四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【仕事の9割は世間話】世間話を仕事に活かす方法を学べます。

 

今回の読書メモは『仕事の9割は世間話』です。

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本書を手にした理由は商談の前のアイスブレークのヒントを見つけたいと考えたからです。

本書には、効果的な世間話によって場の雰囲気をつくり、ビジネスの本題へとつないでいく方法がまとめられています。

 

著者 

仕事の9割は世間話 (日経プレミアシリーズ)

仕事の9割は世間話 (日経プレミアシリーズ)

 

大学卒業後、リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞します。

その後、独立起業専門誌「アントレ」を創刊し、事業部長、編集長を歴任します。

2005年に人事戦略コンサルティングを手掛ける会社を設立し、代表取締役社長に就任します。

 

目次

【第1章】人間関係は世間話から始まる

【第2章】お天気ばかりが世間話ではない―こんな人の世間話はNG

【第3章】世間話には「狙い」が必要

【第4章】では、何を話題にすればいいのか?

【第5章】うまくいく世間話のための段取り

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

基本は冒頭の5分間

◆190ページ~193ページ◆

相手から切り出してもらうためには、「沈黙の時間」が効果的です。あえて数秒間、黙って出方をうかがいます。すると「そろそろ本題に入りましょう」と言い出してくれる可能性が高まります。沈黙は重い雰囲気になると思いがちですが、ここまでで充分、場の空気が温まっていれば、心配無用です。もっともそんな沈黙の時間を使っても話題の転換ができなければ、「さて」「では」と話題転換のきっかけとなる言葉を切り出すか、あるいは「話題は尽きないですが、そろそろ始めましょう」「この続きは改めて、お忙しいと存じますので、本題に入らせていただきます」と促してください。

 

数秒間黙って本題に入るタイミングをうかがう

今までは自分から本題に入るタイミングを切り出していました。

これからは相手から切り出してもらうようにします。

そのために沈黙の時間を使うようにします。

 

しぐさを見逃さない

◆202ページ~205ページ◆

そこで挽回策が必要になりますが、まずはネガティブな心持ちで世間話を聞いているのかどうか、シグナルを見つけましょう。「そうですね」と答えている相手の表情・しぐさに注目してください。ポイントは3つです。手(腕組みをしている)、顔(眉間にしわが寄っている)、目(目線を合せない)。どれか当てはまる状態であれば、相手の心持ちはネガティブであるはず。世間話は弾んでいない可能性が高いと思ったほうがいいでしょう。では挽回策を考えましょう。話題を変える(関心が低いテーマの場合)、笑いを取る(つまらない話題に飽きた場合)、質問を増やす(一方的に話している場合)などの方策があります。私も打ち合わせの時に相手のしぐさをチェックし、「これは世間話が弾んでいないな」と気づいたことが何回もあります。最大の原因は話し方が早すぎて相手が聞き取れなかったのです。私はもともと早口なタイプなので、日頃注意しているのですが、話題にのめり込んでしまった時にマシンガンのようにまくし立ててしまいました。それに気づいたのは相手が話を聞きながら「聞き取れない」と強く眉間にしわを寄せたからです。これではまずいと、軌道修正し大幅なスローダウンを図った話し方に変えました。すると、聞いている表情がみるみる豊かになり、笑顔になりました。世間話もあくまで言葉のキャッチボールです。相手の話すテンポに合わせる意識を忘れないようにしたいものです。相手の話すテンポに合わせるための工夫として「呼吸するスピードを観察し、同じスピードで呼吸する。それから話を始める」のが効果的とも言われます。前のめりになって早口になる傾向がある方は試してみてください。

 

相手の話すテンポに合わせる

自分も早口になる傾向がありますので意識が必要です。

相手の呼吸するスピードを観察し、同じスピードで呼吸し、呼吸のタイミングがあってきてから話を始めるようにします。

 

台本(シナリオ)を作成する

◆205ページ~208ページ◆

アポイントの直前に「準備タイム」を設定するほうが続けられる可能性が高いと思います。この短い時間で頭をひねって企画を考えます。考えるテーマは以下の3つです。

◆狙いはどこにあるのか?

◆何をテーマに話すのか?

◆どのように本題につなぐか?

これらを想定しながら3分間のシナリオを考えましょう。この地道な準備時間を繰り返し設定し続けることで、徐々に質の高い世間話が提供できるようになるでしょう。継続こそ本当の成果を導き出します。では、世間話のテーマをどのようにして集めたらいいのでしょうか?まずは世間話のテーマとするネタを忘れないように書き留めるネタ帳を準備してください。そして毎朝、前述したように日経新聞、ネットで配信されるニュースをチェックします。「これは打ち合わせに使いたいニュースだ」と、ネタ帳に書き留めます。ただし、漠然とニュースの内容だけ押さえても意味がありません、大切なのは「聞きたいことを探す」観点でチェックし、質問を考えることです。

  

準備タイムを設定する

「狙いはどこにあるのか?」「何をテーマに話すのか?」「どのように本題につなぐのか?」について質問のシナリオを考えるようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 数秒間黙って本題に入るタイミングをうかがうこと。

2) 相手の話すテンポに合わせること。

3) 準備タイムを設定すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。