【引きぎわに強くなりたい人向け】曲線思考が学べます。
今回のオススメ本は、『引きぎわの下手な人は成功しない』です。
本書は、引きぎわに強くなりたいあなたへオススメです。
本書の目的は、撤収作業に強くなり、引きぎわに強くなるために、数多い先人の例を引用しながら、如何にして失敗現象を小さくしつつ、成功へ向かって再起していくかという曲線思考について読者とともに実践的に研究していくことです。
著者について
引きぎわの下手な人は成功しない―マイナスをプラスにかえる曲線思考 (1979年) (ジャテック ブックス)
- 作者: 三神良三
- 出版社/メーカー: ジャテック出版
- 発売日: 1979/10
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著者は大学卒業後、文筆生活に入ります。
その後、実業界に転じ、「東京会館」「世界貿易会館」の社長を歴任されます。
さらに1973年に実業界より勇退し、再度文筆生活に入り、経営評論家として活躍された方です。
曲線思考
本書には、曲線思考がまとめられています。
【第1章】曲線思考と直線思考
【第2章】マイナスをプラスに置き換える
【第3章】「新陰流」引きぎわの哲学
【第4章】表と裏・禍と福
【第5章】撤収の論理
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
昨日の自己にこだわらない
◆50ページ~52ページ◆
つまり反射的に失敗を成功に変化させる日頃の訓練が必要だということである。引きぎわに強いということは、この反射的行動の一種である。「これはいけない」と思ったら、昨日の自分にこだわらず反射的に撤収し、次の手を実行する。この反射的な行動ができるできないによって、その人の運命さえも違ってくる。人間にはこういった場合がよく訪れるものだ。「これはいけない」と思っても、「まだ、まだ」と我慢したりくよくよしていると深みにはまってしまう。なかなか難しいことだが、大をなすような人は、大部分がこの反射的な行動がとれる人である。つまり逆櫓的発想も強い人である。
「これはいけない」と思ったら、反射的に撤収する
あともう少しがんばってみようと先送りにしているうちに、深みにはまってしまい、取り返しがつかなくなっていることがありました。
「これはいけない」と思ったら、過去の自分にしがみつかず、勇気を出して撤収するようにします。
失敗即死と思えば失敗はない
◆143ページ~145ページ◆
こういった切羽詰まった時、失敗即死と思って全力をつくせば案外打開できることがある。この場合、失敗しても命はとられないし、あやまってしまえば首にもならないだろうと思ったりすると、背水の陣を敷いたことにはならないから、うまくいかないことのほうが多くなる。昔から「死んだつもりで働きぬいた」といった人に失敗者はいない。また「失敗したら責任をとってやめる」といった自覚をもって仕事に当たっている人にも失敗者は少ない。また失敗したらやめると思っていたなら、危機を打開するために、あらゆる手を打つことに必死の努力もするし、やられそうになってきても反撃の面を打つこともできる。背水の陣がまえの覚悟は、また反撃の面の温床にもなるからだ。死ぬつもりなら、打たれてもそのままではいない。打たれても打ちかえす、そうして打ち返し打ち返して、死地から脱却するよう努力する。
危機を打開するために、あらゆる手を打つ
「何が何でも失敗できない」この心構えが大切なのでしょう。
失敗しないために、あらゆる手を打っていく行動の中から希望が見えてくるのでしょう。
敗者復活戦に参加しよう
◆169ページ~172ページ◆
つまり復元力の強い人は失敗を恐れない。復元力の弱い人ほど失敗を恐れる。退くことを研究していないからだ。退くことを研究して復元力を強くしていたら、失敗を自己の人生の栄養剤にすることができる。だが、復元力の弱い人は、引きぎわが強くないから失敗が人生の毒素になってしまう。「失敗がなかったら、人生はすこぶる退屈なものになってしまう」とはイギリスの劇作家オスカー・ワイルドの言葉だが、失敗に弱かったら退屈どころか、委縮した人生になってしまう。復元力の強い人は失敗しても次には成功がくると思っているし、また必ず敗者復活戦があると考えて、それに備えようと勇気を出して準備に入る。人生は失敗を経験しない人よりも、敗者復活戦に勝ってきた人のほうがスケールも大きく、しっかりしている。そういった人は、失敗を自分のマイナスにしておらず、プラスにすることを知って努力するからだ。
失敗を人生の栄養剤にする
「失敗=人生の栄養剤」と思えば、失敗を恐れることはなくなります。
「失敗の次には成功がくる」と思えば、失敗から学べます。
失敗をプラスにできるように失敗から学んでいきます。
おっさんの選択
本書から学んだ曲線思考のポイントは以下の3点です。
1) 「これはいけない」と思ったら、反射的に撤収すること。
2) 危機を打開するために、あらゆる手を打つこと。
3) 失敗を人生の栄養剤にすること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。