四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【問題解決力を鍛えたい人向け】問題解決の思考と技術が学べます。

 

今回のオススメ本は、『新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術』です。

本書は、問題解決力を鍛えたいあなたへオススメです。

問題解決の思考と技術が学べます。 

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「問題発見」と「問題解決」はコインの裏表の関係にあります。

本書では「問題解決」に重きが置かれています。

「問題解決」では、「ゼロベースで問題を正しく構造的にとらえ、解決策を考える」ことが大事です。

本書は、事例をもとに問題解決を図るときに使う思考と技術が体系立て(MECEで考え、ロジックツリーでチェック・具体化し、ソリューション・シスエムで解決策の代替案を出し、最後に検証・評価する)まとめられています。

 

著者について 

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術

 

著者は、コンサルタントの方です。

日本の大学を卒業後、英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)校にて経済学修士(MSc)を取得されます。

大手経営コンサルタント、米国大手家庭用品メーカーのゼネラル・ディレクター等を経て、1996年よりに独立されます。

大手企業を中心に経営戦略やマーケティング戦略コンサルティング、企業の戦略プラットフォーム強化のための戦略スキル開発、新規事業開発のためのナビゲーション、幹部教育、問題解決技法や状況マネジメント力強化のトレーニングなどの指導を行われています。

 

思考と技術

本書には、思考と技術のポイントがまとめられています。

 【第1章】 思考編―“ゼロベース思考”“仮説思考”

 【第2章】 技術編―“MECE(ミッシー)”“ロジックツリー”

 【第3章】 プロセス編―“ソリューション・システム”

 【第4章】 実践編―“ソリューション・システム”活用の現場

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

顧客にとっての価値を考える

◆21ページ~23ページ◆

<ゼロベース思考>で考えろと言われてもなかなか難しい、と思う人に対して考え方のコツを挙げるとすれば、「顧客にとっての価値を考える」ということだ。顧客とは商品を買ってくれるユーザーのことだけではなく、人事部や総務部であれば顧客は社員全体を指すし、情報システム部門でいえばシステムを利用する社員全員を指す。したがって、仕事をしている人間には必ず顧客が存在する。顧客のいないビジネスマンがいたとすると、その人は企業や社会に対して何の価値も生み出していないことになる。

 

顧客にとっての価値を考える

顧客にとっての価値を考えるとは、顧客のことを良く知る必要があります。

そのためには、想い込みで考えるのではなく、顧客へ質問するべきです。

質問力を鍛え、潜在的な価値を引き出せるよう心がけます。

 

アクションに結びつく結論を常に持つ

◆31ページ~35ページ◆

最初は的を外しても、常にアクションに結び付く結論を持つということを心がけると、確実に精度は上がる。そして、ビジネス上の自己実現率は確実に向上するはずだ。経営コンサルタント会社の新人コンサルタントはまず、SO WHAT?の嵐のような質問攻めを乗り切らなければならない。結論を言えない人に対して私がよく言う質問は、「理由や理屈は忘れていいから、とにかく何がいちばん言いたいの?何をすればいいの?」である。そして、思いつきでも相手がアクションに結び付くような結論を言うと、矢継ぎ早に「どうしてそう思うの?」と理由や理屈を尋ねる。「理由や理屈を整理して結論を述べよ」と三段論法式の聴き方をすると黙り込んでしまう場合でも、このように初めに結論から聞くと、けっこう何かしら言えるものだ。試してみるといい。ビジネスの現場では1つの具体的結論が100の評価に勝ることを肝に銘じてほしい。

 

先に結論、次に理由や理屈を尋ねる

これは自分自身に対しても試してみます。

先に「何をしたいのか?」を質問し、次に「どうしてそう思うのか?」を問いかけてみます。

 

フレームワークで<ロジックツリー>を学ぶ

◆99ページ~109ページ◆

ユーザビリティ分析を行うには、まず<ロジックツリー>で問題となっている現象を引き起こしている具体的原因を突き止める。次に、いくつかの具体的原因と現在問題になっている現象の因果関係を結んでみる。といっても、最初からはなかなかうまくいかないだろう。それでもとりあえず因果の矢印を引いてみる。因果がつながらずおかしい場合は、何かつなぎの項目が抜けていたり、矢印が逆のこともある。しかし、こうして何回か繰り返すうちに因果関係が明らかになる。そうしたら最後に、表面化している問題と解決すべき真の原因に整理し、真の原因に関して解決の優先順位をつける。これは基本的ロジックの練習にもなるので、ぜひトライしてみるといい。

 

とりあえず因果の矢印を引いてみる

おっさんは、真の原因を探るのが苦手です。

「考える=書く」ことだと思っています。

まずは因果の矢印を引き、書くことを繰り返すことで、ロジックツリーを考えるよう訓練していきます。

 

おっさんの選択

本書から学んだ思考と技術のポイントは以下の3点です。

 1) 顧客にとっての価値を考えること。

 2) 先に結論、次に理由や理屈を尋ねること。

 3) とりあえず因果の矢印を引いてみること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。