四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【0→1(ゼロトゥワン)を生み出す発想の極意】発想を生み出すヒントが学べます。

 

今回の読書メモは0→1(ゼロトゥワン)を生み出す発想の極意』です。 

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本書を手にした理由はクリエイティブディレクターの発想を生み出すヒントを学びたいと考えたからです。

ちなみにクリエイティブディレクターとは、デザインの本質が理解できて、経営とデザイナーをつなぐことができる人材を指します。

 

著者  

0→1(ゼロトゥワン)を生み出す発想の極意 六本木未来大学講義録1

0→1(ゼロトゥワン)を生み出す発想の極意 六本木未来大学講義録1

 

本書は、2015年にスタートした「六本木未来大学」の講義録をベースに構成されています。

「六本木未来大学」とは、2012年に六本木の美術館やギャラリー、地域の人々と手を取り合い、街全体で六本木の新たな価値を見出すべくはじまった「六本木未来会議」で、「クリエイティブ・ディレクション」を学ぶための学校として開講されています。

 

目次

クリエイティブディレクションって何ですか?

水野学(クリエイティブディレクター)

 

伝わるアイデアって何ですか?

西利行(POOLinc.ファウンダー)

 

人が動く企画って何ですか?

嶋浩一郎(博報堂ケトル代表取締役社長)

 

物欲なき世界のクリエイションって何ですか?

菅付雅信(グーテンベルクオーケストラ代表取締役)

 

ビジネスのデザインって何ですか?

夏野剛(慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授)

 

クリエイティブディレクション

必要な法との付き合い方って何ですか?

水野祐(弁護士)

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

イデアを生みやすくする

◆61ページ~66ページ◆

では、どうすれば伝わるアイデアが生まれるのか?図式化するといいと思います。例えば、左側に、自分の思いや企業の思い、生産者の思いなど、伝えたい側のことを書く。そして右側には、相手の思いとか世の中の思いとか消費者の思いとか彼女の思いとかがある。ザックリ言えば、例えば左に、課題を書く。「この商品を売らなきゃいけない」「会社でこういうのを立ち上げなきゃいけない」「広告でこういうふうなことをやれと言われた」。なんでもいいのですが、こういう課題が出たら、右側に書くのは、世の中とか人生とかっていうようなことです。そして、この間に答えがあるわけです。

 

イデアを生みやすくするために図式化する

まず左側に「自分の思い」「企業の思い」「生産者の思い」など伝えたい側のことを書きます。

次に右側に「相手の思い」「世の中の思い」「消費者の思い」など伝わる側のことを書きます。

そして最後に両方の間にある答えを考えます。

 

センスは才能ではない

◆76ページ~79ページ◆

センスがいいというのは、正解をたくさん知る人ではなく、不正解をたくさん知る人がたどり着く世界なのです。そう考えると、才能じゃないでしょ。努力です。もちろん、天才は別です。稀に天才はいます。だけど、クリエイティブディレクションも、デザインも、コピーも、基本的に訓練して経験を積んでいけばいけるはずです。もう一つ重要なのは、誰かに合わせればいいのではないということです。先輩が言う方向に、「それっすよね」「そうだと思ってました」みたいな感じで、上手にすり寄っていくタイプは必ずいます。でも、そうやっていると経験を積めないから、センスはよくなっていかない。うまく上がっているように見えても、あるときポトンって落ちるんです。一方、自分の感覚と世界の正解にギャップを感じている人は、上がってないように見えてセンスが上がっている。「そこ違うんじゃないか」「自分ならこうするのに」と葛藤しながら進むから、あるとき、「答えはここだと思いますけど、僕はこのほうが好きです」とか言い始めるわけ。自分らしい答えをちゃんと見出していくようになる。これが最終的なセンスです。

 

センスは才能ではなく努力である

センスがいいというのは、正解をたくさん知る人ではなく、不正解をたくさん知る人がたどり着く世界です。

センスを磨くためには、たくさんの経験を積むようにします。

 

不満から見つかるインサイト

◆122ページ~124ページ◆

インサイトを捉えることで人を動かすことができるというお話をすると、次に皆さんが思われるのは、「いったいどうやってインサイトを探すんだ」ということだと思います。先ほど申し上げたように、インサイトを見つけるのはそう簡単なことではありません。当の本人がそれを言語化していないわけですから、ターゲットに聞いても答えは見つからないことが多いからです。でも、人は欲望を言語化するのは苦手ですが、文句を言うことはできるのです。そして、文句は限りなく欲望に近いことが多いのです。だから僕は、文句を言っている人が大好きで、スーパーで店員に文句を言っているおばさんや、駅員に文句を言っている中年サラリーマンなど、文句を言っている人がいるとついつい聞き耳をたててしまいます。

 

文句からインサイトを見つける

人は欲望を言語化するのは苦手です。

しかし文句を言うことはできるのです。

そして、文句は限りなく欲望に近いことが多いのです。

文句にインサイトにつながるヒントが潜んでいます。

自分もお客様の文句(=不満、不安、不便など)をよく聞くようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) アイデアを生みやすくするために図式化すること。

2) センスは才能ではなく努力であるということ。

3) 文句にインサイトを見つけること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

 

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

 

よろしくお願いいたします。