほど遠い状況に遭遇し「なぜ?」と問う。

・改善策/解決策のアイデアを思いつきはじめる。多くの場合、それは「もし~だったら?」という仮説のかたちで現れる。

・主人公はそれらの可能性の一つに注目し、それを現実に移そうとする、多くの場合、この段階には「どうすれば?」を見つけ出すプロセスが入っている。

「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」という流れは基本的かつ論理的な形式で、既存の創造的な問題解決のプロセスからヒントを得た部分もある。

  

「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」という流れで自問する

この流れで自問する場合、まず最初に理想が必要です。

理想を描き、「なぜ、その理想からほど遠い状態なのか?」と問いかけることから始めます。

 

5つの「思考の習慣」で問いを深める

◆95ページ~97ページ◆

彼女が学校の核としたのは「思考の習慣」と呼ばれる5つの学習スキルだ。その一つひとつが関連する問いをともなっている。

証拠:何が「真」で何が「偽」かをどうやって知るのか?どの証拠が信頼できるか?

観点:他人の立場で考えると、あるいはほかの方向から見るとどう見えるか?

つながり:何らかのパターンはあるか?前にも同じようなものを見たことがあるか?

推測:それが異なっていたとしたらどうか?

関連性:なぜそれが重要なのか?

マイヤーの教育システムの核となったこれらの問いは、さまざまな要素を結びつけながら問いを深めていこうという彼女自身の姿勢、つまり「統合的探究」の姿勢が出発点となった。

  

「証拠」「関連性」「観点」「推測」「つながり」という流れで自問する

「なぜ?」は「証拠」や「関連性」という切り口で自問します。

「もし~だったら?」は「観点」や「推測」という切り口で自問します。

「どうすれば~できるか?」は「つながり」という切り口で自問します。

 

この「3語」が施行尾スイッチを入れる

◆272ページ~274ページ◆

世界の最先端を走っている企業がブレイン・ストーミングを改革しようとしている様子を研究しているうちに、興味深いトレンドが浮かび上がってきた、それは、3語を使った特定の質問形式「How might we?」(どうすればできそうか?)だ。これは、イノベーターを目指している人たちが、正しい問いを考えられる簡単な方法だ。この質問は驚くほどの効果を発揮する。そして質問の仕方一つで創造的な思考や自由奔放な協力が促される、とこの方法の提唱者、ビジネス・コンサルタントのミン。バサデューは言う。

 

「どうすればできそうか?」と自問する

とにかく前に進むためには、「できない理由を考える」のではなく、「できそうな方法を考える」ことが大切なのです。

これは直ぐに試してみます。

 

おっさんの選択

本書から学んだQ思考のポイントは以下の3点です。

 1) 「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」という流れで自問すること。

 2) 「証拠」「関連性」「観点」「推測」「つながり」という流れで自問すること。

 3) 「どうすればできそうか?」と自問すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。

【社長向け】儲かる会社のつくり方が学べます。

 

今回のオススメ本は、『社長業』です。

社長へオススメです。

儲かる会社のつくり方が学べます。 

f:id:WEST81:20170309230344p:plain

事業には、経営を推進する「思想」と「技術」の両面が必要だと著者はいいます。

本書では、「技術」を分かりやすく説きつつ、「思想」についてもまとめられています。

 

著者について 

社長業

社長業

 

著者は日本屈指の社長専用コンサルタントの方です。

 

経営を推進する思想と技術

本書には、経営を推進する思想と技術がまとめられています。

 【第1章】社長のための「儲かる会社への転換戦略」

 【第2章】社長としての「繁栄への戦略」実務

 【第3章】「永続発展への戦略展開」と「利益増大の戦略」

 【第4章】「儲かる事業構造の確立」と社長の戦略

 【第5章】社長がやるべき「戦略・戦術の基本実務」

 【第6章】社長業のあり方と社長業の基本心得

 【第7章】ブレーン総力結集の戦略

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

事業は、たった2つの構造だ

◆6ページ~7ページ◆

事業には、たった2つの形態しかない。たとえば、あなたの経営する事業が何であってもだ。商社であっても、メーカーであっても、小売業でも問屋でも、地方でも都会でも、大規模でも小規模でも、新しくても老舗でも、扱う商品の種類が異なっても、得意先の傾向が違っていても、周囲の事情が相違していても、事業の形態はたった2つしかないのである。それは、前述した「基本的に儲からない形態の事業、つまり受注形態の事業」と、もう1つが「不安定で、いつもハラハラしながら経営をしなければならない形態の事業、つまり見込形態の事業」とである。

 

受注形態の事業と見込形態の事業を理解する

今まで、このような捉え方をすることはありませんでした。

これからは、「受注形態の事業」と「見込形態の事業」を意識することを心がけます。

今の事業は「受注形態の事業」です。

 

景気が悪いのに儲かる会社

◆132ページ~133ページ◆

それは、1つの会社の中で、見込形態の事業と受注形態の事業との双方の事業を持ち、それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いている会社は、大きな利益を上げているということだ。さらに本来は見込形態の分野に属する事業を、あたかも受注事業のような形態に「意識的」に「戦略的に」変えて経営している社長は、そろって大きな利益を上げている。しかも安定的に、である。こういう事実があるからだ。つまり、受注事業は見込事業を採り入れ、見込事業は受注的に経営することで大儲けできるということだ。

 

それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いる

「受注形態の事業」と「見込形態の事業」、それぞれの長所をどうすれば事業に活かせるか?このように問いかけ、考えるようにします。

 

自分の利益より客の利益

◆192ページ~196ページ◆

昭和の初期に活躍した渡辺玄氏は、当時の中外新報に、商売繁昌の十則を書き記している。

商売繁昌十則

1.自分の利益より客の利益を考えよ

2.多く儲けるより多く売れ

3.店主は第一線に立て

4.目標を定めて進め

5.人が右へ行けば左へ行け

6.先づお隣の一人を掴め

7.売るより先づ見せよ

8.品を売るより結果を売れ

9.中味の無い売り出し宣伝をするな

10.小僧を廃して販売員を置け

 

商売繁昌十則を心がける

これからは、この基準で判断します。

判断に迷った時の支えになりそうです。

特に「6」「7」は大事にしたいと思います。

 

おっさんの選択

本書から学んだ経営を推進する思想と技術のポイントは以下の3点です。

 1) 受注形態の事業と見込形態の事業を理解すること。

 2) それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いること。

 3) 商売繁昌十則を心がけること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。