【SINGLE TASK】一点集中術が学べます。
今回の読書メモは『SINGLE TASK』です。
本書を手にした理由は集中力を高めるヒントを学びたいと考えたからです。
「SINGLE TASK」とは、「「いまここ」にいること」「一度に1つの作業に没頭すること」を意味します。
「SINGLE TASK」がうまくいけば、自分の行動を正確にコントロールし、周囲の環境にもすばらしい影響を及ぼせるようになります。
本書には「1つの作業に専心し」「能率を上げ」「気が散らないようにする」方法がまとめられています。
著者
SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
- 作者: デボラ・ザック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コーネル大学ジョンソンスクール(経営大学院)の客員教員を15年以上にわたり務められ、マネジメントスキルやネットワーキングについての講義を行っていました。
現在は100を超える企業、団体にリーダーシップ、チームマネジメント等の指導を行っています。
目次
【第1章】マルチタスクを封印する
【第2章】すべてを一気にシンプルにする
【第3章】脳の「集中力」を最大化する
【第4章】全行動を「1つずつ」にする
【第5章】5分で周囲の信頼をつかむ
【第6章】賢者の時間術「タイムシフト」
【第7章】継続する方法
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
毎日の作業を「3日分」書きだす
◆106ページ~108ページ◆
次のアドバイスはかならず役に立つので、うるさく感じるかもしれないが、胸に刻んでもらいたい。どうしても取り組まなければならないのだが、そう考えるだけでうんざりし、なかなか着手する気になれない用事は、朝イチで片づけてしまおう。ひるむな!敢然と立ち向かえ!重要なタスクをいつまでも先延ばしにしていると、それは重荷となり、あなたの胸にいつまでものしかかる。すると、ほかのタスクに集中するのがいっそう困難になる。
なかなか着手する気になれない用事は、朝イチで片づける
「重要なタスクをいつまでも先延ばしにしていると、それは重荷となり、あなたの胸にいつまでものしかかる。」
このようなことは月に何度か経験します。
さらに、気が進まないタスクは、着手してみると、思ったよりも楽にできたりします。
これからは重要なタスクは朝イチで片づけるようにします。
「敬意を感じるシグナル」をリストにする
◆134ページ~136ページ◆
あなたはどんなシグナルによって「自分が尊重されている」と感じるだろう?そうしたシグナルをリストにして、ノートなどに10個書きだしてほしい。私のクライアントがリストとして挙げた次の例を参考にしてもらいたい。
1.アイコンタクトをしてくれた。
2.私に名前を尋ね、会話中、名前で話しかけてくれた。
3.私の居心地がいいかどうか、気にかけ、思いやりを示してくれた。リラックスできるように気を配ってくれた。
4.しっかりと手を握り、力強い握手をしてくれた。
5.こちらに意見を求め、「あなたに関心をもっていますよ」という気持ちを態度で示してくれた。
6.一方的に上から目線にならず、お互いに貢献し合える関係であることを明確に示してくれた。
7.謝意を示してくれた。
8.私に関する知識を持って、覚えてくれた。
9.業績など、私が達成したことを覚えていて、褒めてくれた。
10.私に会えたことをよろこんでくれた。
相手を尊重する
相手を尊重するようにします。
そのために、相手から尊重されていると感じてもらえるようにします。
前述のリストでは特に「2」と「3」を心掛けます。
「三人称」を主語にして問題を考える
◆162ページ~163ページ◆
内省は、少しずつ取り組んでいけば、習慣として身につけられる技術だ。「問題を抱えた友人にアドバイスをするのは簡単だ。ところがいざ自分の身に問題が起こると、そう簡単には対処できないものだ。その一因は、つい「自分中心」に考えてしまうので、客観的に問題をとらえるのがむずかしくなることにある。こんなときは「言葉」をうまく使って自分をだまして、自分に起こった問題を他人に起こった問題のように考えるといいということが研究からわかっている」クロス博士の考えを取りいれ、次のような手法をとってみよう。いま直面している問題に対して、「彼」「彼女」などの三人称、もしくは「自分の名前」を主語にして、文章を書いたり、頭のなかで言葉にしたりして自分を見つめるのだ。人生の難題を乗り越えるために内省に取り組むのは、一点集中術のもっとも有益な活用法の一つである。
いま直面している問題に対して「自分の名前」を主語にして考える
「いざ自分の身に問題が起こると、そう簡単には対処できないものだ。」
感情的になって、冷静になれないからだと思います。
感情を切り離すために第三者の問題として捉え、考えるようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) なかなか着手する気になれない用事は、朝イチで片づけること。
2) 相手を尊重すること。
3) いま直面している問題に対して「自分の名前」を主語にして考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。