【10年間勉強しても英語が上達しない日本人向け】「音」と「イメージ」をリンクさせる新英語学習法
今回のオススメ本は、『10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法』です。
本書は、タイトルにもあるように、10年間勉強しても英語が上達しない日本人の方へオススメです。
英語を10年間勉強して、どれだけ上達しましたか?
英語の勉強、中学3年間、高校3年間、大学4年間、合計10年間勉強してどれだけ上達しましたか?
おっさんは、10年以上勉強しても、ほとんど上達しませんでした。まさに、タイトルにある通り10年間勉強しても英語が上達しない日本人です。
それならば、と英語上達のヒントを得ようと本書を手にしました。
著者について
10年間勉強しても英語が上達しない日本人のための新英語学習法 A NEW WAY TO LEARN ENGLISH FOR ALL JAPANESE
- 作者: ロジャー・パルバース,小川綾
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2015/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は、作家、創作家、演出家の方で、元東京工業大学文明センター長だった方です。
1967年に来日され、ほぼ半世紀を日本で過ごされています。
その間、精力的に日本各地を旅し、そこに住む人々や文化、風土、言語の特異性に直に触れながら、様々な文化人と深く親密な交流を結ばれています。
日本における英語教育があまり効果的でないのは、言葉の意味や定義にばかり力を入れているからです。
と著者は指摘します。
そして、
英語で使われる「音」の種類や組み合わせを理解することができれば、一つ一つの単語の意味を覚えることに集中するよりも、より速く、より完璧に英語を学ぶことができる。
と提案されています。
(パ)式・実践的英語上達法
本書には、著者が提案する新しい英語の学習法((パ)式・実践的英語上達法)がまとめられています。
STEP1 日本人が知らない、英語がたどった複雑な歴史を知る
STEP2 英語は「文字」ではなく、「音」と「イメージ」から学ぶ
STEP3 語彙を飛躍的に増やす、日本人のために「1-3-5メソッド」
STEP4 英語の難所を乗り越える
STEP5 日本人のための、(パ)式・実践的英語上達法
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「gl-」の「音」で始まる単語には、「光る」イメージとニュアンスがある
◆75ページ~76ページ◆
glow(グロー:(動)柔らかく輝く)
gleam(グリーム:(動)光る、輝く、キラリと光る)
glitter(グリッター:(動)[物が光を反射して]ピカピカ光る)
glisten(グリスン:(動)[ぬれた表面が]きらめく、輝く)
glimmer(グリマー:(動)チラリラ光る、かすかに光る)
glare(グレア:(動)ギラギラ光る、目立つ)
glint(グリント:(動)キラッと光る/(名)閃光)
glimpse(グリンプス:(動)かすかな光を発する、チラッと見える)
glass(グラス:(名)ガラス、グラス)
glacier(グレイシャー:(名)氷河)
もちろん、英語には「gl-」で始まる単語はこれ以外にも何百とあり、「光」に関係しているのはそのごく一部ですが、これらの特別な「音の性質」を持つ単語を、この際ぜひ心に刻んでほしいと思います。
単語の「音」と「イメージ」をリンクさせる
頭の音をキーにイメージをリンクさせながら覚えていく方法は新鮮でした。
どんな「音」があるのだろうと意識しながら見ていくと、新しい発見がありそうで、辞書を眺めるのも楽しくなりそうです。
「1-3-5メソッド」(16)―名刺、形容詞を動詞に変える接尾辞 -ize
◆132ページ~137ページ◆
たとえば、real((名)現実/(形)現実の)という単語一つを知っていれば、realizable(リアライザブル:(形)実現[現実化]可能な)、unrealizable(アンリアライザブル:(形)実現不可能な)、realize(リアライズ:(動)実現する)、realization(リアライゼイション:(名)実現すること)、そしてrealizability(リアライザビリティ:(名)実現可能性)のように、あっという間に語彙が5つに増えるということです。
1-3-5メソッドで語彙を増やす
これは便利ですネ。
-ize:(動) …する
-ization:(名) …すること
-izability:(名) …可能性
-izable:(形) …可能な
un-izable:(形) …不可能な
このパターンで覚えていきます。
(パ)式・実践的英語上達法(10)―ネイティブが使うジェスチャーや身体言語を真似する
◆230ページ~232ページ◆
下に整理した(パ)方式の5つのステップをしっかりたどっていけば、この何億人もいる英語が流暢な非ネイティブスピーカーの輪に日本人も入れない理由など何一つありません。
(1)まず「音!」、次に「意味」を「イメージ」とリンクさせて覚える
(2)「1-3-5方式」で、できるだけ15,000語まで語彙を増やす
(3)自分と自分の文化に自信を持つ
(4)ネイティブのやる「非言語コミュニケーション」に慣れ、自分でも真似して使う
(5)「英語が流暢な役」を演じる。そなれば、いつかは実際にそうなれる
(パ)式の5つのステップで勉強する
まずはステップ1に取り組んでみます。
「音」に「イメージ」をリンクさせたDVD、どこかにないでしょうか?
おっさんの選択
本書から学んだ英語のポイントは以下の3点です。
1) 単語の「音」と「イメージ」をリンクさせること。
2) 1-3-5メソッドで語彙を増やすこと。
3) (パ)式の5つのステップで勉強すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。