四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【知的生産性を向上したい人向け】 情報収集法や発想法が学べます。

 

今回のオススメ本は、『知的生産の技術』です。

本書は、知的生産性を向上したい方へオススメです。

本書には、著者のフィールドワークなどの経験に基づいた知的生産の技術がまとめられており、情報収集の仕方、そこからの発想の仕方などが学べます。

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著者について 

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)

 

著者は、生態学者、民族学者の方です。

「情報産業」という言葉の名づけ親でもあるそうです。

 

知的生産の技術

本書には、知的生産の技術がまとめられています。

  1 発見の手帳

  2 ノートからカードへ

  3 カードとそのつかいかた

  4 きりぬきと規格化

  5 整理と事務

  6 読書

  7 ペンからタイプライターへ

  8 手紙

  9 日記と記録

 10 原稿

 11 文章

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

この本のねがい

◆19ページ~20ページ◆

知的生産の技術について、いちばん肝心な点はなにかといえば、おそらくは、それについて、いろいろと考えてみること、そして、それを実行してみることだろう。たえざる自己変革と自己訓練が必要なのである。

 

色々と考えてみる

まずは、物事を鵜呑みにせず、「何故だろう?」と問いかけることから始めます。

 

発見の手帳

◆24ページ~26ページ◆

わたしが「手帳」に書いたのは、「発見」である。毎日の経験のなかで、なにかの意味で、これはおもしろいとおもった現象を記述するのである。あるいは、自分の着想を記述するのである。それも、心覚えのために、短い単語やフレーズを書いておくというのではなく、ちゃんとした文章で書くのである。ある意味では、それはそのままで小さな論文-ないしは論文の草稿-となりうるような性質のものであった。

 

「発見の手帳」をつくる

前述の何故だろう?と問いかけ、考えた内容を「発見の手帳」へ書いていきます。

 

創造的読書

◆113ページ~115ページ◆

読書において大事なのは、著者の思想を正確に理解するとともに、それによって自分の思想を開発し、育成することなのだ。わたしは、読書というものは、電流の感応現象のようなものだと思っている。ひとつのコイルに電源を流すと、もうひとつのほうのコイルに、感応電流という、まったく別の電流が発生する。両者は、直接にはどこもつながっていないのである。大切なのは、はじめにながす電流ではなくて、あとの感応電流のほうなのだ。これをうまくとりだすことによって、モーターははじめて回転しはじめるのである。

 

創造的読書を行う

「コイルの巻=読書(著者の思想の理解)」、「感応電流=自分の思想」です。

読書を続けていけばコイルの巻が太くなり、発生する感応電流は大きくなります。

そして、この感応電流が大きなモーターを回転させ、大きな成果につながります。

 

おっさんの選択            

本書から学んだ知的生産の技術のポイントは以下の3点です。

 1) 色々と考えてみること。

 2) 「発見の手帳」をつくること。

 3) 創造的読書を行うこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。