【クロージングが苦手な営業マン向け】 質問型クロージングを学べます。
今回のオススメ本は、『営業は「質問」で決まる!』です。
本書は、クロージングが苦手な営業マンへオススメです。
本書は、質問型クロージングについて書いた本です。
質問型クロージングは、お客様の欲求を見極めるための最高の武器です。
お客様の欲求の見極めができれば、営業マンは、今後どのように営業するか判断できるようになり、クロージングがスムーズになります。
質問型クロージングの流れ
質問型クロージングの流れは以下のようになります。
(1)クロージングとは、お客様が自ら動くこと。
つまり、お客様が自分の欲求を知り、自ら買われるように持っていくこと。
(2)ただ、お客様は、自分の欲求をはっきりとわかっていない。
(3)営業マンは「お客様の欲求をはっきりさせ、意思決定を手助けする」役割を果たす。
(4)そのために、お客様に質問して欲求の本音を引き出し、本音を吐露させる。
本書で紹介されている質問もまとめています。
(1)お客様の気持ちを聞く質問
「お客様は話をお聞きになって、どのように感じておられますか?」
「どう思われていますか?」
(2)お客様の気持ち、欲求を具体的に聞く質問
「たとえば?」「具体的には?」
(3)お客様に商品の重要性を気づかせ、購入への考え(意志)へと導く質問
「ということは?」
(4)お客様の考えを確信させる質問
「他に、何か気がかりな点はございませんか?」
(5)お客様の気持ちを代弁し、行動へとナビゲーションする質問
「では具体的にお話を進めましょうか?」
著者について
質問型営業で断られずにクロージング 営業は「質問」で決まる! (DO BOOKS)
- 作者: 青木毅
- 出版社/メーカー: 同文館出版
- 発売日: 2012/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
著者は、質問型営業のコンサルタントです。
大学卒業後、飲食業・サービス業を経験し、米国人材教育会社代理店入社します。
98年には個人・代理店実績全国第1位となり、世界84か国の代理店2500社の中で世界大賞を獲得します。
その後独立して、2002年には質問型セルフマネジメントを開発し、2008年には、質問型営業のコンサルティングを企業・個人に向けてスタートしています。
質問型クロージング
本書には、質問型クロージングがまとめられています。
【1章】「質問」だけでクロージングできる
【2章】お客の心理にぴったり合わせる クロージングの「5つの質問」
【3章】クロージングでの「質問」を強化するワザ
【4章】契約直前のお客様の躊躇にも「質問」で対応する
【5章】営業のすべての過程は「クロージング質問」が鍵
【6章】クロージング上手なら人生がうまくいく
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
質問でお客様から本音を引き出せ!質問でお客様に本音を吐露させよ!
◆26ページ~29ページ◆
お客様の本音を知るには、ズバリそれを聞いてしまうことです。たとえば、こんな具合です。
「お客様、本音のところはどのように感じられていますか?」
「お客様、本当のところは、どのように感じておられるのですか?」
このように聞くと、お客様は思わず本心を言ってしまうものです。そして、その本心こそが、お客様の心底の欲求に他ならないのです。お客様が自信の欲求を吐露することで、購入への道が開けてきます。
お客様の本音を知る
おっさんも、今までの経験からお客様は案外、質問に答えてくれるものとの印象を持っています。
しかし、ズバリ本音を聞くことをしていませんでした。
どう質問していいか、分からなかったからでしょう。
これからは、ズバリ、「お客様、本音のところはどのように感じられていますか?」と質問するようにします。
「ということは?」「たとえば?」「具体的には?」だけで会話はできる
◆71ページ~75ページ◆
よく「質問する内容がわからずに困る」という話を聞きますが、私は決してそうは思いません。それは、質問でお客様を誘導しようとするからだと思います。質問は、お客様に気持ちや状況を言っていただくためのものです。そうすれば、お客様は自然と自らクロージングへと入っていけるのです。質問で誘導するのではなく、質問がお客様に話していただくきっかけになればいいのです。そうとらえれば「たとえば?」「ということは?」の2つの短い質問だけでも十分その役目を果たせるのです。
お客様に気持ちや状況を言っていただく
おっさんにも「質問する内容がわからずに困る」という感覚がありました。
お客様へは、よい質問をしないといけないと思い過ぎていたのでしょう。
これからは、「たとえば?」「ということは?」でお客様の気持ちや状況を言っていただくようにします。
自信ある態度がお客様の躊躇を取り払う
◆162ページ~164ページ◆
(1)クロージング前にお客様の躊躇の言葉に接したら、なぜそのように躊躇するのかを質問しよう。そうすれば、確信が欲しいという本音のメッセージであるとわかることが多い。
(2)それでも躊躇するなら、その時には質問で本音を探り、解決に乗り出そう。
(3)「妻に相談する」と言われたら、当人の本音を聞く質問をしよう。
(4)最後の「考えさせてくれ」などの躊躇は、「もうひとつ解決していないことがある」というメッセージ。まず、共感。そして、「もうひとつ何を解決しなければいけないか?」を質問して、本音を聞こう。
(5)何回もクロージングを迫るのはだめ。そうではなく、どこまでも一緒に考え、確信をもってもらうために質問し本音を聞こう。
(6)質問には質問で聞き返す。「いくらかかるの?」には、「いくらくらいなら可能ですか?」と質問で聞き返し、その本音を聞こう
質問には質問で聞き返す
価格に関して質問されたときは、「いくらくらいなら可能ですか?」と質問し、さらに本音を聞く質問をするようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ質問型クロージングのポイントは以下の3点です。
1) お客様の本音を知ること。
2) 質問は、お客様に気持ちや状況を言っていただくこと。
3) 質問には質問で聞き返すこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。