【事業の黒字転換を目指す人向け】 乱世を生き抜くための発想と行動が学べます。
今回のオススメ本は、『貧乏人の発想金持ちの行動』です。
本書は、事業の黒字転換を目指す方へオススメです。
本書には、赤字会社を8ヵ月間で黒字転換させた凄腕社長の発想と行動がまとめられています。
貧乏人の発想?金持ちの行動??
「貧乏に人の発想」とは、1円もムダにしないという視点から、社内のありとあらゆる原価と経費を見直す発想をいいます。
この発想は、原価と経費の徹底した削減につながります。
「金持ちの行動」とは、ここゾ!と思う事業と会社前進のためなら、ためらうことなく資金を投じ、大胆に攻めていく行動をいいます。
この行動は、売上げ拡大につながります。
著者について
著者は、物流会社の社長です。
物流会社の社長に就任されるまでに、マーケティング関連の宣伝企画、開発部門で新事業にかかわる仕事、営業部門など多方面の仕事を経験されています。
社長就任後、赤字続きの物流会社をM&A。その後8ヵ月間で黒字転換させてしまいます。
儲かる会社に変える発想と行動
本書には、儲かる会社に変える発想と行動がまとめられています。
プロローグ 社長、あんな会社買うんですか?
第1章 情熱に勝る能力はなし
第2章 貧乏人の発想、金持ちの行動
第3章 現場に黄金が落ちている
第4章 社員のやる気を引き出すツボ
第5章 数字を追うな、中身を追え
第6章 ロマンを語り、成功をつかめ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
将来の会社像から現在を振り返る「未来志向の経営」
◆52ページ~54ページ◆
戦略的思考は、上級管理職には必須のスキルだと言ってもいい。綿密な計画立案や打ち手のアイデアがともなわなければ、取締役は務まらない。戦略的思考には、「長期的」「全体的」というふたつの側面がある。これは、売り上げや利益など当面の数字を管理するスキルとは別ものだ。遠い将来に向けて会社全体をどう発展させていくかという、長期的かつ全体的な視野のことである。
「長期的」「全体的」視点を持つ
自分が携わる事業を長期的にどうしていくのか?
そのために、関連する領域をどう広げていくのか?
といった視点を持って考えるようにします。
バランス人間こそがリーダーの器
◆68ページ~71ページ◆
これまで、優秀と呼ばれる人材を数多く見てきたが、68歳となったいま、「どんなタイプが優秀だと思うか?」と問われたら、迷わずこう答える。「バランス人間」この呼び方が正しいかどうかはわからないが、私のなかではバランス人間こそ優秀な人材、組織をまとめあげ引っ張っていけるリーダーの器だと思っている。別の言い方をすれば、両極端と思われる性質を併せもった人間のことだ。大胆さと繊細さ。優しさと厳しさ。合理主義と人間主義。理想主義と現実主義。一見すると矛盾した性質のようでいて、本人のなかでは自然に両立しているのがバランス人間である。
バランス人間になる
両極端な性質の振り幅が広い人間がバランス人間なのでしょう。
まずは、両極端を意識して、演じることから始めてみようと思います。
今日は大胆に、そして明日は繊細にと、日によって演じ分けてみるのです。
日々、演じていると、ブランコのように振り幅がだんだん大きくなっていくはずです。
人の評価は能力と性格で
◆171ページ~174ページ◆
人間的に優れた性格はいくつもの要素に分けられる。主なところでは積極性、責任感、使命感、行動力、粘り強さ、忍耐力、チャレンジ精神、協調性などがある。「情熱に勝る能力はなし」は私の座右の銘だが、これらの優れた性格を支えるのは、結局のところ本人の情熱だと思う。どれだけ実務能力に長けていても、責任逃れをしたり、協調性がかけていたりすれば、経営に携わることはできない。人間の集まりである組織をまとめるには、ヒューマン・スキルが必ず問われてくる。頭脳明晰の切れ者だろうが、正確に欠点があれば、取締役にあげるわけにはいかない。
本気の本気になる
情熱をかけるためには、本気で臨む必要があります。
目指すべきゴールに向け、決して現状に満足することなく
挑み続ける本気の、本気の姿勢が情熱を高めていきます。
おっさんの選択
本書から学んだ儲かる会社に変えるポイントは以下の3点です。
1) 「長期的」「全体的」視点を持つこと。
2) バランス人間になること。
3) 本気の本気になること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。