【仕事のスピードアップを図りたい人向け】即断即決、即実行するためのコツが学べます。
今回のオススメ本は、『ゼロ秒思考 行動編』です。
本書は、仕事のスピードアップを図りたい方へオススメです。
頭を整理し、仕事のスピードアップを実現した後、どうすれば「即断即決、即実行」が実行できるようになるかに着目し、まとめられています。
全体観を持てていますか?
即断即決、即実行ができない根本的な理由は、対象への正しい「全体観」を持てていないことだと著者は指摘します。
「全体観」さえ持てれば、必要なときに、自然と即断即決、即実行ができるようになります。
そして、「全体観」を持つことを鍛えるためのツールとして「オプション」「フレームワーク」を紹介されています。
「オプション」は、取り得る施策を複数挙げ、比較し評価する思考法をサポートします。
「フレームワーク」は、物事を整理することをサポートします。一番簡単で手軽なのは2×2の枠組みです。
「オプション」と「フレームワーク」を使いこなして、「全体観」を養いましょう。
著者について
著者は、マッキンゼーで多数のプロジェクトをリードされてきた方で、現在は、日本発の世界的ベンチャーを1社でも多く生み出すことを使命としたコンサルティング会社の代表を務められています。
即断即決、即実行
本書には、即断即決、即実行を実現するための方法がまとめられています。
第1章 即断即決、即実行はなぜ難しいのか?
第2章 即断即決、即実行を支えるもの
第3章 オプション
第4章 フレームワーク
第5章 即断即決、即実行の実践ポイント
第6章 即断即決、即実行のリスクと注意点
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
オプションを評価する最適な方法
◆63ページ~73ページ◆
評価基準に合意した後は、実際に5つの選択肢に対して「◎○△×」をつけていく。これは、
◎…非常によい
○…かなりよい
△…よくない
×…まったくだめ
といった意味でのつけ方になる。
この方法は一見曖昧そうで、複数の人間がいれば、いくらでもケチがつけられそうに見える。「非常によい」と「かなりよい」とは、厳密にはどうやって線引きをするのか?などだ。だが、実際にやってみるとそれほど大きな問題にはならない。
◎○△×でオプションを評価する
これなら、気軽にオプションを評価できそうですネ。
課題に対して取り得る施策(オプション)をたくさん挙げ、◎○△×で評価する習慣を身につけます。
正しいフレームワークの作り方、チェックの方法
◆92ページ~100ページ◆
1)いま何を整理しようとしているのか
2)その整理するものを、どういう輪で整理すると最も意味があるのか
3)2×2に分けたとき、縦軸・横軸それぞれの2つの箱のラベルは適切か
4)4つの箱それぞれに適切な内容を記入することができるか
5)タイトル、軸、ラベル、分類した内容の間で齟齬がないか
6)全体として有用なのか
を判断し、修正し、全体のバランスを取り、完全なものに仕上げていかなければならない。
自分なりのフレームワークの作り方をまとめる
おっさんの作り方は以下になります。
1)整理したい項目を眺めながら、連想されるイメージをラベルとして、項目の横に書き出していきます。この時、ラベルはたくさん書き出すようにします。
2)ラベルをグルーピングしながら縦軸と横軸を考えます。この時、上下、左右は、対立する関係に設定します。
3)そして最後に、全体のバランスを見ながら修正していきます。
フレームワークを使いこなすトレーニング
◆107ページ~111ページ◆
施行錯誤するなかで、ついに「あれこれ言わずに、練習するしかない。練習するうちに光が見えてくるだろう」という結論になった。これは単なる希望的観測だったが、結果は出せた。具体的にやったのは、下図のようなA4用紙を使った「フレームワーク練習シート」を作成し、フレームワークを毎日6個ずつ書く練習を続けるということだった。毎日6個書くうちに、だんだんとフレームワークというのは結局何で、どんな観点で軸を決めていけばすっきりするのか、どこをどういじると全体がどうなるのか、どういうときに使いやすくなり、あるいは無意味なフレームワークになるのか、そういうことが肌でわかるようになっていった。
フレームワークを毎日書く練習を続ける
フレームワークを毎日書く習慣を身に付け、レベルアップしていきます。
今は、1日に1つのテーマから3個のフレームワークを書くようにしています。
おっさんの選択
本書から学んだ即断即決、即実行のポイントは以下の3点です。
1) ◎○△×でオプションを評価すること。
2) 自分なりのフレームワークの作り方をまとめること。
3) フレームワークを毎日書く練習を続けること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。