【新商品開発に携わっている人向け】 ヒット商品創出3ステップ法が学べます。
今回のオススメ本は、『マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる』です。
新商品開発に携わっている方へオススメです。
本書には、著者が開発された「ヒット商品創出3ステップ法」が説明されています。
今回は、今までとはことなる視点でマーケティングを考えるヒントをいただくことができました。
著者について
マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる―いつも失敗するのは「差別化したつもり」だった (アスカビジネス)
- 作者: 森本尚樹
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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実践経験から生まれた、独自のシンプルな方法を開発され、その普及活動に取り組まれています。
3ステップ法
本書には、3ステップ法がまとめられています。
第1章 マーケティングの常識を疑え!
第2章 マーケティング戦略を疑え!
第3章 ヒット商品を生みだす3ステップ法!
第4章 マーケティング戦略のまとめ方
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
顧客ニーズはとてもわかりにくい
◆69ページ~70ページ◆
私からの提案は「ニーズ」で思考するのをやめて「問題」で思考せよ、ということだ!
(1)問題の広さ
(2)問題解決によるハピネスの大きさ
(3)サプライズの大きさ
この3点であなたの商品を確認してみよう。顧客ニーズで考えるよりも、あなたが考えた商品がヒットするかしないか?それを見分ける精度は飛躍的に向上するはずだ。
「問題」で思考する
商品やサービスのアイデアは、「問題の広さ」「ハピネスの大きさ」「サプライズの大きさ」の3つの観点で評価するようにします。
3つのサプライズ
◆77ページ~81ページ◆
商品購入前のサプライズには、(1)顧客が知らなかった事実がある。このサプライズの大きさが問題の強弱の判断基準に使えるのだ。では顧客が知らなかった事実とは何だろう?それはいろいろあるがその中でも最強なのが、顧客にアンハピネスを与えている真犯人の存在を顧客に伝えることだろう。そしてあなたの商品だけがそれを解決できることを宣言すればいい。
真犯人を顧客に伝える
「真犯人=真の問題」だと思います。
ここで求められるのは、真の問題を発見する能力です。
問題の深掘り(なぜ、なぜ、なぜ)を行い、真の問題を発見することを心がけます。
今あるものを逆転すれば、独自性の高いものが生まれる
◆130ページ~131ページ◆
世の中に存在しないものを見つけろ!と言われてもそれは簡単な作業ではない。ないものを探すほど難しいことはないのだ。反対に既にあるものを見つけてくるのはとても簡単だ。いくらでも転がっている。だから従来の商品開発は、今あるものに何かを付け加え、またはそれを改良して新製品を生みだしてきた。しかし、この方法から独自性の高い商品は生まれない。ならばどうするか?答えは簡単だ。既に存在するものを逆転させればいいのだ!つまり、今あるものを逆転させれば、ないものが生まれる!そうして世の中に存在しないものを、まず強制的にどんどん作り出してゆけばいい。
今あるものを逆転させる
これなら新商品開発をシンプル、かつ効果的に行えそうです。
商品やサービスのアイデア出しの際に実践してみます。
おっさんの選択
本書から学んだ3ステップ法のポイントは以下の3点です。
1) 「問題」で思考すること。
2) 真犯人を顧客に伝えること。
3) 今あるものを逆転させること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。