四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【ユニ・チャーム SAPS経営の原点】SAPS経営が学べます。

 

今回の読書メモはユニ・チャーム SAPS経営の原点』です。

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本書を手にした理由はSAPS経営とは、どういうことなのか学びたいと考えたからです。

SAPSとは以下の頭文字から名付けられています。

S:Schedule(「思考」と「行動」のスケジュールを立てること)

A:Action(計画どおりに実行すること)

P:Performance(効果を測定し、反省点・改善点を抽出すること)

S:Schedule(今週の反省を生かして次週の計画を立てること)

SAPSマネジメント・モデルの原点は、高原慶一朗会長に仕えて学んだものの見方、考え方、行動の仕方にあり、それらを仕組み化したものです。

SAPS経営が目指すのは「人間尊重」「達成感重視」の経営です。それを実践するうえで、私たちは時間というものをとても大切に考えています。

SAPS経営は「時間競争力強化」の経営でもあるのです。

人間尊重の経営、達成感重視の経営、そして時間競争力強化、これら3つの柱が経営哲学となり、SAPS経営を支えています。

 

著者 

ユニ・チャーム SAPS経営の原点―創業者高原慶一朗の経営哲学

ユニ・チャーム SAPS経営の原点―創業者高原慶一朗の経営哲学

 

著者は1968年ユニ・チャーム入社し、取締役マーケティング本部長、常務取締役国際本部長などを歴任後、2001年ユニ・チャームペットケア代表取締役社長に就任された方です。

 

目次

【第1章】ペットケア事業はいかにして蘇ったか

【第2章】行動管理は何を変えたか

【第3章】SAPS経営の哲学

【第4章】SAPSマネジメント・モデル

【第5章】行動管理のための4つのツール

【第6章】SAPSマネジメント・モデル厳禁4項目

【第7章】SAPS経営に完成はない

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

行動を変えれば意識が変わる

◆42ページ~45ページ◆

従来、自己革新のステップは、意識革新→行動革新→能力革新→習慣革新、というステップで進むと考えられてきました。すなわち、意識が変われば行動が変わり、行動が変われば能力が変わり、能力が変われば習慣が変わる。習慣が変わることで、以前の自分とは異なる仕事のやり方が普通にできるようになるのです。しかし私は、意識革新からスタートするこのステップでは、最初のハードルが高すぎて、現実にはなかなか成功しないと考えています。そもそも、そんなに簡単に意識を革新できるのであれば、問題が深刻化する前に何らかの手を打てるはずです。当時のわが社の状況もそうでした。意識革新ができなくて、にっちもさっちもいかなくなっていたのです。では、どうするか。私たちが行ったことは、意識革新の前に「行動革新」のステップを置き、行動を変えることからスタートする手法です。これが成功のコツであり、すべての始まりです。つまり、行動革新→意識革新→能力革新→習慣革新、という流れで自己革新を促すのです。この考え方にのっとって、営業社員たちに、まずは行動を変えてもらう施策を打ち出しました。

 

まずは行動から変えてみる

行動革新→意識革新→能力革新→習慣革新の流れで自己革新を促します。

行動が変われば意識が変わり、意識が変われば能力が変わり、能力が変われば習慣が変わります。

習慣が変わることで、仕事の結果が変わり、以前の自分とは異なる仕事のやり方ができるようになるのです。

 

原理原則に根ざす

◆89ページ~91ページ◆

私たちはこうも考えています。豊かで幸せな人生とは、「正しい思考」と「正しい行動」で、「正しい人生」を送ることである、と。人生は、「考える」ことと、「行動する」ことの繰り返しです。人は生まれてから死ぬまで、考えて、行動して、そしてまた考えて、行動して……そうやって一生を過ごします。考えているだけでは埒があきませんし、何の考えもなしに行動ばかりを繰り返してもむなしい結果となります。「考える」ことと「行動する」こと、どちらか一方だけでは成果につながりません。これは裏を返せば、きちんと考え、きちんと行動すれば、必ず良い結果や成果につながり、豊かな人生を送れるということです。豊かで幸せな人生を送ることが生きる目標なのですから、目標を達成するためには、私たちは「正しい思考」と「正しい行動」を心がければよいのです。

 

「正しい思考」と「正しい行動」を心がける

豊かで幸せな人生を送るためには、きちんと考え、きちんと行動することです。

そうすれば、必ず良い結果につながります。

「正しい思考」と「正しい行動」を繰り返し、かつ積み上げていきます。

 

週次サイクルを回す

◆126ページ~127ページ◆

SAPSマネジメント・モデルは、次の4つの支柱の上につくられています。これらは、実践にあたっての思考と行動の規範といえるものです。

1.最優先課題に集中する

2.真因を突き止める

3.自己流を排除する

4,実行の仕組みを定着させる

  

実行の仕組みを定着させるために週次サイクルを回す

まず.最優先課題に集中して実行します。

週末には実行結果の効果を測定し、反省点・改善点を突き止めます。

さらに反省点・改善点を生かしつつ、実行の仕組みを改良しつつ、定着させます。

これらの週次サイクルを回すよう取り組みます。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) まずは行動から変えてみること。

2) 「正しい思考」と「正しい行動」を心がけること。

3) 実行の仕組みを定着させるために週次サイクルを回すこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。