【問題解決について学びたい人向け】 問題解決の手順とポイントが学べます。
今回のオススメ本は、『問題解決』です。
本書は、問題解決について学びたい方へオススメです。
本書では、問題解決の手順とポイントを架空のストーリーを使って解説しています。
「ストーリー」「解説」「まとめ」という構成で問題解決の手順とポイントが分かりやすくまとめられています。
さすがに研修会社の方が書かれた本です。
まるで問題解決の研修で学んでいるような感じで読み進めることができます。
問題解決が必要な場面に直面する度に何度も読み返したい一冊です。
著者について
問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
- 作者: 高田貴久,岩澤智之
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: Kindle版
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著者は、お二人の方です。
教材開発・社内講師育成事業やビジネススキル研修事業などをされている会社の創業者の方と代表の方です。
お二人の会社は、ビジネススキルの体系化と普及を掲げ、企業の発展と個人の成長を支援することに尽力されています。
問題解決
本書には、問題解決がまとめられています。
第1章 問題解決の手順
第2章 問題を特定する
第3章 原因を追究する
第4章 あるべき姿を設定する
第5章 対策を立案する
第6章 対策を実行する
第7章 結果を評価し、定着化させる
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
問題解決の3ステップ
◆30ページ~34ページ◆
問題解決の手順とは、(1)WHERE…問題がどこにあるのか(2)WHY …その問題の原因は何か(3)HOW …ではどうすればよいかの3ステップで考えるということである。
「WHERE」「WHY」「HOW」の順で考える
著者は問題解決の場面では、「WHERE」を飛ばし、「WHY」や「HOW」を考えてしまうことが多いと指摘されています。まずは、どこで(WHERE)問題が起きているのか、「どこどこ分析」を行い、それから、「なぜなぜ分析」を行うことを繰り返し説明されています。WHERE⇒WHY⇒HOWの順番を忘れないようにします。
「なぜなぜ分析」の8つのポイント
◆123ページ~141ページ◆
<深く>掘り下げる 1.WHEREで絞り込んだ問題から掘り下げる 2.「なぜ」を繰り返す 3.論理の飛躍に気をつける 4.打ち止めになるまで掘り下げる<広く>掘り下げる5.もれなく幅広く可能性を考える<正しく>掘り下げる 6.事実で確認をする 7.正しい日本語で掘り下げる 8.「自分を主語」として掘り下げる
「深く」「広く」「正しく」掘り下げる
「なぜなぜ分析」は実際にやってみると難しいですよね。たぶん「WHERE」で問題が起きている箇所をキチンと絞り込めていないから、思考があっちへ、こっちへ、と飛んでしまうのだと反省しました。
「PDPD」「DO高速回転」を避ける
◆321ページ~323ページ◆
正しいアプローチは「PDCA」であり、計画を立てて実行し、チェックして振り返るという流れは誰もがしっているが、不思議と「C」が抜けてしまい、「PDPD」や「DDDD」といった取り組みになっている例をよく目にする。「PDPD」とは、いわゆる「やりっぱなし」である。振り返りをすることなく毎回新しい計画を立てては実行しつづけ、計画が改善されることがない。
「PDCA」のサイクルを回す
「C」を行うためには目標をちゃんと設定しておくことが大切なのですネ。
確かに目標がなければ目標と現状との差をチェックできませんネ。
本書では、この目標を「活動KPI」「効果KPI」「結果KPI」の3つに分けて検討することを提案しています。
こうすることで問題解決の進捗状況がよく見えるようになります。
※KPI(Key Performance Index)
おっさんの選択
本書から学んだ問題解決のポイントは以下の3点です。
1) 「WHERE」「WHY」「HOW」の順で考えること。
2) 「深く」「広く」「正しく」掘り下げること。
3) 「PDCA」のサイクルを回すこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。