【10秒で人の心をつかむ話し方】「話して伝える技術」が学べます。
今回の読書メモは『10秒で人の心をつかむ話し方』です。
本書を手にした理由は人前で話すコツを学びたいと考えたからです。
人前で話をする時は、最初の10秒でいかに人の心をつかむかが大切なのです。
そのために著者は「一声二顔三姿」を意識しているそうです。
本書は、著者が32年間かけてつくりあげた「話して伝える技術」がまとめられています。
著者
演劇集団の製作総指揮の方です。
大学在学中に芝居に出会い、1985年に演劇集団を創立します。
1991年には演劇製作会社を設立します。
目次
【第1章】最初の10秒で大事にしたい「声」
【第2章】最初の10秒で大事にしたい「顔」
【第3章】最初の10秒で大事にしたい「姿」
【第4章】最初の10秒で心をつかむテクニック
【第5章】自己紹介を必殺技にする
【第6章】ピンチ! そんなとき、プロならこうする
【第7章】表現力を磨くための、日々のトレーニング
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
毎日、表情筋を鍛える
◆52ページ~56ページ◆
まずは、自分の顔の輪郭の周りを、顔のパーツを外に引っ張る磁石が360度回っているイメージを持ってください。皆さんのパーツは、その磁石に引き寄せられていきます。そのイメージを使ったまま、頭皮・眉毛・目・頬・鼻・上唇・下唇・顎を、すべて外側に引っ張られるように上・右・下・左と動かします。それとは反対周りに、もう1周。これで1セットです。顔が外から引っ張られ、目も口も大きく開き、表情を完全に解放させてください。わかりづらいなら、糸で顔を引っ張るような動作をしてみるといいかもしれません。それを毎朝5セットくらい、鏡の前で繰り返してみてください。それプラス、昼間もトイレの個室に行くたびに数セットできるとなおベストです。
毎朝、表情筋を鍛える
毎朝、はみがきの後、鏡の前で5セット繰り返します。
これで「一声二顔三姿」の「顔」の部分を磨きます。
自己紹介がうまい人は、自己を紹介する
◆146ページ~149ページ◆
上手な自己紹介は、自分を紹介する。下手な自己紹介は、自分の所属を紹介する。これが僕の自己紹介論です。自己紹介は自分を知ってもらうことが目的ですから、そこから相手との会話が盛り上がるような情報を織り込んでいくことが理想です。
上手な自己紹介をする
自分も自己紹介の時、自分の所属や仕事の紹介をしていました。
以下の4ステップに沿って上手な自己紹介をつくってみます。
【ステップ1】好きなものを10個書き出す
【ステップ2】好きなことについて、2分程度で話せるスモールストーリーをつくる
【ステップ3】数十秒から1分程度の短縮版をつくる
【ステップ4】キャッチフレーズをつくる
自分は営業なので、お客様の印象に残る自己紹介をつくりたいと思います。
語尾に注意する
◆204ページ~206ページ◆
とくに、語尾ははっきり発音すること。最後の「です」「ます」「ません」まで、「。」を発音するイメージで話すのが大事です。なぜなら、話し言葉における「語尾」は、意思が伝える重要な存在だから。日本語は最後に「~です」なのか。「~ではありません」なのかで意味が逆転する言語です。聞き手に誤解させないためにも、語尾はハッキリクッキリ発音したほうがいいのです。日本語は、最後まで言わなくても意味が通じるときもあるので、「~だと思いまして」で区切っても、何を言いたいのかは伝わるでしょう。けれども、途中で言葉が終わってしまうと、何となく消化不良でスッキリしない気がします。聞き手は「思ったから、何なの?」と続きの言葉を待っているかもしれません。やはり、「~だと思いました」と区切ったほうが、きちんと相手に伝わる言葉になると思います。「僕はこうしたほうがいいと思います。皆さんのご意見も聞かせてください」と言い切ったほうが、自信を持って話しているように感じます。語尾を濁すのではなく、最後の一字まで伝えるように心がけると、それだけで誠実に話しているような印象になるのです。
最後の一字まで伝えるように心がける
「です」「ます」「ません」「ですか」など、語尾ははっきり発音するよう心がけます。
さらに、「、」「。」「?」「!」なども意識してみます。
また、相手の話の語尾も意識して聞くようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 毎朝、表情筋を鍛えること。
2) 上手な自己紹介をすること。
3) 最後の一字まで伝えるように心がけること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。