【社長向け】儲かる会社のつくり方が学べます。
今回のオススメ本は、『社長業』です。
社長へオススメです。
儲かる会社のつくり方が学べます。
事業には、経営を推進する「思想」と「技術」の両面が必要だと著者はいいます。
本書では、「技術」を分かりやすく説きつつ、「思想」についてもまとめられています。
著者について
著者は日本屈指の社長専用コンサルタントの方です。
経営を推進する思想と技術
本書には、経営を推進する思想と技術がまとめられています。
【第1章】社長のための「儲かる会社への転換戦略」
【第2章】社長としての「繁栄への戦略」実務
【第3章】「永続発展への戦略展開」と「利益増大の戦略」
【第4章】「儲かる事業構造の確立」と社長の戦略
【第5章】社長がやるべき「戦略・戦術の基本実務」
【第6章】社長業のあり方と社長業の基本心得
【第7章】ブレーン総力結集の戦略
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
事業は、たった2つの構造だ
◆6ページ~7ページ◆
事業には、たった2つの形態しかない。たとえば、あなたの経営する事業が何であってもだ。商社であっても、メーカーであっても、小売業でも問屋でも、地方でも都会でも、大規模でも小規模でも、新しくても老舗でも、扱う商品の種類が異なっても、得意先の傾向が違っていても、周囲の事情が相違していても、事業の形態はたった2つしかないのである。それは、前述した「基本的に儲からない形態の事業、つまり受注形態の事業」と、もう1つが「不安定で、いつもハラハラしながら経営をしなければならない形態の事業、つまり見込形態の事業」とである。
受注形態の事業と見込形態の事業を理解する
今まで、このような捉え方をすることはありませんでした。
これからは、「受注形態の事業」と「見込形態の事業」を意識することを心がけます。
今の事業は「受注形態の事業」です。
景気が悪いのに儲かる会社
◆132ページ~133ページ◆
それは、1つの会社の中で、見込形態の事業と受注形態の事業との双方の事業を持ち、それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いている会社は、大きな利益を上げているということだ。さらに本来は見込形態の分野に属する事業を、あたかも受注事業のような形態に「意識的」に「戦略的に」変えて経営している社長は、そろって大きな利益を上げている。しかも安定的に、である。こういう事実があるからだ。つまり、受注事業は見込事業を採り入れ、見込事業は受注的に経営することで大儲けできるということだ。
それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いる
「受注形態の事業」と「見込形態の事業」、それぞれの長所をどうすれば事業に活かせるか?このように問いかけ、考えるようにします。
自分の利益より客の利益
◆192ページ~196ページ◆
昭和の初期に活躍した渡辺玄氏は、当時の中外新報に、商売繁昌の十則を書き記している。
商売繁昌十則
1.自分の利益より客の利益を考えよ
2.多く儲けるより多く売れ
3.店主は第一線に立て
4.目標を定めて進め
5.人が右へ行けば左へ行け
6.先づお隣の一人を掴め
7.売るより先づ見せよ
8.品を売るより結果を売れ
9.中味の無い売り出し宣伝をするな
10.小僧を廃して販売員を置け
商売繁昌十則を心がける
これからは、この基準で判断します。
判断に迷った時の支えになりそうです。
特に「6」と「7」は大事にしたいと思います。
おっさんの選択
本書から学んだ経営を推進する思想と技術のポイントは以下の3点です。
1) 受注形態の事業と見込形態の事業を理解すること。
2) それぞれの長所を「意識的」に「戦略として」用いること。
3) 商売繁昌十則を心がけること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。